一昨日の世界演劇デーを記念してエル・パイス紙が行ったインタビュー記事。人生を変えた演劇作品を五人の演劇人に尋ねました。演出家で劇作家、俳優のミゲル・デル・アルコはリュイス・パスクアル演出、フィリップ・マーロウ&ブレヒトによる『イングランドのエドワード二世の生涯』が彼の人生を決定づけたそうです。初演は1983年11月29日。さもありなんと思います。というのもわたくしが演劇の虜になったのもパスクアル演出によるロルカ作『観客』だったからです。
一昨日の金曜日滞在先のメキシコで急逝したパコ・デ・ルシアの遺体が生地アルヘシラスに運ばれ、大勢の市民が最後の別れを告げました。遺体仮安置所が設置された市役所の入り口には「伝説と呼べるギタリストは二三人しかいないが、その頂点にパコ・デ・ルシアがいる」というキース・リチャードの言葉を記したメモを貼った人がいるそうです。棺を担いで運んだ人の中にはギタリストのトマティートがおり、ほかにもビセンテ・アミーゴやファルキート、ホセ・エル・フランセス、レメディオス・アマージャ、マシエル、闘牛士のルイス・デ・ミゲルなどが集まりました。本日午後1時半に市内の墓地に埋葬される予定です。