天氣牢晴。文化放送志の輔ラヂオ落語DEデートに三代目三遊亭金馬の花見の仇討を聞く。音源は昭和三十四年四月五日NHKラヂオ日曜寄席なり。ABCラヂオ日曜落語なみはや亭に桂千朝の佐々木裁きを聞く。音源は二〇一三年一月二十六日シアターBRAVA!第百十一囘上方落語をきく會晝の部なり。東京かわら版林家つる子の署名入色紙を贈らる。鶴の齡となりぬべきかなとあり。Eテレ日本の話藝に三遊亭遊雀の四段目を聞く。二月十七日群馬縣甘樂町文化會館にて收錄。午睡。眠より寤むれば日は晡なり。夕餉にハヤシライスを料理す。
薄晴。TBCラヂオ魅知國寄席に六華亭遊花の厩火事を聞く。ラヂオ關西内海英華のラヂ關寄席に桂春若の三十石を聞く。音源は二月十一日喜樂館晝席なり。門前の櫻花ひらく。a臥蓐に在りて人間社の呉智英著言葉の常備薬を讀む。
蚤起。夜來の雨九時頃霽る。氣溫旣に攝氏十七度に昇る。ABEMAにてドジャース對カーディナルズ戰を見る。大谷翔平第一打席右翼線二壘打、第二打席四球、第三打席右翼前安打、第四打席三振。本據地初の試合は上々の出來なり。雜誌記事飜譯の仕事晝前に畢る。咖啡を瀹て自家製フルーツケーキを食す。風味佳し。午後困臥。
また雨もよひの空なり。物せむとて慈君と俱に生鮮市塲Tに徃く。この店は店内放送及び背景音樂耳を聾せんばかりなるを虞れて余は自動車の内にとゞまり運轉席の背もたれを倒しオスカー・ピーターソンのピアノ演奏をイヤホンにて聽きつゝ慈君のかへりを待てり。住宅設備販賣店Rに立寄りて後斜向ひの家具店Tに徃き置時計、輕量中華鍋、カレーライス用細長の皿、鋼鐵製の白き傘立を購ふ。我が家の置時計は新札幌驛前に開店せしばかりのサンピアザにて買ひたる品なれば四十五年の歲月を經て秒針遂に動かず。正午家にかへる。民家の庭先に紫木蓮の花咲けるを見る。午後西班牙語雜誌記事飜譯。日刊スポーツに尼神インター解散の記事あり。
快晴の空拭ふが如し。家政婦ルンバ甲斐甲斐しく書室睡房の塵を掃ひて不平を云はず。倦怠甚しく寐つ起きつして日をくらす。
菜種梅雨。風また冷なり。筑摩選書の高橋昌一郎著ノイマン・ゲーデル・チューリングを讀む。正午書窓黯澹たり。
烟雨空濛。東京かはら版(正式表記東京かわら版)四月號にナイツの取材記事を讀む。講談社現代新書の高橋昌一郎著感性の限界――不合理性・不自由性・不条理性を讀む。午後主治醫を訪ひ藥を請ふ。
雨もよひの空なり。NHKラヂオ第一眞打競演に春風亭かけ橋の出來心を聞く。今月十二日聽衆なきスタヂオにて收錄。文化放送志の輔ラヂオ落語DEデートに八代目雷門助六の高砂やを聞く。音源は昭和五十九年一月十三日イヽノホール第二百九十五囘東京落語會なり。BS-TBS落語硏究會に八代目柳亭小燕枝の禁酒番屋と三遊亭兼好の生きている小平次を聞く。余はこの日初て兼好の語りに引きこまれたり。ABCラヂオ日曜落語なみはや亭に二代目桂春團治の二番煎じを聞く。音源は昭和二十七年一月八日同放送局春團治十三夜第九夜なり。Eテレ日本の話藝に十一代目金原亭馬生の死神を聞く。この噺は小三治に稽古を願ひしに小三治は三遊亭圓彌より習ひたれば先づ圓彌に習ひて後俺の前にて一席やれと云はれ、助言を容れてわが物にしたりと言ふ。二月十七日群馬縣甘樂町文化會館にて收錄。夕餉に天然鰤黃肌鮪章魚の刺身を食しつゝ大相撲三月塲所千秋樂テレヴィ中繼を見る。丁髷の尊富士豪ノ山を堂々と押倒して優勝す。大の里は豊昇龍の下手投げを食らひて準優勝。尊富士殊勳賞敢鬪賞技能賞、大の里敢鬪賞技能賞。異議なし。余はざんばら髮の大の里が來塲所優勝せむことを希ふ。
[二十四日記す] 寒雨霏霏。TBCラヂオ魅知國寄席に桂銀治の紺屋高尾を聞く。
晴。讀書餘事なし。
晴。けふも西北の風つよく寒し。講談社現代新書の高橋昌一郎著理性の限界を讀む。午後BS-TBS落語硏究會に柳家權太樓の百年目を聞く。昨年九月二十九日第六百六十三囘落語硏究會の口演なり。
春分。曇天。朝の中雨ふる。大滝詠一のCDEACH TIME四十周年紀念盤を聽く。「ペパーミント・ブルー」の素晴らしさに獨暗淚に咽ぶ。十二年振にMeiryoKe字體最新版を電腦に安裝す。午後西北の風吹きすさみて春寒料峭たり。暴風を冒して公民館に徃き鄰市圖書館の本を借る。當節の公民館は共生ステーションだのふらつと小屋だの長たらしく覺えにくき名稱と變ず。夕餉に揚げたてのアジフライに舌鼓を打ちつゝ大相撲三月塲所十一日目テレヴィ中繼を見る。尊富士新大關琴乃若を壓倒して堂々寄切り初日より十一連勝。結びの一番大の里もまた大關貴景勝を忽ち土俵下に押出して九勝二敗。俄には信じがたき展開とはなりぬ。余は明日尊富士の對戰相手豊昇龍が立合に小細工せざることを願ふばかりなり。
蚤起いつもの如し。曇りて寒氣依然たり。日本放送出版協會の高橋昌一郎著哲学ディベートを讀む。秀丸マクロをJSONにて記述す。四苦八苦。
快晴。朔風吹き荒れて寒し。秀丸マクロ改良。初て第二フォントを設定す。讀書。
蚤起。雨もよひの空なり。NHKラヂオ第一ラヂオ深夜便話藝百選に初代古今亭志ん五のへつゝひ幽靈を聞く。初囘放送平成二十一年八月十日ラヂオ第一眞打競演。弟子の二代目志ん五の談に師匠は決して他人の惡口を云はざりしといふ。文化放送志の輔ラヂオ落語DEデートに三遊亭圓生の位牌屋を聞く。音源は昭和四十三年二月二十四日TBSラヂオ落語への招待なり。ABCラヂオ日曜落語なみはや亭に先週物故せし林家小染の遊山船を聞く。音源は平成二十一年七月二十三日ABCホールなり。講談社ブルーバックスの鈴木洋一郎著見えない宇宙の正体 ダークマターの謎に迫るを讀む。同時にニュートン別册論理的思考力を高める パラドックス大事典を讀む。Eテレ日本の話藝に三遊亭笑遊のかんしゃくを聞く。番組冒頭語りて曰く强飯の女郞買ひを小三治に敎はりし折君は面白いから僕の噺みんなやつていゝよと免許皆傳、この日の噺も小三治版なりと云ふ。二月十七日群馬縣甘樂町文化會館にて收錄。晡刻假睡半時。夕餉に豆腐と靑梗菜の中華炒めを料理す。前囘は調味に失敗し今宵は雪辱を果したり。
好く晴れて風暖きこと四月半花も散りそむる頃に似たり。昨夜錄畫せしCBCザ・ベストワンに錦鯉の漫才お壽司屋さん、タイムマシーン3号のコント演技、爆笑問題の漫才を聞く。TBCラヂオ魅知國寄席に神田松麻呂の男の花道を聞く。ラヂオ關西内海英華のラヂ關寄席に桂福団治の蜆賣りを聞く。音源は正月五日神戶新開地喜樂館なり。NHKラヂオ第一眞打競演に春風亭昇々の鈴ヶ森、タブレット純のムード歌謡漫談、三遊亭遊雀の替り目を聞く。遊雀タブレットの聲を稱贊す。昇々タブレット共に番組初出演。二月十六日德島縣阿南市文化會館にて收錄。秀丸エディタのマクロを初てJavaScriptを用いて記述す。夕餉にラム肉の冷しやぶを食しつゝ大相撲三月塲所七日目テレヴィ中繼を見る。大の里阿武咲の掬ひ投げを食らひ初黑星を喫す。わが朝乃山大榮翔を辛じて押出し三勝四敗。橫綱照ノ富士休塲。
好く晴れて風暖きこと四月半花も散りそむる頃に似たり。昨夜錄畫せしCBCザ・ベストワンに錦鯉の漫才お壽司屋さん、タイムマシーン3号のコント演技、爆笑問題の漫才を聞く。TBCラヂオ魅知國寄席に神田松麻呂の男の花道を聞く。ラヂオ關西内海英華のラヂ關寄席に桂福団治の蜆賣りを聞く。音源は正月五日神戶新開地喜樂館なり。NHKラヂオ第一眞打競演に春風亭昇々の鈴ヶ森、タブレット純のムード歌謡漫談、三遊亭遊雀の替り目を聞く。遊雀タブレットの聲を稱贊す。昇々タブレット共に番組初出演。二月十六日德島縣阿南市文化會館にて收錄。秀丸エディタのマクロを初てJavascriptを用いて記述す。夕餉にラム肉の冷しやぶを食しつゝ大相撲三月塲所七日目テレヴィ中繼を見る。大の里阿武咲の掬ひ投げを食らひ初黑星を喫す。わが朝乃山大榮翔を辛じて押出し三勝四敗。橫綱照ノ富士休塲。
薄晴。暴暖初夏の如し。大谷翔平と妻田中眞美子の寫眞を見る。柔和なる相貌宛ら兄妹の如し。朝餉の後慈君と俱に町内の百貨店に徃き藥罐と流し臺の水切を二割引にて買ふ。週刊讀書人二月十六日號揭載のビクトル・エリセとペドロ・コスタの對談バザン・ブニュエル・ゴダールを讀む。譯文生硬。「オス・メシコス」は「オス・ムジコス」と表記すべし。「カメラ・アシスタン」は「カメラ・アシスタント」、「ジョン・フォードそうしていたであろう」は「ジョン・フォードがそうしていたであろう」、「人々たちよって」は「人々によって」と書くべし。
薄く晴れて漸く春らしき日なり。圖書館に赴き市内の地名由來を調ぶ。大半は來歷不明なり。髷を結ひし伯櫻鵬ムーミンのミイに髣髴たり。
空は晴れしが西北の風吹きすさみて寒し。町内雪柳の花ひらく。青土社の中村元著論理の構造 上を讀む。夕餉にミートソースのスパゲティを食しつゝ大相撲四日目テレヴィ中繼を見る。我が家のソースには微塵切の椎茸を入れるが習はしなり。わが朝乃山霧島を寄切る。霧島はいかゞせしにや力發揮せず相撲にならず初日より四連敗を喫す。結びの一番明生照ノ富士に兩腕を極められつゝ持上げて寄切りたり。
蚤起。雨。時事通信林家小染の訃を傳ふ。享年六十一。は五年前の正月に購ひしオカムラの椅子ビラージュ座面の兩端ぼろ/\になりたればエルゴヒューマンのErgohuman Smart EH-SMART-KM-10を購ふ。重量二十キログラム安定感拔群。網の目の背面座面凉しきこと限りなし。腰骨を支へる獨立式ランバーサポートまた心地よし。NHK-FM邦樂のひとゝき荻江節篇に荻江露秀寿昇寿海の八島と竹を聽く。讀書興なし。久振りにてヂヤズピアノ奏者ハンプトン・ホーズのCDザ・トリオ Vol. 1を聽く。余が愛するピアノ奏者三傑はオスカー・ピーターソン、ビル・エヴァンス、馬さんことホーズなり。夕餉に昨夜殘りし天麩羅を天丼にして食しつゝ大相撲三月塲所三日目テレヴィ中繼を見る。宇良の霧島を土俵下に誘ひ出すさま宛ら鬪牛士の如し。結びの一番わが朝乃山は相變らず得意の左上手をとれず照ノ富士に寄切られぬ。
[十二日記す]快晴。寒氣少しく寬なり。讀書餘事なし。咖啡を啜り神戶スイーツのアーデルハイドといふ菓子を食す。午後困臥。
蚤起。天氣好晴。春寒猶料峭。NHKラヂオ第一ラヂオ深夜便話藝百選に春風亭昇乃進の取り調べ中と三代目古今亭圓菊の新壽限無を聞く。前者は三月十二日聽衆なきスタヂオにて收錄、後者は初囘放送二〇二一年七月十一日。NHK總合林家正藏の演藝圖鑑に宮田陽昇の漫才と正藏の新聞記事を聞く。落語は聞くに堪へず。文化放送志の輔ラヂオ落語DEデートに八代目春風亭柳枝の甲府いを聞く。音源は昭和三十二年十月五日NHKラヂオなり。ABCラヂオ日曜落語なみはや亭に笑福亭喬龍の看板のピンと桂笑金の犬の目を聞く。音源は前者が先週日曜國立文樂劇塲第百二十二囘上方落語をきく會晝の部開口一番、後者は夜の部開口一番なり。午後讀書午睡。夕餉は殘りもの多かれば菠薐草の味噌汁を料理するのみ。獻立は冷凍若鷄龍田揚、蓮根西洋唐芥子の金平、白菜おひたし、靑豆飯、パイナップル入自家製牛乳寒天なり。母上と食しつゝ大相撲三月塲所初日テレヴィ中繼を見る。我が朝乃山貴景勝の叩きこみにばつたり倒れぬ。結びの一番小結錦木橫綱照ノ富士とがつぷり四つに組み卷きかへて寄切りたり。この日K氏の返書を得たり。嬉しさ忝じけなさに暗淚を催すばかりなり。
蚤起。空は好く晴れしが寒冷冬の如し。每日新聞聲優TARAKOの訃を傳ふ。行年六十三。嗚呼。PHP硏究所の養老孟司伊集院光對談本世間とズレちゃうのはしょうがないを讀む。余は本を數册同時に讀むを常とす。目下春秋社の中村元著ブッダ入門と東京書籍の同氏編著仏教語源散策を讀みゐるなり。NHKラヂオ第一眞打競演にU字工事の漫才、エド山口のギタージョッキー、古今亭菊之丞の幇間腹を聞く。二月十六日德島縣阿南市文化會館にて收錄。家政婦ルンバ書室睡房の塵を拂ふ。夕餉に春菊入り牛丼、白菜菠薐草のおひたし、薩摩芋檸檬煮、南瓜、自家製澤庵漬、大根占地の味噌汁、柑橘はるみを食す。三重テレビ淺草お茶の間寄席に柳亭樂輔の風呂敷、春風亭一朝の尻餠、古今亭志ん輔のふぜいや(小佐田定雄作)を聞く。
蚤起。晴。本年立春以後餘寒甚しく春らしく覺ゆる日は稀なり。今月三日ABCラヂオにて生放送されし國立文樂劇塲の第百二十二囘第百二十二囘上方落語をきく會晝の部を聞く。桂りょうば桃太郞、笑福亭鐵瓶替り目、笑福亭たま紺田屋、笑福亭銀瓶胴亂の幸助、桂かい枝ひまはり(小佐田定雄作)、笑福亭松喬近江八景。窓邊に鵯の子來る。續けて夜の部を聞く。笑福亭笑利時うどん、桂慶治朗癪の合藥、桂佐ん吉くやみ、桂南天茶の湯、桂吉弥花筏、桂文珍落語記念日。昨日N家具店にて買ひしばかりの入浴用タオル母上使ひて忽ち大きなる穴開きぬ。安物買ひの錢失ひとは我らのことなり。無聊のあまり余が好む語句を思ひつくまゝ記す。滅相もない。御婦人。殿方。御嬢さん。うは/\。ほく/\。カンラカラ。粗忽。おつちよこちよい。凡夫。起きてゝ寢言いふと承知しないよ。底拔け。立て板に水橫板に餠。料簡。目から鼻に拔ける。ハラ/\と落つる淚を小脇に抱へ、勝手知つたる他人の家へ(©大辻司郞)。新潟市栗山米菓のタニタ食堂監修のクラッシュアーモンド+おせんべいあましお味を食す。商品名徒に長し。岩波書店同時代ライブラリーの中村元著仏典のことばを讀む。齒科醫A氏を訪ひて治療を乞ふ。左右上の奧齒の缺けたるところに詰物を入れる。作業僅十分足らず。技倆に舌を卷くのみ。北風烈し。余はこの日人間到る處靑山ありの俚諺の正しきを知り得たり。
快晴の空雲翳なし。朝餉の後食器戶棚を求めて慈君と俱に瀨戶のN家具店に徃く。鄰にブックオフあり、レンタルCDとDVD事業立行かぬ當節いかなる業態をなすやと立寄るに店内一新、一階入口は雜誌のみにて他は文具雜貨の品揃へ豐富なるを見て一驚を喫す。筆記用具の種類はジムキングより多かるべし。燕と鳥籠の圖柄を描きし讀書用栞を購ふ。慈君は無地の便箋を買はる。背景音樂はジヤズ音樂の低く流るのみにて、大音響の客引音聲を嫌ふこと蛇蝎の如き餘にとりては寔に居心地よし。階下に戾るに片隅にスターバックスのカウンターと椅子席あり。腰をおろしソイラテを喫す。斯くも深閑として居心地よき店は罕なり。余は常連の客になる豫感を覺ゆ。鄰の家具店に徃き食器戶棚の種類のみ確認して買はず、代りに今治タオル耐熱硝子マグカップ洗面所の足拭マットなど買ふ。廉價驚くの外なし。歸途瀨港線のバーガーキングに立寄りスモーキーBBQワッパージュニアを購ひて家にかへれば午後一時なり。HackGen35の字體作者tawara氏新たにMoralerspaceを作らる。英數字漢字假名いづれも見事なる出來映えなり。早速採用す。
四時起出づ。雨。後に隂。講談社學術文庫の中村元三枝充悳共著バウッダ[佛教]を讀み畢りぬ。三枝氏の文章は一文が長く主語と述語が四五行離れて意味を追ひがたき箇所多し。
四時起床。闇夜の空墨の如し。AutoHotkey脚本改良日課の如し。是まで脚本書體はLucida Sans Unicodeを用ひ來りしが老眼日に/\讀みにくければ代替案を檢討す。HackGen、HackGen35、PlemoJP、Source Han Code JP、VLGothic、Myrica、Fira codeなどを試してHackGen35を採用す。原稾執筆用もMeiryoKe_UIGothicをLeelawadeeに替ふ。あふwはPlemoJPを用ゆ。寒雨溟濛たり。夕餉に鱈ホイル燒鰯生姜煮目刺と自家製牛乳寒天を食す。魚三昧なり。昨夕は草鞋とんかつ鳥ぷろの燒鳥鹽(皮砂肝腿ねぎま)と肉三昧なりき。昨夜放送されしFM COCOLO J-POP LEGEND CAFEに田家秀樹能地祐子による大滝詠一EACH TIME四十周年紀念盤特輯前篇を聞く。
連日五時起出づ。陰。階前夏椿の枝より若芽萠え出でたり。理髮舖に徃く。川端の梅花咲き揃ひて、亂れ行く世のさまをも知らぬ氣に見ゆ。共同通信の記事に明治チェルシー賣行衰へ販賣終了するといふ。假睡半時。主治醫を訪ひ藥を請ふ。
蚤起。快晴。NHK總合林家正藏の演藝圖鑑に桂小すみの音曲と瀧川鯉八の厚化粧を聞く。小すみの演目はさはぎと愛しのカレーなり。文化放送志の輔ラヂオ落語DEデートに四代目三遊亭圓彌の質屋庫を聞く。平成二年國立演藝塲にて收錄。櫻餠と菱餠を食す。Eテレ日本の話藝に神田陽子の無筆の出世を聞く。この本は兄弟子松鯉に稽古をつけて貰ひしと云ふ。夕餉の獻立は昨夜の散鮨の殘りあり、余は豚汁を料理するのみ。世人トンジルと呼ぶ者多かれど我が家にてはブタジルと呼ぶなり。中京テレビ笑點に林家木久扇の私の笑點史を聞く。會塲岡山縣藝術創造劇塲の舞臺に緋毛氈の臺を据え座布團も置かれしが足腰弱く背後の椅子に腰かけて語りたり。昨夜NHKラヂオ第一上方演藝會に濱田祐太郎の漫談聞きしが演題濱田祐太郎ライフは腑に落ちざりき。けふ日刊スポーツの記事を讀むに濱田は當初盲目ライフといふ演題を考案せしところNHK盲目は禁句なりと云ひて改題せしめられたりとぞ。盲人本人が盲目と云ふのを禁ぜらるゝとは不可思議の世の中なり。
空は晴れしが餘寒料峭たり。TBCラヂオ魅知國寄席に桂小文治の拔け雀を聞く。ふと思ひつき好みの成句を列擧す。慌てる乞食は貰ひが少ない。萬事休す。坊主憎けりや袈裟まで憎い。ちやんちやら可笑しい。珍糞漢糞。どこ吹く風。笛吹けど踊らず。合點承知之助。憚り樣。屁の河童。臍で茶を沸かす。佛造つて魂入れず。瓢簞の川流れ。芋の煮えたも御存じない。地獄で佛。河童の川流れ。子どもの使ひ。この始末だ。物怪の幸ひ。なんともはや。のんべんだらり。ちゝんぷいぷい。おつむてん/\。のんこのしやあ。暖簾に腕押し。糠に釘。濡れ手で粟。鬼を酢にして食ふ。觸らぬ神に祟りなし。知らぬ存ぜぬ。下顎と上顎とぶつかり放題。そんな殺生な。頓珍漢。藪から棒。徒然のあまり語感を愛するその他の語句を記し置く。御天道樣。總領の甚六。おたんちん。あんぽんたん。あつけらかん。惚け茄子。大男總身に知惠が囘りかね。猪口才な。ふとした病。小癪。きまりが惡い。どの口が言ふ。身から出た錆。天網恢恢疎にして漏らさず。のほゝん。骨折り損の草臥れ儲け。御茶の子さい/\。木偶の坊。紺屋の白袴。おめ/\。拔け作。田吾作。天眞爛漫。萬事休す。坊主丸儲け。金輪際。盜人に追錢。箸が轉んでも可笑しい年頃。腐つても鯛。世の中を何の絲瓜と思へども。目くじらを立てる。嘘も方便。てけれつつのぱ。おとゝひ來やがれ。よせばいゝのに。豆腐の角に頭ぶつけて死ね。平氣の平左。業突く張り。おかちめんこ。ひよつとこ。水のしたゝるよう。のゝ字を書く。おつとどつこい。そうは問屋が卸さない。NHKラヂオ第一眞打競演に春風亭昇也の動物園、ねづっちの謎かけ漫談、橘家文藏ののめるを聞く。二月九日福島縣富岡町文化交流センター學びの森にて收錄。ラヂオを聞きつゝ腦裡に去來する好ましき語句を書出す。穀潰し。どの面下げて。晝行燈。ぼんくら。半可通。尻に帆をかける。すたこらさつさ。お客樣の前ですが。箸にも棒にもかゝらない。素頓狂。阿婆擦れ。骨皮筋右衞門。佛の顏も三度。つべこべ。四の五の。身も世もあらず。恨み骨髓に徹す。酸いも甘いも噛み分ける。人を逸らさぬ。氣立て。痒い所に手が屆く。うつけ者。からつけつ。目に一丁字もない。馬鹿もや休み/\言へ。夕餉に海老帆立イクラの海鮮散鮨を食す。明日は余が料理當番の日なれど雛祭の御馳走をつくる腕なければ母上が一日早く料理してくれたるなり。中村元著釈尊の生涯を讀み畢る。釋尊は超人に非ず生粹の眞人間なり。余は友人を得たるが心地せり。NHKラヂオ第一上方演藝會に濱田祐太郎の漫談濱田祐太郎ライフと横山ひろし春けいこの漫才朝ドラ化したい話を聞く。滋賀縣近江八幡市にて收錄。三重テレビ淺草お茶の間寄席に桂伸治の幇間腹、林家たけ平のブギの女王、古今亭文菊の饅頭こはいを聞く。文菊登塲するや客席より待つてましたの聲かゝりぬ。余も心中聲をかけたり。小學生の客多し。
舊正月二十一日。曇りて寒氣少しく緩なり。この頃日夜AutoHotkey v2スクリプトを改良す。朝餉に腸詰入煎玉子を食するに左上の奧齒ポロ/\缺けたり。正午山崎製菓の串團子を一口食ふやまたポロリ/\と落つ。折よく午後定期檢診の日なれば齒科醫A氏を訪ひ診察を乞ふ。以前詰めたる樹脂なりとぞ。應急處置を施し來週また療治をなすことゝす。余は以前樹脂を詰めしことさへ記憶になし。身心のことにつきては一切を醫師に任せるが故なり。盖し我が身心の專門家は余に非ず醫師なればなり。夕餉にタンドリーチキンを食す。