三更より眠ること能はず。輾轉反側して曉明に至る。雨もよひの空晴れやらず。午後困臥。
惡夢を見る。SARS-CoV-2ワクチン第三囘目接種す。
空どんよりと曇りて暗し。皮膚科に徃く。
輕陰。櫻花五分咲。
薄晴。病荏苒たり。怏〻として樂しまず。
雨ふりて空暗きこと晝も猶黃昏の如し。
薄く晴れてあたゝかなり。櫻の蕾綻びむとす。雪柳。木蘭。雲雀の囀るを聞く。大學に赴き用事を辨じ、十六年間通ひし豐田學舍に別れを告げぬ。デイリースポーツ青山真治の訃を傳ふ。享年五十七。
四更睡より覺めて後朝まで眠ること能はず。薄く晴れて風しづかなり。新年度の授業に備へて八年ぶりに筆記型電腦を購ふ。LenovoのThinkPad P14sなり。
空どんよりと曇りて暗し。夕餉に螢烏賊を食す。
雨。寒冷冬の如し。髮を理す。
陰。春分なれど風やゝ肌寒し。倦怠感甚し。
空は薄く晴れしが風依然として寒し。困臥半日。
晴。後に隂。昨夜また岩手縣にて震度五强の地震ありしといふ。
彼岸の入なるに雨降りて寒し。確定申告の還付金を得る。
薄晴。新聞紙の記事によりて昨夜宮城福島にて震度六强の地震ありしことを知りたり。母上の談に陋屋もゆら/\搖れたりといふ。困臥。
薄晴。ジョン・ウィリアムズ指揮伯林愛樂樂團のライヴ・イン・ベルリンを聽く。
半陰半晴。慈君自製の林檎パイを食す。倦怠感甚しく何事をもなす能はず。悲しむべきなり。
晴。困臥。晡時藥を乞はむとて診療所に赴くに主治醫急病にかゝり入院せられたり。醫師W氏の代診を受く。
薄く曇りて風しづかなり。春暖日に日に加はる。夕餉にチリコンカンを作り母上と食しつゝ大相撲初日テレヴィ中繼を見る。角番大關正代大栄翔に易易と押出されたり。相撲の外樂しみなき世の中とはなりぬ。悲しい哉。中京テレビ笑點にナオユキのスタンダップコメディを聞く。聲をあげて笑ひしこと幾囘なるを知らず。
天氣牢晴。春暖前日の如し。NHKラヂオ第一NEXT名人寄席に三遊亭ふう丈の第二ボタン、風藤松原の漫才、林家扇の辰巳の辻占を聞く。午後臥褥に在り。
薄晴。風漸く暖なり。午後困睡。
隂。後に晴。NHK-FM浪曲十八番に富士綾那の木村の梅を聽く。曲師沢村豊子。午後心倦み疲れて臥牀に在り。
曇りて暗し。風依然として暖ならず。倦怠感甚し。
薄晴。日本赤十字社にウクライナ人道危機救援金を寄附す。
曇りて風冷なり。困臥半日。晡時主治醫を訪ひ診察を乞ふ。
曇りて暗し。寒氣冬の如し。夕餉をつくる氣力なし。昨夜の殘り物を食す。
連日異樣なる倦怠感に襲はれ机に倚ること能はず。終日困臥。
惡夢を見る。晴。魯西亞軍ザポリージャ原子力發電所の電源裝置を砲擊す。寢ても覺めても惡夢なり。
曇りて暗し。櫻餠を食す。午後困臥。夕餉に節句の散らし壽司を食す。
陰。困臥。
舊曆正月二十九日。隂。胃痛。困臥。