舞台通信

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2008年12月31日(水)

パトリシア・アリサ氏が行政審判か

コロンビアの劇団「テアトロ・ラ・カンデラリア」の共同創立者で、今年の10月から11月にかけて来日しワークショップと講演会を全国で行ったパトリシア・アリサ氏が、コロンビア警察当局の迫害を受けている模様です。

わたくしはきのうプエルトリコの劇作家ロベルト・ラモス=ペレア氏にメールで教わったのですが、コロンビア警察当局が彼女を「ナダイスト」「ヒッピー」「ゲリラ支援者」と決めつけ(ナダイスム nadaísmo とはダダイスムとニヒリズムに発するコロンビアの文芸運動)、アリサ氏が会長を務めるコロンビア演劇協会の郵便は封鎖され、そのかわり脅迫状が届いているとか。

彼女を知る大勢の演劇関係者が署名を集めています。わたくしも署名しました。コロンビア警察と政府に提出する予定です。

事件の詳細がネットではつかめず、隔靴掻痒の感がありますが、とにかく無事であるよう祈るばかりです。