2006年に閉鎖されたバルセロナ最古の劇場、プリンシパル劇場がカフェ・テアトロとしてリニューアル・オープンしました。正面ファサードはまだ改築工事中のため布で覆われています。設立は16世紀初頭で、サン・パウ病院の運営費捻出のために建てられました。今月6日、7年ぶりに活動を再開。11月1日に正式にオープンします。
キャパ約600人の大劇場とキャパ約300人のラティーノ劇場(かつての成人向け映画館)から成り、大劇場ではミュージカルやコンサートを行い、ラティーノ劇場では午前中にドキュメンタリー映画や短編映画を上映し、夜は演劇やライブを行います。芸術監督は俳優のトニ・アルバ。劇場のオーナーはバラニャー・グループ。
毎年秋の恒例行事、アストゥリアス皇太子賞の授与式が本日オビエドのカンポアモール劇場で行われます。芸術賞に映画監督で劇作家のミヒャエル・ハネケ、文学賞はアントニオ・ムニョス・モリーナ。
ガリシアを舞台にした映画の上映会がセルバンテス文化センター東京において開催中です。期間は10月5日から12月20日まで。作品は以下の六作品。
日にち | タイトル | 監督 |
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10月5日 | 海を飛ぶ夢 | アレハンドロ・アメナーバル |
10月12日 | 蝶の舌 | ホセ・ルイス・クエルダ |
10月19日 | ガリシアの獣/ロマサンタ | パコ・プラサ |
10月25日 | 海を飛ぶ夢 | アレハンドロ・アメナーバル |
11月23日 | 星の旅人たち | エミリオ・エステベス |
12月20日 | 使徒 | フェルナンド・コルティソ |
スケジュールの詳細はセルバンテス文化センター東京のサイトをご覧下さい。
演劇界や舞台関係者のあいだに広まっている迷信に関するABC紙の記事というかコラムです。
ニューヨーク市民が気軽に楽しめるオペラを提供してきたニューヨーク・シティ・オペラが財政難のため破産申請を行いました。ここはプラシド・ドミンゴがオペラ歌手としてデビューした歌劇場です。1966年2月、アルゼンチンの作曲家アルベルト・ジナステラによる歌劇『ドン・ロドリーゴ』で主人公の西ゴート族の王を演じました。歌劇団が結成されたのは1943年。翌年2月21日にオープニング作品としてプッチーニの『トスカ』を上演。当時の入場料は75セントでした。
マドリードで字幕スーパー版の良質な映画を上映してきたクアトロ・カミーノスのルノワール座が9月30日に閉館しました。開館は1986年。市内に残るルノワール座はプリンセサ通りとスペイン広場、レティーロの三ヶ所に。60年代に15軒の映画館があったテトゥアン地区は映画館が一軒もなくなってしまいました。作家主体の作品を主に扱い、ルノワール座の経営母体でもあった配給会社 Alta Films が5月に倒産したのが原因。午後10時45分の最終回に上映された作品はイタリアのガブリエレ・ムッチーノ監督作『最後のキス』でした。