曇りて書窗暗淡たり。咽頭痛去らず洟とまらず咳嗽甚し。夕刻大風雨襲來。編輯人に草稾を交附す。風雨夜二更に至りて歇む。此夜仲秋なれど到底月は見るべからず。
曇天。體溫は平生に復せしが咽頭痛去らず粘液質の洟とまらず。咳嗽また歇まず。不快極まりなし。終日褥中に在り。
天氣連日限りなく佳し。風邪未痊えず。咳嗽甚し。喉の痛み堪へがたく机に倚りがたし。微熱あり。困臥。
快晴。風邪痊えず。コメダ珈琲店に徃き朝飯を喫す。秋學期始業の日なれば是非にも出勤したしと思ひしかど、咳嗽甚しければ空しく家にかへり敎務課に電話かけ本日の授業は已むを得ず休講となす。終日困臥。
快晴の空雲翳なし。風邪未痊えず。咽頭痛水洟堪ふべからず。檢溫。余が平熱は三十六度二分なるところ三十七度五分に升る。明日は秋學期始業の日なれば是非とも明日までには治さむとて、夕刻ふたゝび内科に赴き治療を乞ふ。新たに内服藥二種處方せらる。早く寢に就き、五代目柳家小さんが猫久、馬の田樂、三軒長屋、道灌など聽く中眠りに落ちたり。
乍陰乍晴。風邪痊えず心地わろし。アマゾンより山下達郎ベスト盤OPUS屆く。三枚組にて初囘特典ボーナス盤もあり。玉川スミ歿。享年九十二。午後主治醫を訪ひ投藥を乞ふ。役塲に立寄り自立支援醫療受給者證の申請をなす。先月末期限切となりしに心附かざりしかば新規申請となれり。理髮してかへる。夜初更BS11柳家喬太郎のようこそ藝賓館に立川雲水が看板の一、立川生志がお菊の皿を聽く。おもしろからず。口直しに三時半BSプレミアム日本の話藝セレクションにて錄畫し置きたる春風亭小柳枝の柳田格之進を聽く。結構なり。喉の痛み退かず水洟とまらず。睡眠劑を服して早く寢に就く。
晴後に陰。喉の痛み堪へがたければ内科に徃き診察を乞ふ。醫師の診斷によれば夏風邪なるべし。ネブライザーにて喉と鼻に藥劑を吸入す。内服藥四種處方せらる。倦怠感甚しく何事をも爲す能はず。夕餉に彼岸の牡丹餠を食ふ。
細雨糠の如し。風冷なること初冬の如し。FM愛知サンデー・ソングブックに今週發賣のベスト盤OPUS全曲メドレーを聽く。晡時中央圖書館に行く。内田樹高橋源一郎の對談集どんどん沈む日本をそれでも愛せますか?をよむ。大相撲龝塲所千龝樂橫綱白鵬對大關日馬富士戰を見る。日馬富士渾身の寄りと下手投げにて白鵬を破り二塲所連續全勝優勝を果す。久振りにて手に汗にぎる力相撲を見たり。初更K川堤上をあゆむ。半月あきらかなり。家にかへりて汗を拭ふや俄に喉の奧痛み出しぬ。風邪の兆候なるべし。
晴れし空に鰯雲棚引くさまいかにも秋の風情なり。新寒肌を侵す。昨夜Eテレ日本の話藝にて錄畫せし桂雀松の替り目を聽く。この噺をサゲまで聞くは始めてなり。晡時一睡。夜初更河畔を步す。蟲聲雨の如し。微風冷かなり。余夏以來寢間着のほか何も掛けずに眠りしが、今宵はタオルケットを掛けて寢に就けり。此日秋分。
晴。旅亭一階の中華レストランにバイキングの朝飯を喫す。十時前精算。風始て冷なるを覺えしが濕氣あり。徃來の人半袖半分長袖半分の割合なり。エスタ地下食品店街にて糟倍を買ふ。開店して間もなきに客多し。札幌驛構内雜遝甚し。快速エアポートにて新千歲空港に徃く。土產物賣塲にて鹽雲丹わかさいもなど購ふ。十二時半全日空機離陸。乘客七割程度。二時半中部國際空港着。空港バスに乘りて五代目柳家小さんの一目上がりと長者番附を聽く。晡時家にかへる。夜初更いつもの溫泉に徃き半身浴をなす。凉風颯然として水の如し。共同通信の記事によるに本年九月の北海道異常氣象に見舞はれ觀測史上最高の氣溫を記錄せし由。
陰晴不定。漸く凉しくなりしが日盛には薄暑を催す。旅亭のレストランにバイキングの朝食をなし、步みて札幌驛に行き地下鐵道南北線に乘り中島公園に出でゝ園内を散策す。菖蒲池に輕鴨數多あり、一人の女岸邊より麵麭を千切りて投げるや輕鴨殺到し、嘴太鴉も待構へて漁夫の利を狙ふなり。園内に白樺の林あり。景色を水彩畫に描く中高年の男女三四人あり。キタラ音樂堂を見物す。中庭のみ解放されたり。公園の東より道路に出づるや目の前に四十雀の群來りて山雀も一羽交じりたり。道立文學館を見學す。常設展も見應へあり。文筆家の自筆原稾を見る。金田一京助が知里幸惠に送りし端書の文面逹筆言ふばかりなし。伊藤整の文字も見事なり。遠藤周作はいかにも人を食つた筆致なり。特別展新美南吉生誕百年紀念ごんぎつねの世界を見る。東京外國語學校卒業生なるを知る。正午過公園南端の倉式珈琲に小憩す。ランチの時間にて滿席、客は高齡の婦人ばかり。喧噪長く居るに堪へず。幌平橋より豐平川の風景を眺む。水量頗る少し。中洲に鷗一羽あり。東の岸邊に水遊びする親子を見る。地下鐵道幌平橋驛より南北線に乘り大通驛下車、地下步行空間を步みて旅亭にかへる。假眠一時半ばかり。晡時市電に乘りて病院に徃き叔父Sを見舞ふ。耳元に聲をかけしが頷きもせず首を橫に振りもせず佛頂面のまゝなり。見舞客を迎へるは不愉快極まりなき樣子なり。余に出來ることは兩手の爪を切ることくらゐなり。悲しむべし。五時頃叔父Y仕事を終へて合流し、叔父の運轉する車にて叔母S母上と四人揃ひて石狩市花川に徃く。創成川沿ひの二百三十一號線を北上するなり。西の空低く埀れこめし雲次第に茜色に染まる。六時前H邸到着。余が花川に來りしは恐らく三十五年以上昔のことなるべし。迎へ出でられし伯母K頗る壯健、福々しくなれり。鄰家のK邸より伯父Y伯母Sも集ひ來りて總勢七名、夕餉に笹隱の辨當など食す。歡語時の移るを忘る。夜二更K邸を訪ふ。一箇月かけて内裝を全面的に改裝せしばかりなり。廣さに一驚を喫す。ふたゝび叔父Yの運轉する車にて旅亭にかへる。
雨。蒸暑し。異樣なる疲勞を覺え半日惰眠を貪る。この日叔父S透析を受ける日なれば見舞は遠慮したり。雨は午後歇みたり。夕刻母上と拉麵店久樂に夕餉をなす。白味噌のスープ濃厚にして味ひ深し。腹ごなしに驛前を散步、JRタワーの三十八階に登りT38といふ展望臺より眼下に札幌の全市を眺む。眞南に惠庭嶽を眺望す。テレビ塔の時計七時二十分を示す。東の果てには百年記念塔とおぼしき建物の赤き電燈明滅せり。西は大倉山シャンツェ間近にあり、圓山藻岩山は手を伸ばせば屆かんばかりの近さなり。北側は再開發にて高層マンション建築物隙間なく建ち竝び、町の樣子全く變りて舊觀を思返すよすがもなし。市の人口本年四月現在百九十二萬人に達せし由揭示あり。展望室は平日の夜初更のことゝて見物客殆なく閑適最もよろこぶべし。カフェにアイスクリームと咖啡を求め夜景を愛でながら小憩す。地上に降り創成川の步道橋に登りて川の景色を眺む。長年に亙りし工事やうやく終りしとみえ創成川トンネル開通し、その上は遊步道となりぬ。柳の大樹殘されたり。夜風半袖にても寒からず。何やら氣味惡し。
曇天。强風昨の如し。旅裝をとゞのへ母上と高速バスにて中部國際空港に徃く。車中五代目柳家小さんの芋俵とちりとてちんを聽く。十一時二十分空港着。港内閑散。正午過全日空機離陸。一時五十分新千歲空港着。JRの驛に徃くに何やら構内アナウンス姦しく、凾館行特急北斗新札幌驛にて故障し車兩點檢中の由にて、作業はいつ終るにや定かならず、札幌行快速エアポートはプラトフホームに停車中の十四時四分發が十五分遲れにて發車し、後續の列車は發車時刻大幅に遲れる見込なりとぞ。已むを得ず最終の快速エアポートに乘り札幌に向ふ。車内旅客雜遝せしが幸にして北廣島より母上座席に坐るを得たり。三時札幌着。下りの快速エアポートすべて運休なり。蒸暑さに一驚を喫す。名古屋より暑し。彼岸の頃とも思はれず。旅亭に荷を解きベッドに橫はりて小憩すること一時間ばかり。市電に乘り病院に赴き叔父Sを見舞ふ。やゝ肥えて血色もよきに苦悶の表情にて余らの聲にも反應せず、伯母Sの聲にのみ首をかすかに橫に振りまた輕く頷くばかりなり。見舞に來らるゝを快しとせざるなり。時恰も胃瘻の管より榮養分と藥を注入せられしばかりにて、睡眠藥も混入せられしとおぼしく、眼は固く閉ぢられしまゝなり。喉に痰からみて苦しげに噎せられたれば看護婦來りて喉元に穿ちし穴よりチューブにて痰を除去す。直に眠に落ちたるを見て辭去し、夜初更伯母の家にて晚食をなす。室内蒸暑くベランダの窓と玄關扉を開け放ちて夜風を迎へ入れる。市電にて旅亭にかへれば二更なり。
陰晴不定。大風來る。四鄰寂寞、自動車の徃來も少く、卓上の曆を見て始て敬老の日なるを知る。午後溫泉に徃く。入口に貼紙あり。六十五歲以上の客に入浴券一枚進呈、同伴の孫にも一枚進呈する由。受附に竝びたる年配の女恐縮して入浴券を受けとりたり。露天風呂に半身浴をなす。圖書館に立寄りてかへる。初更甥RとDより電話あり。敬老の日なりとて父上母上にかけたるなり。微熱あり。早く臥牀に橫はり曉明三重テレビにて錄畫せし第三の男を看る。民放にも係らず廣告宣傳なしのノーカット放映なり。放映後解說者喋々と駄辯を弄すこと十五分近し。
晴れたる空に浮雲多く南より北に流るゝさま颱風十六號の近きを知らしむ。FM愛知サンデー・ソングブックに作詞家ハル・デヴィッド追悼特輯を聽く。午睡二時間。心身重苦しきこと昨の如し。初更川岸を步む。九時NHK-FMサウンドクリエイターズファイルに山下達郎特輯第二囘を聽く。フジテレビ俺たちひょうきん族エンディング曲土曜日の戀人は山下氏の賣込と知り一驚を喫す。客人放送作家鈴木おさむ。來週最終囘の客人は東山紀之なり。
曇天。推敲のつゞきをせむと思ひしが心身重苦しく何事をもなすこと能はず。悲しむべきなり。榻に臥し寐つ起きつして日をくらすのみ。三時半雷雨襲來る。
曇天。雨來らむとして來らず。秋暑猶去らず。頭重苦しく机に倚りがたし。午後いつもの溫泉に徃き半身浴をなす。瀨戶街道體育館南交叉點セブンイレブンの鄰にありし五右衞門といふパスタ屋いつか廢業し、星乃珈琲といふ喫茶店出店せり。中央通舖裝工事のため片側交互通行となり稻葉町より南榮町交叉點まで澀滯甚し。矢田川の雜木林につく/\法師の啼くを聞く。アミカに立寄り買物をなす。鄰の空地にエディオンの新店舖その全貌を現す。中央圖書館に立寄りてかへる。日脚際立ちて短くなりぬ。夕方六時を待たずして書窓忽暗淡たり。二更堤上を步す。中京テレビ金曜ロードSHOW!にて錄畫せしアンジェリーナ・ジョリー主演の活動寫眞ソルトを看る。アンジーのアクションのみ見物なり。
快晴の空雲翳なし。戲曲A添刪。劇評飜譯。筆進まず。二更川岸をあゆむ。足どり重し。
晴れたる空に白雲多し。朝風冷なりしが日盛には攝氏三十三度の暑さなり。机に向ひしが何といふ事もなく懶し。正岡容の隨筆寄席囃子など繙きしが讀書の興もまた倦みがちなり。强ひて茟を秉り劇評を飜譯す。夜二更川邊をあゆむ。東南の風嫋々たり。
曇りし空より漏れ落つる薄き日の光全く秋らしくなりぬ。夜中雨ふりしと覺しく路面濡れたり。倦怠感痊えず、朝飯を食して直に臥牀に橫はる。睡より寤むれば一時半なり。いつもの溫泉に徃き半身浴をなす。戲曲A點竄。筆進まず。讀書もまた意の如くならず。夜食を絕つ。川端を步す。川風心地よし。三時半に錄畫せしBSプレミアム日本の話藝セレクションにて三遊亭歌司の百川を聽く。また八時に錄畫したるBS11柳家喬太郎のようこそ藝賓館に橘家藏之助が蛇含草、柳家小ゑんが鐵の男序を聽く。小ゑんは天體觀測アマチュア無線オーディオなど多趣味の人にて、平成八年に小惑星を發見し KOEN と命名されたり。
隂後に晴。秋暑猶盛なり。倦怠感甚し。精神明暸ならず。戲曲A添刪。晡時午睡。初更川端を步むこと日課の如し。蟲の聲夜每に滋し。睡眠劑を服す。
曇天。日も亭午のころ起出づ。倦怠感甚し。午睡よりさむれば旣に燈刻なり。夜初更河畔をあゆむ。風凉しく濕氣昨日に比すれば少し。下駄ばきの男とすれ違ふ。余もいつか荷風先生を眞似て下駄をはき杖を曳きたしと思へど肝腎の着物を持たざれば見果てぬ夢なり。
曇天。折〻微雨あり。戲曲C添削。譯語に關して編輯人と意見を交す。午後いつもの溫泉に徃く。文藝別册增補新版大瀧詠一を讀む。初更堤上を步す。藝人矢部浩之自然氣胸にて入院せし由。余も二度罹患せしことあれば他人事とは思へず。
陰晴不定。筆全く進まず。懊惱甚し。六時NHK-FMに大瀧詠一のアメリカン・ポップス傳2012 Part2 第五夜を聽く。ロックンロールよりポップスへと移行する陰にギター奏者アル・カイオラあり。今宵の曲目を下に記し置く。日本の文脈讀了。
陰天。戲曲C改稾筆進まず。苦心慘澹たり。午後日本の文脈を讀む。能舞臺の切戶口は子宮、對角線上の目附柱は男根なりとは卓見なり。中沢新一の曾祖父は日本メソジスト敎會の牧師山中共古に洗禮を受けたり。山中は江戶城大奧に勤務する大奧番士なりしが、幕府瓦解後靜岡に移り加奈陀人宣敎師マクドナルドに受洗せられたり。靜岡は宣敎の據點なりき。靜岡にて茶の栽培を奬勵し一大產業とせしは舊幕臣の東京に歸參するを虞れし勝海舟なりし由。初更インターバル速步。昨夜九時テレビ愛知にて錄畫し置きたる北野武の活動寫眞アウトレイジを看る。ショット編輯いつ見ても見事なり。
曇天。殘暑復來る。戲曲C添刪。大に進捗す。先週は敢へて原藁に一度も目を通さず、謂はゞ鹽漬にして一旦作業を中斷し、此日一週間ぶりに通讀して作品の全貌をあらためて味ふを得たり。精密なる點竄に拘泥するあまり木を見て森を見ざること徃〻にしてあり。内田樹と中沢新一の對談本日本の文脈を讀む。六時NHK-FM大瀧詠一のアメリカン・ポップス傳 2012 Part2 第三夜再放送を聽く。初更川端を步す。溽蒸甚しく宛然蒸風呂のなかを步むが如し。
隂。新寒肌を侵す。欅の梢色づき初めたり。朝餉に食用鬼燈を食す。宮城なる叔父Nより餽られしものなり。甘みありまた酸味あり。戲曲C推敲。二時ことぶきの湯に半身浴をなす。三時主治醫を訪ひ藥を乞ふ。自立支援醫療受給者證更新の手續きをし忘れぬ。老耄憐れむべし。パチンコ屋インターパレス跡地に家電量販店エディオンの店舖その屋臺骨ほゞ完成し屋根に大きなる看板も出來たり。晡下家にかへる。マイケル・クラーク・ダンカン歿。享年五十四。六時NHKらじる★らじるにて大瀧詠一のアメリカン・ポップス傳第二夜再放送を聽く。今夜は一九五七年の樂曲にてバディ・ホリー、ノーマン・ペティ、エルヴィス以後のサン・レコード、救世主ジェリー・リー・ルイスが中心なり。曲目を茲に記し置く。
Oh Boy / The Crickets
二更川緣を步す。居待ちの月薄赤き色をなし東天にあり。蟲語しきりなり。
陰晴定らず。無風。戰時中のとある事を調べむとて終日中公文庫版德川夢聲の戰爭日記を檢閱す。夕餉に獨活の蕾の天麩羅を食す。苦み佳し香り佳し。午後六時らじる★らじるにてNHK-FM大瀧詠一のアメリカン・ポップス傳第一夜再放送を聽く。この時刻愛知縣の電波放送は地元局制作の番組を流すなれど、らじる★らじるは東京親局の番組を全國に流すなり。初更河畔を步す。蟲聲喞々たり。
空どんよりと曇りて風死す。けふは完全休養日となし、MINICLIP の 9 Ball Quick Fire Pool に興ず。晡時午睡より覺めて窗外をみるに小雨ふりしとおぼしく路面濡れたり。初更川緣をインターバル速步にてあゆむ。蟲聲雨の如し。歸途微雨に値ふ。二更 NHK-FM サウンドクリエイターズファイル に山下達郎の DJ を聽く。客人クリス松村。今月十六日及二十三日にも放送あり。
舊七月十五日。晴後に陰。細雨折〻烟の來るが如し。窓邊に黃色なる揚羽蝶來る。何とはなく嬉しき心地せらる。深夜十二時に留守錄し置きたるNHK-FM放送を聽くに、案の定津波注意報の報道のみにて大瀧詠一のアメリカン・ポップス傳2012 Part2 最終囘は放送されず。來週の再放送を待つばかりなり。午後齒科醫A氏を訪ふ。拔齒跡の消毒をなし七月來の治療とりあへず終りぬ。診察臺の畫面にてモンスターズ・インクの一塲面を看る。次囘の治療は晚秋もしく初冬の豫定なり。晡下榻に臥し、今曉三時BS-TBSにて錄畫せし落語硏究會に柳家喜多八が死神、桃月庵白酒がお化け長屋、喜多八が鰻の幇間を聽く。結構なる番組なり。夜二更堤上を步すこと日課の如し。