昨日スペイン政府が2019年の芸術功労金牌受章者を発表しました。
- パティ・スミス (歌手)
- ロッシ・デ・パルマ (俳優)
- チェマ・マドス (写真家)
- アルベルト・ガルシア=アリ (写真家)
- マルティリオ (歌手)
- フリエタ・セラーノ (俳優)
- マリア・アンヘル・ケロル・フェルナンデス (歴史学者)
- マルティン・ベラサテギ (料理人)
- カルロス・フェラテール (建築家)
- ペドロ・サルメロン (建築家)
- カルロス・ルイス (考古学者)
- マリア・エウヘニア・アウベー (考古学者・歴史学舎)
- ピラール・パラソン (イベリア人友の会会長)
- ビクトル・モンヘ セラニート (ギタリスト・作曲家)
- マリア・バルガス (フラメンコ歌手)
- アルメリアのエル・タラント (ペーニャ・フラメンカ)
- グラナダのラ・プラテリーア (ペーニャ・フラメンカ)
- マヌエル・モレーノ・マヤ エル・ペレ (フラメンコ歌手)
- オマーラ・ポルトゥオンド (歌手)
- フアン・カレーテ (美術史家)
- マリア・ナサレット・パナデーロ (舞踊家・振付家)
- マリア・ベタニア (歌手)
- ジュゼップ・ポンス (音楽家)
- イサベル・ナティビダー・ガルシア (闘牛士衣裳仕立屋)
来年2月9日に開催される第92回アカデミー賞授賞式ではこれまで「外国語映画賞」と呼ばれていた部門の名称を「国際長編映画賞」に改めます。この部門の候補作の選定作業が進められておりますが、93作品の中からいわば準決勝にあたる10作品が発表され、ペドロ・アルモドバル監督の『ペイン・アンド・グローリー』(Dolor y gloria)が選ばれました。音楽を担当したアルベルト・イグレシアスも最優秀作曲賞の候補15人の1人に選ばれました。
国際映画賞のその他の候補作はポン・ジュノ監督の『パラサイト 半地下の家族』(韓国)、ラジ・リ監督の『レ・ミゼラブル』(フランス)、マティ・ディオップ監督の『アトランティックス』(セネガル)、カンテミール・バラゴフ監督の『ビーンポール』(ロシア)――余談ですが記事のBagalovは誤植で正しくはBalagov――、ヤン・コマサ監督の『聖体の祝日』(ポーランド)、ヴァーツラフ・マルホール監督の『ザ・ペインテッド・バード』(チェコ)、タマラ・コテフスカとリュボミル・ステファノフ共同監督のドキュメンタリー映画『ハニーランド』(マケドニア)、タネルトゥーム監督の『真実と正義』(エストニア)、バルナバーシュ・トート監督の『残った者たち』(ハンガリー)。最終候補の5作品は1月13日に発表予定。
ペドロ・アルモドバル監督の『ペイン・アンド・グローリー』で主人公のサルバドール・マリョを演じたアントニオ・バンデラスが第32回ヨーロッパ映画賞の最優秀ヨーロッパ男優賞を受賞しました。審査委員長はヴィム・ヴェンダース。最優秀作品賞はヨルゴス・ランティモス監督の『女王陛下のお気に入り』で、主演のオリヴィア・コールマンはアカデミー賞に続いて最優秀女優賞を受賞。
エル・パイスのカルチャーマガジン「バベリア」に84人の評者が選んだ今世紀の書籍ベスト100が発表されました。記事ではトップ21がコメントつきで紹介されています。
- ロベルト・ボラーニョ『2666』
- W・G・ゼーバルト『アウステルリッツ』
- アン・カーソン『夫の美しさ』
- マリオ・バルガス・リョサ『チボの狂宴』
- イアン・マキューアン『贖罪』
- エマニュエル・カレール『リモノフ』
- ハビエル・マリアス『明日のお前の顔』
- アドルフォ・ビオイ・カサレス『ボルヘス』
- J・M・クッツェー『サマータイム』
- ジョーン・ディディオン『悲しみにある者』
- カール・オーヴェ・クナウスゴール『わが闘争』
- コーマック・マッカーシー『ザ・ロード』
- ラファエル・チルベス『火葬場』
- ゼイディー・スミス『ホワイト・ティース』
- ルシア・ベルリン『掃除婦のための手引き書』
- ラウル・スリータ『スリータ』
- トニー・ジャット『ヨーロッパ戦後史』
- ハビエル・セルカス『サラミスの兵士たち』
- スヴェトラーナ・アレクシエーヴィッチ『死に魅入られた人びと―ソ連崩壊と自殺者の記録』
- マルジャン・サトラピ『ペルセポリス』
- エドマンド・ドゥ・ヴァール著『琥珀の眼の兎』