舞台通信  noticias de índole cultural, sobre todo de teatro, cine y literatura

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2005年6月30日(木)

メリダ国際古典演劇祭開幕 Arranca la 51 edición del Festival de Teatro Clásico de Mérida

オープニングはラ・フーラ・デル・バウスの『色光オルガン:プロメテウス神話に基づく劇コンサート』。

モチーフはロシアの作曲家アレクサンドル・スクリャービンの管弦楽『プロメテウス(火の詩)』で、大型ビデオスクリーンや花火や炎や交響楽団の生演奏でありフーラ・デル・バウス風一大スペクタクルにしたもの。

でっかい人形の画面で動画が観られます。身長10メートル。ちゃんと歩いてます。

2005年6月27日(月)

サダム・フセインの最新戯曲、出版禁止 Deniegan autorización para publicar última obra teatro de Sadam

サダム・フセインが失脚寸前に執筆したと思われる戯曲の印刷をヨルダン当局が禁止したというニュース。

政府寄りの新聞アル・ライ紙によると題名は『出て行け、この野郎』で、印刷出版局の許可が下りなかったとのこと。一方アルアラブ・アルヤウム紙はフセインの長女でラマン在住のラグハドから「原稿の正式なコピー」を渡されたそうです。家族はこの作品をアラブ諸国のみならず非アラブ諸国でも、さらに数ヶ国語に本屋して出版したいのだそうです。

2005年6月26日(日)

中南米の劇団、さまざまな『ドン・キホーテ』を上演 Compañías de teatro latinoamericanas ofrecen visión del Quijote

6月22日からマドリードとアルカラ・デ・エナーレスで開催中の中南米演劇祭。招聘されたのはミロン・クバーノ(キューバの野次馬/キューバ)、テアトロ・ヌークレオ(核劇場/アルゼンチン=イタリア)、マラジェルバ(雑草/エクアドル)、ルベン・パグーラ(コスタリカ)、ペロ・テアトロ(犬劇場/メキシコ)、ピア・フラウス(ブラジル)、チャピート座(ポルトガル)、ラ・カンデラリア(聖燭節劇場/コロンビア)。

オープニングはミロン・クバーノの『カリブ海のとある島におけるドン・キホーテの奇妙な時代錯誤の冒険とその他知ったり上演したりして損はない出来事について』。

13ヶ国参加、第20回カディス中南米演劇祭 13 Países participarán XX edición Festival Iberoamericano Cádiz

10月18日から29日まで開催される第20回カディス中南米演劇祭。中南米から32劇団、スペインは14劇団参加。

記者会見でカデス市長テオフィラ・マルティネスはアルゼンチンの俳優エクトール・アルテリオにアタウアルパ・シオッポ賞を授賞すると発表。同じくアルゼンチンの女優ノルマ・レアンドロへのオマージュ企画も。

招聘劇団はエメ・プロドゥクシオネス、ロス・タンゴルディートス(ともにアルゼンチン)、静岡のシアターオリンピックに参加したマクナイマ(ブラジル)、一昨年日本でワークショップを開催したテアトロ・デ・ロス・アンデス(ボリビア)、ラ・カンデラリア劇場(=聖燭節劇場、コロンビア)、キューバ国立劇場、マラ・ジェルバ(=雑草、エクアドル)、テアトロ・アバンテ(米国)、ジュジャスカニ(ペルー)、モンテビデオ円形劇場(ウルグアイ)。そのほかコスタリカとチリからも参加。

アルモドバルの新作『帰還』今夏撮影 La próxima película de Almodóvar, 'Volver', se rodará durante el verano

アルモドバルの16作目になる新作は『帰還』 Volver。7月18日撮影開始。ロケ地はマドリードのサン・ブラス地区とラ・マンチャ。カルメン・マウラの母とペネロペ・クルスの娘が主人公。ほかにローラ・ドゥエニャス、チュス・ランプレアーベ(ブラボー!)、ブランカ・ポルティーリョ、ウナクス・ウガルデなど。アルモドバルの故郷ラ・マンチャ地方独特の〈死者との付き合い方〉がテーマ。

アメナーバル、米映画芸術科学アカデミー会員へ Amenábar invitado a ser miembro de la Academia de Cine de Hollywood

アメリカの映画芸術科学アカデミーにも押し寄せる高齢化の波。>引退者や物故者の穴を埋めるべく、「会員にならないか」と若い才能に声がかかっています。

スペイン語圏からは『海に飛ぶ夢』で今年の外国語映画賞を受賞したスペインのアレハンドロ・アメナーバル。『モーターサイクル・ダイアリー』のガエル・ガルシーア・ベルナルはメキシコ。『そして、ひと粒のひかり』で主演女優賞にノミネートされたコロンビア人女優カタリーナ・サンディーノ・モレーノ。

その他『レイ』で主演男優賞を獲得したジェイミー・フォックス、『クローサー』で同賞ノミネートのクライヴ・オーウェン、『ヴェラ・ドレイク』で主演女優賞にノミネートされたイメルダ・スタウントン(記事には Stauton とありますが正しくは Staunton )、『ホテル・ルワンダ』で助演女優賞ノミネートのソフィー・オコネドー。

2005年6月24日(金)

演劇とミュージカル動員増、CD売上減 スペイン Teatro y musicales ganan público mientras la venta de discos se desploma en España

英国製ミュージカル『キャバレー』や北米製CGアニメ『シュレック2』が席捲、ライブで楽しむエンターテインメントに人が集まり、CD・レコード売上は激減―――。スペイン作家編集者協会がまとめた『舞台・音楽・視聴覚芸術年鑑』2004年度版の骨子です。

600ページにわたる文化と娯楽の統計。舞台芸術(演劇・舞踊・オペラ)と音楽(クラシック・現代・CDなどの録音)、映画、テレビ、ビデオ、ラジオ、新技術に分類。新技術とは違法コピーのDVDやCDのこと。

舞台芸術は観客動員数が2003年度比で7,1%アップ、売上も1億7530万ユーロから1億8310万ユーロに。

公演数は5万9415回で稼ぎ頭は『キャバレー』『キャッツ』『オペラ座の怪人』などの英国産ミュージカルのスペイン語版とシルク・ドゥ・ソレイユの『ドラリオン』や『サルティンバンコ』。ヒホン公演だったサルティンバンコは例外で残り四作はマドリード公演。五作の総売上は3225万ユーロ。スペインの演劇界全体の売上の四分の一を占めています。日本も劇団四季に『アレグリア』ですから、いずこも同じ、という感じです。

舞踊は公演数観客動員数ともに伸びたものの売上は減、2003年にサラ・バラスが『マリアーナ・ピネーダ』で荒稼ぎした反動だと年鑑は分析しています。

クラシック音楽はコンサート数も動員数も5%増。ただしコンサート全体の四分の三は無料でした。交響楽団のコンサートは86.2%が有料。痛手を負ったのは室内楽。聴衆も演奏会も減りました。ポプラー部門ではポール・マッカートニーやメタリカ、フィル・コリンズ、エリック・クラプトンなどのコンサートが席捲、CDなどの録音媒体は痛手を追いました。

違法コピーについて、スペインでいちばん海賊版が売れているのはグラナダで33%、次いでセビーリャが32%、マドリードが25.2%だそうです。

2005年6月10日(金)

コロン劇場職員 2,400ドル提示額に500ドル上乗せ要求 Los empleados del Colón cobran $2.400 y pretenden 500 más

賃金ベースアップを求めて72時間ストライキを行ったブエノスアイレスのコロン劇場。ブエノスアイレス市役所のグスタボ・ロペス文化課長がラディオ10に出演、初任給2,000ドル、平均給与2,400ドル、最大3,100ペソを提示。上演プログラム再編成で公演中止が余儀なくされる場合でも劇場閉鎖はしないと確約。

市は200ドルのベースアップを提示していたが組合側は拒否、500ドルを要求していた。

2005年6月7日(火)

メキシコ人女優、初のトニー賞 Gana actriz mexicana `Tony`, Oscar del teatro

『モンティ・パイソン・スパマロット』 Monty Python Spamalot で第59回トニー賞の最優秀助演女優賞を受賞したサラ・ラミレス。メキシコ人初の快挙。

註: 記事には Monty Python Spamalot とありますが正しくは Monty Python's Spamalot)

モンティ・パイソンで獲ったのが嬉しい。元ネタは映画『モンティ・パイソン 人生狂騒曲』。観てない人は観ましょう。DVD出てます。

タイトルの Spamalot は spam-a-lot 。嫌がらせメールの「スパム」、これ、モンティ・パイソンのコントに由来します。どのコントかというと……DVD観て下さい。BBC放送全作品売ってます。

ラクエル・ウェルチ「映画の地アルメリーア賞」受賞 Raquel Welch recibe el premio "Almeria, tierra de cine"

アルメリーアで開催された映画祭で、アルメリーアを世界に知らしめた功績を讃えてラクエル・ウェルチに「映画の地アルメリーア賞」を授けました。5月31日、セルバンテス劇場。

ラクエル・ウェルチはスペインと浅からぬ縁があります。

この記事では詳しく触れていませんが、カリフォルニア生まれの彼女、父親はボリビア人です。本名はラケル・テハーダ Raquel Tejada。1968年から70年代初頭にかけて出演した西部劇はタベルナス砂漠でロケ。バート・レイノルズ、ジム・ブラウンと共演した『100挺のライフル』、アーネスト・ボーグナイン共演の『女ガンマン・皆殺しのメロディ』(日本未公開)など。

わたしは『ミクロの決死圏』でイチコロになりました。