ペドロ・アルモドバルが新作映画の台本Madres paralelas(直訳すると『似たもの同士の母親』)を脱稿し、10月に撮影を開始します。同じ日に出産して同じような生きかたをする二人の母親の物語。主演はペネロペ・クルス。舞台はマドリード。
今年の第21回ビエナル・デ・セビーリャは中止せず、作品の大半ををオープンスペースで上演する形で開催することが昨日発表されました。発表の行事そのものも記事の写真に見られるようにアルカサルの庭園で行われました。作品数も当初の70から51に減らし、初演は34作品。開催を願うアーティストたちの要望に応えるための窮余の策です。メイン会場は例年どおりロペ・デ・ベガ劇場とセントラル劇場ですが観客数を33%に減らします。ビアナル史上初めてカルトゥハ修道院と地中海三文化財団(La Fundación Tres Culturas del Mediterráneo)も会場として利用。その他の会場はサン・ルイス・デ・ロス・フランセセス教会、アルカサルの狩猟の中庭、そしてサン・ヘロニモ修道院。
永らく癌を患っていた女優のロサ・マリア・サルダが昨日永眠しました。享年78。1979年にリュイス・パスクアルが演出した『ロサとマリア』に主演して以来パスクアル演出作品にたびたび出演しました。ルイス・ガルシア・ベルランガいわく「スペイン最高の女優」。
今年のメリダ古典演劇祭は7月22日から8月23日まで開催されることが決まりました。上演作品は5つで、来週プログラムが発表されます。
エンニオ・モリコーネとジョン・ウィリアムズがアストゥリアス王女賞芸術部門を受賞しました。映画音楽の作曲家を評価するのは画期的です。
ビルバオのアリアガ劇場が今月17日に活動を再開します。7月23日まで19作品を上演。
今年のアルマグロ古典演劇祭は7月14日から26日まで開催されることになりました。期間は例年の半分ほどで、上演回数も7割減。20の劇団が参加し、その他5劇団が児童劇をオンラインで配信します。
今年のアストゥリアス王女賞協調部門に新型コロナウイルスと戦う最前線の医療従事者が選ばれました。
マドリードのカナル劇場(Teatros del Canal)が今月17日に再開する予定です。マドリードが近々休業要請などの緩和の段階を「フェーズ2」に進める見通しを受けてのこと。演目は5月21日と22日に公演を行う予定だったイスラエル・ガルバンの『恋は魔術師』(El amor brujo)。
マドリードの王立劇場が7月1日に再開します。演目は5月9日に初日を迎える予定だったヴェルディの『椿姫』。演奏者の人数が比較的少ない作品でありオーケストラボックスの広さも自在に調節できるので79人ほどの演奏者全員が参加できると見こまれ、吹奏楽器の演奏者には飛沫飛散予防のアクリル板の設置も検討中。観客の人数とすわりかたは検討中。おそらく最初は五百人程度とし、後に八百人に増やすようです。