舞台通信  noticias de índole cultural, sobre todo de teatro, cine y literatura

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2006年5月29日(月)

『ボルベール』6人が主演女優賞 カンヌ映画祭  Las seis actrices de 'Volver', premiadas en el Festival de Cannes

アルモドバル、またしてもパルム・ドールを逃しました。でも監督賞と、主演女優6人全員が主演女優賞でダブル受賞。写真にはカルメン・マウラにペネロペ・クルス、ヨアナ・コボ、ローラ・ドゥエニャスが写っていますが、わたしの大好きなチュス・ランプレアーベがいない。残念ながら欠席だったそうです。でも、おめでとう、チュス!プレゼンターは『髪結いの亭主』のジャン・ロシュフォール。

最優秀監督賞にゴンサレス・イニャリトゥ、カンヌ映画祭  González Iñárritu es el Mejor Director de Cannes

メキシコのアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥが最優秀監督賞を受賞。ガエル・ガルシーア・ベルナルに付き添われて受け取りました。賞を渡したティム・バートンは学生映画部門の審査員。

「僕にとっては想像もつかない夢。身に余る光栄です。ありがとう。子どもたちは絶対信じてくれないと思う。僕自身信じられない」

主演の一人ブラッド・ピットは前日に妻のアンジェリーナ・ジョリーがナミビアで女児を産んだばかり。脚本家のギジェルモ・アリアーガはイニャリトゥとの「意見の相違」により授賞式には欠席と記事にあります。

どうでもいいことですが、記事にサミュエル・L・ジャクソンと並んで「俳優ティム・バートン」とあるのはティム・ロスの誤り。

2006年5月28日(日)

ポニアトウスカ、アストゥリアス皇太子賞候補に Aseguran que Poniatowska está nominada a Príncipe de Asturias

アストゥリアス皇太子賞文学賞の候補者が発表されました。エレーナ・ポニアトウスカ(メキシコ)、アモス・オズ(イスラエル)、イスマイル・カダレ(アルバニア)、マーガレット・アトウッド(米国)、アルンダティ・ロイ(インド)――記事の Arunthati は Arundhati の誤り――など、18ヶ国、合計26人。来週の火曜と水曜に審査委員会があり、水曜の昼に結果発表。審査委員は文芸評論家のアンドレス・アモロース、日刊紙『ラ・ラソン』編集長のルイス・マリーア・アンソン、書籍図書館局長ロヘリオ・ブランコ、王立言語アカデミー会長ビクトル・ガルシーア・デ・ラ・コンチャなど。賞金は五万ユーロ(約716万円)とジュアン・ミロ制作の彫刻。メキシコの新聞なので見出しがポニアトウスカになっています。

アストゥリアス皇太子賞は全部で八部門。芸術、文学、科学技術、コミュニケーションと人文学、スポーツ、社会科学、平和賞、国際協力。今年は今のところ今月4日にビル・ゲイツとメリンダ・ゲイツ夫妻が国際協力賞を受賞したほか、10日にナショナル・ジオグラフィック社がコミュニケーションと人文学賞、17日にペドロ・アルモドバルが芸術賞、24日にスペイン人物理学者フアン・イグナシオ・シラクが科学技術賞を受賞。

2006年5月26日(金)

三百人以上が閉鎖に抗議 アルベニス劇場  Más de 300 personas se manifiestan contra cierre Teatro Albéniz

閉鎖が懸念されるアルベニス劇場。「アルベニス劇場友の会」の呼びかけに応えて、三百人を超える人々が劇場前に集まりデモを行いました。女優のコンチャ・ベラスコやローレス・レオン、ロッシー・デ・パルマ、ヌリア・エスペル、ピラール・バルデム、俳優のペポン・ニエト、フアン・ディエゴ・ボット、ペペ・サンチョ、ニコラス・ドゥエニャス、映画監督ヘラルド・ベラなど舞台関係者も多数参加。マドリード市とマドリード州政府に劇場を買い取るよう訴えました。現在の所有者は商業施設にするつもりのようです。

政界からはマドリード市議会議員で統一左派連合(IU)代表のイネス・サバネースと社会労働党(PSOE)代表のトリニダー・ヒメネスが参加、ヒメネス議員が文化相とマドリード市、マドリード州に劇場の買取りを要求しました。

「アルベニス劇場友の会」は6月5日午後7時にふたたび劇場前でデモを行う予定。市民の参加と署名を求めています。「友の会」が結成されたのは先週で、一週間で千人を超す市民の署名が集まりました。署名や抗議の手紙を書いてくれた人のなかにはロサ・レガス(作家)やフェルナンド・トゥルエバ(映画監督)、グラン・ワイオミング(ミュージシャン)、フロタッツ(劇団)、アルベルト・ブアデーリャ(演出家)、コンチャ・ベラスコ、ピ・デ・ラ・セーラ(シンガー・ソングライター)、フランシスコ・ニエバ(劇作家)、ラモンシン(歌手)、フェルナンド・フェルナン=ゴメス(俳優・劇作家)もいます。

抗議運動の詳細については専用サイト teatroalbeniz.blogspot.com で。

2006年5月22日(月)

反チャベス・クーデター、オリバー・ストーンが映画化へ  Oliver Stone rodará película sobre golpe contra Chávez

2002年に勃発した反ウーゴ・チャベス大統領クーデターをオリバー・ストーンが映画化すると大統領みずから発表。「撮影許可を求められたので許可した」と、ラジオとテレビの番組「こんにちは大統領」で明らかにしました。開催中のカンヌでも宣伝される予定。

番組でチャベス大統領は、オリバー・ストーンの狙いはクーデターが「アメリカ合衆国によって組織された」ことを示すことにあると述べ、、ワシントンの「帝国主義的」な政府に対するアメリカ国民の反発のあらわれだと受け取った。

チャベス大統領は2002年4月11日、殺戮に発展したクーデターにより政権の座を追われ、48時間後に大統領支持派の軍部によってふたたび大統領職に復帰。2003年にはアイルランドのグループがドキュメンタリー映画『革命は伝わらない』を撮影している。

2006年5月20日(土)

アルベニス劇場を守れ  En defensa del Teatro Albéniz

マドリードのアルベニス劇場が閉鎖されるかも知れないという噂があり、閉鎖に反対する同劇場の元芸術監督アレサ・ビコの娘、エバ・アラドロ=ビコがブログを開設、たちまち映画監督のフェルナンド・トゥルエバや歌手のグラン・ワイオミングなどの有名人を含む大勢の人が「文化財産を守ろう」と支持の書き込みをしている、というニュース。

ブログのアドレスは http://teatroalbeniz.blogspot.com/

ルクレシア・マルテル監督、カンヌ審査員  Lucrecia Martel habló sobre su tarea en Cannes

今年のカンヌ映画祭、審査員にアルゼンチンのルクレシア・マルテル監督が名を連ねています。カンヌでの受賞経験はありませんが、2004年に『聖なる少女』 Laniña santa をコンペ部門に出品しました。 今回の審査委員会はヘレナ・ボナム=カーターにモニカ・ベルッチ、サミュエル・L・ジャクソン、ティム・ロス、チャン・ツィイーと、俳優が多いのが特徴。監督ではパトリス・ルコントとパレスチナのエリア・スレイマン。審査委員長はウォン・カーウァイ監督。

2006年5月18日(木)

ガルシ監督、『日曜の光』九月に撮影開始  Garci comenzará el rodaje de su ´Luz de domingo´ en septiembre

ホセ・ルイス・ガルシ監督の新作『日曜の光』 Luz de domingo 、9月27日に撮影開始と監督みずから発表。アカデミー賞外国語映画賞に輝いた『黄昏の恋』 Volver a empezar の撮影開始からちょうど25年目にあたり、験を担いだようです。

ロケ地は調査中で、大部分はヒホンの植物園で撮影の予定。そのほかオビエド、アビレス、リャネス、カソなども候補ですが、「どこもまだまだはっきりとは決めていない」とのこと。

2006年5月17日(水)

アストゥリアス皇太子賞、最有力候補はアルモドバル  Pedro Almodóvar, favorito al premio de las Artes

オビエドできょう発表される今年のアストゥリアス皇太子賞。最有力候補は最新作『ボルベール』 Volver が公開中の映画監督ペドロ・アルモドバル。そのほか作曲家アンドリュー・ロイド・ウェーバーやバイオリニストのアンネ=ソフィー・ムター、建築家の安藤忠雄など、候補者は計44人。委員長は元運輸交通大臣のヘセ・リャドー・フェルナンデス=ウルティア。

アストゥリアス皇太子賞は全部で八部門あり、なかでも芸術部門は毎回もっとも議論を集めます。アルモドバルは当初から最有力候補であるものの、全開一致というわけではなく、アンネ=ソフィー・ムターや指揮者のクラウディオ・アバドの名も挙がっています。審査委員でアルモドバルを推挙しているのが同じくオスカー受賞映画監督であるホセ・ルイス・ガルシ。アルモドバルの受賞が決まれば、映画監督としてはルイス・ガルシーア・ベルランガ(1986年)とウディ・アレン(2002年)に次いで三人目。もっと広く映画界ということでいえばフェルナンド・フェルナン=ゴメス(1995年)とヴィットリオ・ガスマン(1997年)もいます。

記事の三段落目と四段落目はアルモドバルの略歴。

選考委員は上述のほか、ホセ・ルイス・アルバレス(ティッセン・クルップ・グループ会長)、フェルナンド・アルヘンタ(音楽プロデューサー)、フアン・クルス(ジャーナリスト)、フェルナンド・デルガード(ジャーナリスト)、イサベル・ファラベーリャ(音楽青年会会長)、ホルヘ・フェルナンデス・ブスティーリョ(オビエド市社会主義連盟スポークスマン)、ギリェルモ・ガルシーア=アルカルデ(評論家)、ジョルディ・ガルシーア・カンダウ(カスティーリャ・テレビ・ラジオ公共団体会長)、ロシーナ・ゴメス=バエサ(現代美術国際見本市ディレクター)、ルイス・エルナンド(ソフィア王妃協会会長)、カルロス・マデーラ(アストゥリアス公国渉外部部長)、ミゲル・ムニス(レアル劇場総支配人)、ベニグノ・ペンダース(コンプルテンセ大学政治学教授)、フアン・ラモン・ペレス(オビエド大学教授)、ロドリーゴ・ウリーア・メルエンダノ(プラド美術館財団副会長)、アメリア・バルカルセル(哲学者)、ホセ・ベラスコ(テレビ・映画製作者)とホセ・アントニオ・カイコーヤ(オビエド公証人学校校長)。

賞金は五万ユーロ(約706万円)と副賞はジュアン・ミロの彫刻。

「ある視点」部門、スペイン語圏映画に注目  Cine hispano atrae la atención de Una Cierta Mirada

きょう開幕のカンヌ映画祭。コンペ部門に出品される作品の四分の一がスペイン語圏の映画。そのほかの部門にも少なからぬ作品が参加。

「ある視点」部門のオープニングを飾るのは二十人の監督のオムニバス作品『パリ、愛してる』。スペインのイザベル・クシェット、メキシコのアルフォンソ・キュアロン、ブラジルのウォルター・サラスが参加。俳優もスペインのレオノール・ワトリングやハビエル・カマラ、コロンビアの女優カタリーナ・サンディーノなどが出演。

続いて「ある部門」で上映されるのがパス・エンシーナ監督の『パラグアイのロッキングチェア』 Hamaca paraguaya 。パラグアイの長編映画がカンヌに出品されるのは今回が初めて。主演はヘオルヒーナ・ヘネスとラモン・デル・リオ。言語はパラグアイの公用語の一つ、グアラニー語。同部門ではメキシコのフランシス・バルガス監督作品、片腕のバイオリニストを描く『バイオリン』もグランプリを狙います。メキシコ映画は「国際批評家週間」にもヘラルド・ナランホ監督の『DRAMA/MEX』が出品されます。

スペインからはフランコ体制下で最後に処刑された政治家サルバドール・プーチ・アンティクを描くマヌエル・ウエルガ監督の『サルバドール』 Salvador が「ある視点」部門に出品。主演は『グッバイ、レーニン!』のダニエル・ブリュール。共演はトリスタン・ウリョア、レオノール・ワトリング、レオナルド・スバラグリア。同じくスペインから出品されるアルベール・セラ監督『騎士道の名誉』 Honor de Caballería はドン・キホーテがモチーフ。

アルゼンチンはリサンドロ・アロンソ監督が2001年の『自由』 La Libertad 、2004年の『死者たち』 Los muertos に続いて最新作『亡霊』 Fantasma で参加。「世界中の映画」部門ではベネズエラとチリの作品が紹介され、チリのアレハンドロ・ホドロフスキー監督の『エル・トポ』 El topo (1970年)と『ホーリー・マウンテン』の二本が特別上演されるのですが――ここでなぜか記事は途切れています。

『コレラの時代の愛』コロンビアでロケ  En Colombia se grabará para el cine "El amor en los tiempos del Cólera"

映画化されるガルシア・マルケス原作の『コレラの時代の愛』。八月に撮影開始。ロケ地はコロンビアのバランキージャ、カルタヘナとモンポクス。 製作は米ストーン・ヴィレッジ・ピクチャーズで予算四千万ドル。うち千五百万ドルがホテル代や交通費などでコロンビアに落ちるそうです。

2006年5月14日(日)

オペラ版『ペドロ・パラモ』、マドリードで世界初演   Se realizó en Madrid el estreno mundial de la ópera de Julio Estrada

マドリードのエスパニョール劇場で12日、メキシコの音楽家フリオ・エストラーダの新作オペラ『荒野のざわめき』 Murmullos del páramo が世界初演されました。原作はフアン・ルルフォの小説『ペドロ・パラモ』。

人間の声や鐘、雅楽の笙などを使い、舞踏の室伏鴻――記事にある Muroboshi は Morobushi の誤り――をはじめとする俳優は未来派的な衣裳を身につけ舞踏のようにゆっくりと動く。全員が舞台に登場したところで小説『ペドロ・パラモ』の断片がハリスコ州の農民のアクセントで語られる。

二部構成で、第一部にはスペインのソプラノ歌手ファティマ・ミランダ扮するドロリータスが登場、語り手の役目を果たすそうです。彼女ののうめき声や嘆きにステファノ・スコダニッビオのコントラバスやマイク・スヴォボダのトロンボーンがかきならすノイズがかぶさり、バレンシア出身のノイズ・ポップ・アーティスト、リョレンス・バルベルのノイズが加わる。第一部の山場はコマラの農夫が「死者の叫びを聞いたことがあるか?」と大声で訊ねる場面。声と楽器のうめき声がピークに達し、一瞬の沈黙のあと、「俺はざわめきに殺された」とぽつりと言い、小説にも登場する民謡を歌いながらチャベラ・バルガスが登場。

第二部はスサーナ・サン・フアン――ペドロ・パラモ最後の妻――と題し、演じるはドイツ人ソプラノ歌手サラ・マリア・サン。彼女が登場すると同時に宵闇の空からベッドが降りてきて、鐘の音に犬や鶏の鳴き声が響き渡る。ラストはスクリーンに「錆びて回る大地の蝶番」の文字が現れたそうです。

客席には招待客のなかにアルモドバルもいたそうです。

ルビッチ特集 サン・セバスティアン映画祭  El Festival de Cine de San Sebastián rendirá homenaje a Ernst Lubitsch

9月21日から30日まで開催される第54回サン・セバスティアン映画祭。今年のポスターはオーソン・ウェルズ『上海から来た女』ラストの有名な鏡のシーンを援用、マリサ・パレーデスがリタ・ワイワースに扮しています。

今年の目玉企画は二つ。一つはルビッチ回顧展。タイトルは紹介されていませんが、未公開フィルムが上映されるそうです。

もう一つのテーマは「移民」。
ヤン・トロエル監督――記事には Troel とありますが正しくは Troell――の『移民たち』と『Nybyggarna』 La buena tierra 、エリア・カザン監督『アメリカ、アメリカ』、1990年金の貝殻賞受賞作、モンチョ・アルメンダリス監督『アロウの手紙』 Las cartas de Alou 、ビレ・アウグスト監督『ペレ』など、三十作品を上映。

2006年5月13日(土)

「脚本は今も昔も映画の基本」エリセ  «El guión sigue siendo el protocolo fundamental en un proyecto de cine»

アルモドバル同様、ビクトル・エリセも脚本の重要性を説いています。

アリカンテの地中海信用金庫文化センターで月曜から行ってきたワークショップが最終日を迎え、エリセにしては珍しくマスコミのインタビューに応じました。

映画の基本は脚本なのに今の映画界は脚本の「職人技と知恵」を失ってしまったとエリセは嘆きます。とはいえエリセ自身は「脚本だけに縛られる監督ではない。それは映画作りを産業とみなすやり方で、私はどちらかといえばがっしりした脚本の構造よりもっと緩いコルセットを好む」「撮影中の自由が得られるなら予算が少ないプロジェクトで仕事をする方がいい」。

近年のエリセが仕事をする際の決め手になるのは自由がどれだけ保証されるかで、文化センターや美術館などで上演されるフィルムが多くなっている。フィールドはあくまでも一般の映画館としながらも、「こうした新しい上映場所では製作費を返済しなければならないというプロデューサーの義務がない」ところがいいのだそうです。

これらの新作のなかには、アッバス・キアロスタミと共同製作した『撮影された手紙』 Cartas filmadas があり、さらにエリセが七歳のときに初めて映画を観てこの世界の虜になったきっかけを語る中編映画『赤い死』 La morte rouge は2007年にパリのポンピドゥーセンターで公開予定。

映画界の危機については、DVDの出現により観客がますます家に閉じこもって作品を鑑賞するようになったことを指摘。さらにテレビの影響力も大きく、あらかじめテレビ局と放映権の交渉をせずに作品を撮るのは「リスクが大きい」。

エリセのワークショップはきょう12日が最終日。参加者16名がオリジナルの脚本もしくはエドガー・アラン・ポーの『楕円形の肖像』をもとにドキュメンタリーや短編の演出法を学びました。

「映画の創造性は危機的」アルモドバル  Almodóvar advierte: crisis de creatividad

新作『ボルベール』 Volver で第59回カンヌ映画祭のコンペ部門に参加するアルモドバルが仏ヌーヴェル・オプセルヴァトゥール誌に応じたインタビュー記事です。。内容をひとことでいえば「脚本がないがしろにされ、映画の創造性が危機に瀕している」というもの。

「スペインでもアメリカでもいつからか映画の創造性は危殆に瀕している、まちがいなく映画史上最悪の危機だ」「かなり逆説的だね、技術的な進歩はものすごいんだから」。ここ数年のオスカー受賞作品は「信じられないくらい低レベル。いい俳優はいるけれど」。

脚本に手間暇をかけないのは「どうしてなのか、理解できない」「『ボルベール』の脚本は二十回くらい書き直した」「脚本は映画の土台なのに、しっかりした土台のない作品に巨額を投じるのは無分別だ。スターを揃えて特殊効果さえあればいいと言っているようなもの」。『世界戦争』の脚本などは「僕の目にはとてもプロデューサーに渡すことなんかできない代物。ひとつのアイデアしかなくて、それが何度も何度もくりかえされる。あとは何の努力もいらない」

2006年5月11日(木)

古代ローマ劇場の遺跡発見 ウエスカ  Hallados restos del teatro romano

スペインのウエスカ市旧市街で古代ローマ劇場の遺跡が発見されたというニュースです。

一週間前、民間の不動産会社がカネーリャス通りに所有する建物の200~300平米の中庭で、古代ローマ劇場の階段席上部と舞台袖にあたる部分が見つかりました。專門家によると一世紀前半、ティベリウス皇帝あるいはネロ皇帝時代のもの。アラゴン州政府文化遺産部のハイメ・ビセンテ部長の話では、形態と時代からみてサラゴサの劇場に似ているものの、サラゴサではコンクリート部分しか保存されていないのに対して「今回は切り石建築、それも素晴らしい切り石がいくつか見つかり、保存状態も悪くない」とのこと。

劇場があった場所はカネーリャス通りとペリグロス通り、モネーダ広場からパルマ通りとコソ・バホ通りにまたがる範囲だったと推察されます。ウエスカにローマ劇場があったことは記録に残っていますが場所が特定できたのは今回が初めてで、アラゴン州ではサラゴサとビルビリスに次いで三番目のローマ劇場になります。