第7回舞台芸術マクス賞の候補作が出揃いました。
『自転車は夏のために』(フェルナンド・フェルナン=ゴメス作、ルイス・オルモス演出)がダントツの12部門でノミネート。
最優秀舞台作品賞、カスティーリャ語戯曲賞、音楽賞、演出賞(ルイス・オルモス)、舞台美術賞、衣裳賞、照明デザイン賞、主演女優賞(グロリア・ムニョス)、主演男優賞(ヘラルド・マリャ)、助演女優賞(ルシーア・キンターナ)、助演男優賞(ダビド・ロレンテ)、制作賞。
ほかにはブエロ・バリェーホの『ある階段の物語』、アレックス・リゴーラ演出『ジュリアス・シーザー』、トマティート音楽監督による『ロミオxジュリエット』。どちらも二部門なので、今年は『自転車~』でキマリです。
投票権を有するのは演劇やダンスの専門家1万4千人以上。
スペイン国営テレビ2チャンネル(TVE2)で実況生中継されます。演劇賞を生中継。いいなあ。
マドリードのエスパニョール劇場の新芸術監督、うわさどおりマリオ・ガスで決まりのようです。あす正式発表。
ヌリア・エスペルがマックス賞主演女優賞を獲った『マスター・クラス』の演出家。舞台の怪物の異名をとるヌリアは演出家としての彼を絶賛しています。前任のグスタボ・ペレス・プイグも異存なし。
ガスはマドリード市議会芸術委員会委員長アリシア・モレーノの友人。1月1日からポストが空いていたのは単に「官僚的問題」だったとか。