朝の中雨ふりてはまた歇む。午後母上を自動車にて美容室に送り、業務用冷凍食品店に徃き買物をなし、エコハウスに使ひ古しの咖啡機と毛布を處分し、圖書館に立寄りてかへる。岩波書店の新日本古典文學大系百に成島柳北の柳橋新誌初編を讀む。
雨もよひの空なり。風すゞし。K自動車工塲に赴き自動車檢査證明書を受取る。M住宅前の田圃旣に稻悉く刈りとられぬ。NHK-FM邦樂のひとゝき小唄篇に春日とよ恵典のお祭佐七、お前の意見、佃流し、男がようて、稲舟妙寿の仇情八幡祭、竝木駒形、首尾も二人、坂はてるてる、錦次の白扇、對浴衣、薩摩さ、此の先に、よりを戾してを聽く。慈君と俱にエンジェルス對ヤンキース戰テレヴィ中繼を見る。開催地はアナハイム球塲なるを以て余は大谷とジャッジが俱に本壘打を放ちて試合はエンジェルスが勝利せなば看客皆滿足するべしと思ひしに、將に豫想通りの展開となりぬ。昨夜錄畫し置きたるEテレSWITCHインタビュー達人達に片桐はいりと體驗作家中野純の對談前篇を見る。遠山啓の文化としての数学(中公文庫)を讀む。
想像力のない人間はなにものをも創り出すことがないかわりに、誤ることもない。しかし自然科学を前進させた人々は、豊富な想像力に恵まれているために、多くの誤りを犯した人々でもあった。
遠山啓『文化としての数学』中公文庫、2021年、p. 14
晴。秋風涼爽たり。InterFM897細野晴臣Daisy Holiday!にLAUSBUBとの鼎談を聞く。髮を理す。理髮師先日初めて香嵐溪を訪れたりといふ。余が香嵐溪の西洋料理屋參州樓に通ひしは二十年の昔とはなれり。晡時新たなる主治醫を訪ひ藥を乞ふ。櫻樹の葉黃ばみつゝあり。夕餉に市販のサングリア三種を飲比ぶ。BS1にてバラカンが見たアイヌ新世代再放送を見る。好き番組なり。
陰。風つよし。NHKラヂオ第一ラヂオ深夜便話藝百選に春風亭与いちの權助魚と三遊亭好青年の權兵衞狸を聞く。解說者佐藤かんじの談に与いちは桃月庵白酒に、好青年は三遊亭圓橘に敎はりたりといふ。文化放送志の輔ラヂオ落語DEデートに古今亭志ん生のお化け長屋(下)を聞く。音源は昭和三十四年七月二十四日NHK納涼演藝會なり。ABCラヂオ日曜落語なみはや亭に笑福亭仁鶴の月宮殿星の都を聞く。音源は昭和五十四年一月十六日難波髙島屋ホール第六十四囘上方落語をきく會なり。母上と俱にブルージェイズ對エンジェルス戰テレヴィ中繼を見る。大谷翔平投手快調。十一勝目を擧ぐ。そして此日イチロー舍路マリナーズ殿堂入りを果す。Eテレ日本の話藝に古今亭菊之丞の寢床を聞く。番組初出演慶賀すべし。この噺は橘家圓藏に敎はりしといふ。今夜の獻立は賞味期限切れの卽席麵なれば支那風サラドをつくる。材料は鷄笹身海月甘藍人參塘蒿西洋唐芥子糵胡瓜春雨なり。ラヂオNIKKEI第一寄席あぷりみなと芝浜寄席に春風亭昇也の寄合酒を聞く。
There will never be another Ichiro. #IchiroWeekend
— Seattle Mariners (@Mariners) August 28, 2022
もう2人目のイチローは現れない pic.twitter.com/IRQhZBIFJW
晴。後に隂。共同通信に三遊亭金翁の訃報あり。享年九十三。早朝福祉センターに赴き健康診斷を受く。家にかへるに暗雲天を蔽ひ驟雨來る。TBCラヂオ魅知國寄席に桂歌助の竹の水仙を聞く。ラヂオ關西内海英華のラヂ關寄席に笑福亭喬若の初天神と桂小春團治の職業病を聞く。音源は前者が三月十四日神戶喜樂館晝席、後者は七月十四日同席なり。老眼文庫本の印字讀み難くなりたれば眼鏡店に徃き遠近兩用レンズを注文す。框は茶色のスイスフレックスをそのまゝ使ふ。愛用すること二十年なり。雨は歇みしが陰雲散ぜず。ルンバ君甲斐甲斐しく書齋寢室客間の塵を拂ふ。Glocusentの首掛式讀書燈を購ふ。三重テレビ淺草お茶の間寄席に玉川太福の東海大學落語硏究部物語(佐藤かんじ小林哲也作、曲師玉川鈴)と新眞打春風亭柳雀のお神酒德利を聞く。
隂。世界のSARS-CoV-2感染者六億人を超ゆ。總人口は七十九億六千九百九十九萬人なり。母上と俱に開業間もなき古物商Mを訪ひ火鉢を賣る。買取價格百圓。粗大塵に出さば八百圓とらるゝを思へば有難し。東京かわら版九月號に落語協會新眞打春風亭一藏小辰改め十代目入船亭扇橋市弥改め八代目柳亭小燕枝の取材記事を讀む。窓邊に磯鵯の雌來る。嘴に蟲挾みをれり。三代目三遊亭遊三小遊三五代目鈴々舎馬風四代目三遊亭金馬八代目橘家圓藏九代目入船亭扇橋三代目柳家權太樓四代目柳亭痴樂の音源を整理す。夜に入りて蟲聲喞々たり。
雨。欅の紅葉日に日に多し。臥蓐に橫はりてピーター・クレイン著イチョウ奇跡の2億年史(河出文庫)を讀む。NHK-FM浪曲十八番に天光軒満月の乃木將軍信州墓參を聽く。曲師虹友美。黑雲天を蔽ひ暗きこと晝も黃昏の如し。
晴れて秋風しづかなり。朝餉の後慈君と俱にK自動車工塲に徃き自動車檢査を受く。前囘同樣何處も異常なく最低料金のみ支拂ふ。慈君を伴ひし譯は三千圓レディース割引の特典を受けんが爲なり。けふも園丁來りて庭樹の刈込をなす。午後雜誌記事飜譯。
朝の中小雨ふる。後に隂。雜誌記事飜譯。園丁來りて庭樹の刈込をなす。六代目三遊亭圓生五代目古今亭志ん生三代目三遊亭金馬五代目柳家小さん二代目古今亭圓菊などの落語音源を整理す。ジョナサン・ワイナー著フィンチの嘴(ハヤカワ文庫)を讀む。安倍晋三國葬中止の請願書に贊同署名す。
薄く晴れて風そよとも吹かず。けふも氣分すぐれざれど勉强して筆を執り雜誌記事を飜譯す。筆を執るとは舊來の慣用句をなぞりたるもののみにて實際は電腦の鍵盤を叩くなり。午後臥牀に橫りて岩波文庫の千葉俊二長谷川郁夫宗像和重編日本近代隨筆選三に泉鏡花の湯どうふを讀む。余は學生の頃より鏡花の文章に親しまず。小說と云はず戲曲と云はず何を讀みても字面の眼に映るばかりにて言葉を心に感じざりき。馬齡五十七に達して漸く文字の呼吸を味ふやうになりたるが如き心地す。
雨もよひの空晴れやらず。NHKラヂオ第一ラヂオ深夜便話藝百選に四代目三遊亭圓遊の堀の内を聞く。音源は昭和五十四年二月十七日同局眞打競演なり。NHK總合桂文珍の演藝圖鑑にナイツのヤホーで大谷翔平を調べました漫才と桂文珍の茶屋迎いを聞く。文化放送志の輔ラヂオ落語DEデートに三代目三遊亭金馬のお化け長屋前篇を聞く。音源は昭和三十四年七月二十四日NHK納涼演藝會なり。午後何となく氣分すぐれず臥床に橫はりて立川談志の作家と家元を讀む。Eテレ日本の話藝に柳家さん遊の靑菜を聞く。ラヂオNIKKEI第一寄席あぷりみなと芝浜寄席に春風亭弁橋の鈴ヶ森を聞く。婦人公論に三遊亭遊三と小遊三の師弟對談を讀む。
薄く曇りて風なし。門前欅の葉日に/\黃ばみて見ゆ。電線に河原鶸とまり窓邊には雀二羽來る。椋鳥の徃來繁し。圖書館に徃き本五册借りて歸宅するに一册貸出機の臺に置忘れぬ。再び徃かむとて立體駐車塲に赴くに此度は自動車の鍵を家に置忘れたり。生來の粗忽に老耄加はり如何ともすべからず。呵々。午後寢臺に橫はり立川談志の作家と家元(中公文庫、二〇二一年)を讀む。色川武大との對談中談志藝人春田美樹のことを語る。この對談の初出は一九八六年廣濟堂出版の寄席放浪記なり。余が春田氏と相識りしは一九八七年春馬德里にてなりき。前年秋余は馬德里の大學に遊學し、翌年の春中曽根康弘首相が歐州歷訪とて西班牙に來りし折、余は何故にや日本大使館の職員より首相歡迎會に招待されたり。會塲のホテルリッツにて劇團青年座演出家の鈴木完一郎氏と春田氏と余の三人にて意氣投合歡談したりき。余は夏に一年間の遊學を終へて西班牙一周せし折ロンダに徃き春田氏をその邸に訪ひたり。歸國の後も文通し、銀座三越百貨店にて隔年催されし春田氏の風景畫展覽會にも足を運びたりき。指を屈するに三十五年の昔とはなりぬ。
立川談志 だから、いまの紙切りを何とか新しくしようとして、花房蝶二なんかが立ち上がってジャズでやったりするから、限界だっていうんだけどね。
色川武大 マンガ太郎なんて……。
立川 マンガ太郎いますよ、いま。いまのは若いほうだ。
色川 じゃ、二代目か。
立川 二代目でしょう。
色川 あの手はなくなっちゃったね。
立川 なくなっちゃったね。むしろ一時、春田美樹がよくやってたですけどね。あれは画家になっちゃってバルセロナだかあっちのほうにいるらしいんです。スペイン。立川談志『作家と家元』中公文庫、2021年、p. 80-81
(初出『寄席放浪記』廣済堂出版、1986年)
七時半突然ドン/\と花火を打揚る響聞ゆ。書窓より窺ふに鄰市と覺しき東北の空なり。母上と俱に外階段の踊り塲より打眺む。最後の花火見物を終へれば將に八時なり。NHKラヂオ第一上方演藝會にオール阪神巨人の漫才叱り方百科(中田明成作、昭和五十八年兵庫縣洲本市收錄)とおぢいちやんの喉自慢(本多正識作、平成二十七年大阪府豐能町收錄)を聞く。
薄く晴れて秋風颯々たり。鱗雲のたなびくさまいかにも秋の空なり。鄰市の圖書館に徃く。田圃に靑鷺四五羽の頭見ゆ。午後困臥。この秋初めて梨を食す。
朝の中雨車軸を流すが如し。直に歇みたり。早朝母上大きなる物音に睡を破られたりと云はる。余には聞こえざりしがふと窗外を眺めるに門前にボンネット歪みたる輕自動車と警察車兩二臺あり。警官五六人運轉の女に事情を聞きゐたり。當逃なるや。朝餉をなしつゝエンジェルス對マリナーズ戰テレヴィ中繼を見る。大谷翔平單打二本と三壘打に二點本壘打も放ち八面六臂の活躍をなせど七對十一にて負けぬ。BS-TBS落語硏究會に五街道雲助のらくだを聞く。NHK-FM浪曲十八番に菊地まどかの龜甲縞を聽く。曲師虹友美。咖啡を瀹て六花亭のマルセイバターサンドを食す。午後慈君と俱にヤマト運輸集配所に赴かむとするに前熊東交叉點車線新設の工事中にて片側交互通行を强いられ澀滯二進も三進も徃かず十五分のところ四十分近くかゝりぬ。夕餉に海老舞茸茄子西洋唐芥子大葉の天麩羅を食す。
雨ふりてはまた歇む。倦怠感甚し。午後困臥。
蚤起。薄く晴れて風しづかなり。殘暑依然たり。雜誌記事飜譯。夕餉の後無花果を食す。
曇りて秋暑昨日に劣らず。金田一京助著日本の敬語(講談社學術文庫)を讀む。終日門を出でず。この秋初て蟲の音を聞く。
曇りて朝風凉し。NHKラヂオ第一ラヂオ深夜便話藝百選にねづつちの漫談とベートーベン鈴木の滑稽歌を聞く。NHK總合桂文珍の演藝圖鑑にタイムマシーン3号の漫才と春風亭三朝の子ほめを聞く。文化放送志の輔ラヂオ落語DEデートに桂米朝の一文笛を聞く。音源は平成二年九月十八日大阪コスモ證券ホールなり。伯剌西爾カクェンジ農園の咖啡を煮て自家製フルーツケーキを食す。慈君と俱にエンジェルス對ツインズ戰テレヴィ中繼を見る。完封負けかと思はれしかど我等が大谷翔平八囘裏外野中央に二十六號本壘打を放ち、九囘裏シエラの三壘打に二者生還して三對三同點、延長十一囘裏ウォードがさよなら二點本壘打を放ち逆轉勝利を收めたり。Eテレ日本の話藝に柳家さん喬の千兩みかんを聞く。この噺は小三治に敎はりしといふ。六月十日埼玉縣鳩山町文化會館にて收錄。買物せむとて陋屋裏なる市塲に赴くに頭上よりチピ/\と燕の鳴く聲聞ゆ。見上れば喫茶店軒下の巢より雛二羽首を外に伸ばして黃色き嘴を大きく廣げ親鳥のかへりを待てり。夕餉に鷄肉茸の炊込御飯をつくり鱧湯引魬の刺身を食す。ラヂオNIKKEI第一寄席あぷりみなと芝浜寄席に春風亭かけ橋ののめるを聞く。中京テレビ笑點にねづつちの謎かけ漫談を聞く。
雨。TBCラヂオ魅知國寄席に三遊亭遊雀の蛙茶番を聞く。デイビッド・バリー著動物たちのナビゲーションの謎を解く(インターシフト)を讀む。NHKラヂオ第一上方演藝會にネイビーズアフロの漫才甘い誘惑が止まらない(小倉マサ志作)とタージンの漫談ご依賴はレンタルタージンまでを聞く。三重テレビ淺草お茶の間寄席に三遊亭遊雀の電話の遊び、ナオユキのスタンダップコメディ、三遊亭笑遊の惚けてたまるかを聞く。ナオユキは餘計なる言語を一切用いず聲の强弱緩急自在、間も絕妙、これを話藝と云ふなり。
朝來天候不穩なり。雜誌記事飜譯。ポニーキャニオンのDVD-BOXに立川談志の鮫講釋、お化け長屋、短命、權助提燈、紙入れを聞く。フジテレビ落語のピンの記錄なり。正午茹玉蜀黍を食し夕餉の後秋田產西瓜を食す。時〻驟雨。
山の日とやらいふ祝日なり。何の意なるを知らず。晴れたる空に白雲多く浮びて秋暑猶熾なり。深夜零時半ごろ宗谷北部にて震度五弱と震度五强の地震あり。雜誌記事飜譯。NHK-FM浪曲十八番に天中軒雲月景友共演の若き日の小村壽太郞を聽く。脚本房前智光、曲師沢村豊子沢村美舟。松原始のカラスはずる賢い、ハトは頭が悪い、サメは狂暴、イルカは温厚って本当か?(山と渓谷社)を讀む。題名徒に長し。母上東京ばな奈を購はる。草蘆裏の市塲にては黃金週間盆暮に全國各地の土產物を賣るなり。夕刻圖書館に徃く。來館者少く市中の道路自動車の徃復また繁からず。
空どんよりと曇りて暗し。時〻驟雨。慈君と俱にアスレティックス對エンジェルス戰テレヴィ中繼を見る。大谷翔平二番先発投手。相手打者の打球を左足先に受け悶絕せしが無失點、自ら二十五號本壘打も放ちて十勝目をあげベーブ・ルースの記錄と肩を竝べぬ。驚異といふ外なし。ジュリアン・バーバーのなぜ時間は存在しないのか(青土社)を讀む。
陰晴不定。遠雷ひゞく。十時半頃突如豪雨。一時半ばかりにて歇む。夕刻診療所に徃き藥を請ふ。ORICON NEWSに小林清志の訃あり。行年八十九。今年初めて西瓜を食す。ブルーバックスの浅田秀樹著三体問題を讀む。
立秋。薄晴。朝風すゞし。NHKラヂオ第一ラヂオ深夜便話藝百選にはたのぼるの漫談(初囘放送二〇一七年一月三日)、ロケット団の漫才を聞く。NHK總合桂文珍の演藝圖鑑にぴろきの漫談と桂宮治の道灌を聞く。文化放送志の輔ラヂオ落語DEデートに七代目春風亭枝雀の植木のお化けを聞く。音源は昭和五十二年四月二十八日イヽノホール第十九囘につかん飛切落語會なり。午後倦怠感甚しく困臥。夕餉に肉野菜の甜麺醤炒めを作る。ラヂオNIKKEI第一寄席あぷりみなと芝濱寄席に山遊亭くま八の鰍澤を聞く。
隂。涼風秋を報ず。TBCラヂオ魅知國寄席に瀧川鯉橋の八五郞出世を聞く。ラヂオ關西内海英華のラヂ關寄席に笑福亭松喬のへつゝひ幽靈聞く。音源は去月十三日喜樂館晝席なり。圖書館に徃く。文化の家唐楓の葉旣に色づきたり。リサ・ランドール著ダークマターと恐竜絶滅(NHK出版)を讀む。
薄く曇りて暑氣忍びやすし。雜誌記事飜譯。エンジェルスの打者六人合計七本の本壘打を放ちて猶試合に勝つこと能はず。悲しい哉。午後讀書。夕風すゞし。
隂。早朝雜誌記事飜譯。母上とエンジェルス對アスレチックス戰テレヴィ中繼を見る。大谷翔平投手三失點、七奪三振にて降板し一對三にて負けたり。エンジェルスは何故に好守のマーシュと守護神イグレシアスを放出せしにや。午後雨ふる。江戶の宇宙論を讀む。前野良澤己の蘭語能力の不充分なるを恥ぢて解體新書の共譯者として名を連ねることを辭したりといふ。
薄く晴れて炎熱依然たり。雜誌記事飜譯。池内紀著江戶の宇宙論(集英社新書)を讀む。志筑忠雄、山片蟠桃。老眼印字讀みにくし。
晴。余が西班牙語字幕を監修せし美術館への誘ひといふビデオ本日より國際交流基金のYouTubeチャンネルにて公開せらる。NHK制作。映像音聲解說ともに良質なり。駐車塲に赤蜻蛉の飛ぶを見る。酷熱甚し。氣溫攝氏三十八度に達す。
舊七月四日。三伏の苦熱に呻吟す。午前髮を理す。正午寒暑計三十六度を示す。午後ルンバに掃除せしめつゝ雜誌記事を飜譯す。財務省高額醫療費負擔制度の廢止を檢討するといふ。惡政啞然として言ふ所を知らず。