舞台通信

 help

2016年5月12日(木)

アストゥリアス王女賞芸術賞にヌリア・エスペル
Nuria Espert: «Sigo activa por amor a lo que hago»

1935年6月11日カタルーニャのロスピタレット・ダ・リュブラガット生まれ。〈舞台の怪物〉と呼ぶにふさわしい女優であると同時に映画俳優でもあり舞台演出家でもあるエスペルはスペイン随一の演劇人。「とても幸せです、とても興奮しました。ウディ・アレンやコッポラ、素晴らしいオペラ歌手や彫刻家など、今までに受賞した人たちのことを思い出しました」「この賞では演劇は半ば忘れられたジャンルで、フェルナンド・フェルナン・ゴメスが受賞したときも俳優としてではなく作家としてでした」。俳優の受賞はエスペルとピラール・ミロが審査員をつとめた年のヴィットリオ・ガスマンただひとりで、「それ以来俳優の受賞はありませんでした。私がたまたま巡り合わせた。嬉しいわ、特に私よりもふさわい人が今後受賞する扉を開けるから」。おめでとう、ヌリア。そして、ありがとう!