ベネズエラのカロニー通信の記事。
ベネズエラから参加するテアトレラ劇団『蛸の庭』 Jardín de pulpos と 『カインのマンゴー』 Los mangos de Caín 。
『カインのマンゴー』はキューバの演出家・演出家アベラルド・エストリーノの処女作(1965年)。
実行委員会によると、今回はキューバ演劇改革70周年とアベラルド・エストリーノ生誕80年の記念の回でもあるとのこと。
演劇改革の発端、キューバの演劇が〈現代〉に向かって開かれたきっかけは1935年にハバナで上演されたニコラス・エヴレイノフ作『死』と、大聖堂広場で上演されたロペ・デ・ベガ作『フエンテ・オベフーナ』。
演劇祭の目玉のひとつとして挙げられているのがチリのアリバロ・ソラールのひとり舞台『イベリクス:すべての道がローマに通ずるわけではない』 Ibericus: no todos los caminos llevan a Roma。ハバナでも人気がある俳優で、前回は『フアン・パダン』 Juan Padan を上演。
アルゼンチンからはガルシエラ・ドゥファウのひとり舞台と劇団ロス・クアトロ・アル・バニョ(トイレに四人?)の『ごく些細なこと』と演劇集団420の『ボレロ・クリオージョ』。
古典作品ではスロバキアの劇団リュブリャーナ Ljubljana の『メデイア』と、韓国の劇団旅行者 Yohangza の『真夏の夜の夢』。
1980年に始まり隔年開催のハバナ演劇祭。今年は9月15日から25日まで。参加国はアルゼンチン、ベルギー、ブルガリア、韓国、ドイツ、エクアドル、スロベニア、スペイン、アメリカ合衆国、フランス、プエルトリコ、スイス、ギリシア、イタリア、キューバ。
チリの劇作家で俳優のアルバロ・ソラールは『すべての道がローマに通じるわけではない』 No todos los caminos llevan a Roma を上演、あわせて発声朗読のワークショップも開催。
アルゼンチンからは劇作家グリセルダ・ガンバーロが参加。女優グラシエラ・ドゥファウもひとり芝居『孫に見られてる』 Los nietos nos miran を上演。
フランスの振付師でダンサーのパコ・デシナ・カンパニーは『息吹』 Soffio を上演。
子供向けの企画として、スペインの劇団 Kdo の『人形サーカス』、アルゼンチンのバベル劇場『魔笛』、スロベニアからは Forum Ljubljana 社のバーチャルパペットショー『親指姫』。バーチャルパペットはキューバ初だそうです。
ところでいちばん最初に紹介されているフランスの Beatriz Picón って誰だろう。ベアトリス・ピコン?どなたか教えて下さいませ。
いわゆる「神の手」疑惑の真相をついに告白しました。
彼がホストを務める月曜夜10時のバラエティー番組「10の夜」で。
1986年サッカー・ワールドカップ・メキシコ大会。
相手チーム、イングランドのゴール・キーパー、ピーター・シルトンは185cmの巨漢。マラドーナは166cm。「最初から手で入れるつもりだった」そうです。しかも「後悔したことは一度もない」とのこと。
公式サイトです。10月5日~23日。、グアナフアトで開催。
今年の特別招待国はスペインと日本とユカタン(メキシコ)。
オープニングは日墨共同制作のオペラ『夕鶴』。木下順次作、團伊久磨作曲、ユカタン交響楽団・ユカタン児童合唱団演奏。指揮はジェームズ・デムスター、演出は井原広樹。キャストはつうが角野圭奈子/エンカルナシオン・バスケス(ソプラノ)、与ひょうが大槻孝志/ハビエル・カマレーナ(テノール)、運ずが工藤博/フアン・オロスコ(バリトン)、惣どが森田学/ルイス・ロダルテ(バス)。5日と6日。
続いて大阪の維新派『ナツノトビラ』のワールドプレミア。日本での凱旋公演は来春の予定。
日本からの参加はコンサートやライブが多いようで、Mana(吉永真奈)・Tomoca(長須与佳)・Chie(新井智恵)のRin´や吉村七重の琴と三橋貴風の三味線、宮沢和史(THE BOOM)の MIYAZAWA-SICK BAND、和太鼓グループ Gocoo + GoRo のライブがあります。メキシコ在住のバイオリニスト、黒沼ユリ子ももちろん参加。黒沼ユリ子(バイオリン)、ボセナ・スラヴィンスカ(チェロ)、ジョセフ・オレチョフスキー(ピアノ)のトリオ。
その他舞台公演としては笠井叡の舞踏とローラ・リンセ実験カンパニー『小町物語』(作・振付は中嶋夏)があります。
9月23日から29日までロンドンのリュミエール劇場で開催される第一回スペイン映画祭の主役はビクトリア・アブリル。彼女が出演したアルモドバル『アタメ』やミゲル・バルデム『お人よし』 Incautos、カルロス・サウラ『七日目』などが上映される。監督マヌエル・グティエレス・アラゴンと俳優エドゥアルド・ノリエガも出席。
映画祭を組織したのはジョアナ・グラネーロ率いる製作会社トリスターナ・メディア。「アルモドバルとアメナーバル以外の映画はほとんど上映されない」ロンドンで開くのに意義があるとのこと。
その他の参加作品はマヌエル・マルティン・クエンカ『ボルシェビキの弱さ』 La flaqueza del bolchevique、グティエレス・アラゴンの『君を待つ人生』 La vida que te espera、セスク・ガイ『都会にて』 En la ciudad、ミゲル・クルトワ『狼』 El lobo、ハイメ・ロサレス『日の時間』 Las horas del día、リベルト・ラバル『シンドローム』 Síndrome、カルラス・トラス『若者』 Joves、フェリペ・ベガ『夏の雲』 Nubes de verano。
グラン・カナリアのラス・パルマスで開催中の第十回ラス・パルマス演劇舞踊フェスティバルの掉尾を飾るのがマルセル・マルソー。まだ現役です。でも引退を表明しています。
8月12日(金)と13日(土)、午後10時から、サンタ・カタリーナ広場特設会場で。第一部はさまざまなパントマイム、第二部は当たり役ビップの傑作集。