舞台通信

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2006年12月21日(木)

手話による演劇カフェ、マドリードにオープン  Hoy se inaugura en Madrid un café teatro atendido por personas sordas

今日19時、難聴者のための演劇カフェ「カフェ・デ・ロス・シグノス」 Café de los Signos がマドリードにオープンします。住所はサンタ・マリーア・デ・ラ・カベサ通り75番地。スタッフは全員聴覚障碍者。短い芝居や朗読、マジック、お笑いなどを手話で行うもの。ただし健常者にも楽しめるよう音声も伴います。難聴者による絵画や彫刻の展覧会、字幕スーパー付の映画上映などもあり、週に一度工芸品市が開かれます。

2006年12月19日(火)

地上デジタル、コンテンツの「貧しさ」に警鐘  La «pobre» oferta de la TDT perjudica el apagón analógico

日本の地上デジタル放送完全移行は2011年7月24日ですが、スペインは一年早い2010年4月3日から。現時点で地上カバー率は80.45%。世帯への浸透率は14.4%。10月末までに販売されたチューナーは260万台。「チャンネルは多いが見るに値するのは片手で数えられる」と、アンテナ3のジョルジョ・スバンパート。

映画アカデミー新会長に脚本家のゴンサレス=シンデ   La guionista González-Sinde presidirá la Academia de Cine

スペイン映画アカデミーの次期会長に脚本家のアンヘレス・ゴンサレス=シンデが選出されました。副会長は監督のエンリケ・ウルビスとマヌエル・ゴメス=ペレイラ。任期三年。

受諾演説でアンヘレスはアルモドバルやホセ・ルイス・ガルシなどアカデミーを脱会した会員に再入会を促し組織を盤石なものにするのが目標と発表。

アンヘレスは初代会長ホセ・マリーア・ゴンサレス=シンデの娘。1998年に『よい星』 La buena estrella でゴヤ賞脚本賞を獲得、2004年には監督作『眠っていた運』 La suerte dormida で二度目のゴヤ賞(最優秀新人監督賞)を受賞。

2006年12月15日(金)

リュイス・パスクアル、ヴェネツィア方言作品の演出に挑戦 Lluís Pasqual afronta alegre el reto de dirigir una obra en veneciano

来年はカルロ・ゴルドーニ生誕三百年。リュイス・パスクアルがヴェネツィアでゴルドーニの『骨董狂いの家族』を、ヴェネツィア方言で演出します。パスクアルがゴルドーニ作品を演出するのは1985年の『カーニバル最後の夜』に次いで二度目。

公演は来年七月、ヴェネツィア・ビエンナーレの国際演劇祭一環としてカルロ・ゴルドーニ劇場で、その後はバルセローナのグレック・フェスティバルで。