晏起十時に近し。隂。NHK-FM浪曲十八番に澤順子の絲車を聽く。原作山本周五郎、脚本大西信行、曲師佐藤貴美江。PowerPoint授業敎材作成餘事なし。雨もよひの空颱風十六號の近きを知らしむ。橫綱白鵬引退。
陰。川の畔を步む。輕鴨二十羽。椋鳥、白鶺鴒、背黑鶺鴒、川鵜、鵯、土鳩。胃痛痊えず。讀書。
/陰晴定りなし。豐田學舍遠隔授業。疲勞甚し。一昨日より胃痛みて心地わろし。夕餉に粥を啜る。NHK-FM邦樂のひとゝき小唄篇に春竹利保の萩桔梗、忍ぶ夜、されば浮世、名月や、田村成美の秋の七草、渡辺の綱やん、蟲の音、せかれ、春日とよ高壽のしをらしく、もみじ、羽織きせかけ、蓼胡満和の美代吉、へうたん、舟の船頭衆を聽く。
秋晴の好き日なれど空しく家に留まる。米國職業野球エンジェルス對マリナーズ戰テレヴィ中繼を見る。大谷翔平二番先發出塲。本據地最終戰。七囘を終へて十奪三振一失點の好投なりしかど味方打線の援護なく、またしても十勝目ならず。控へ席にてバットを叩きつけたり。心中察するに餘りあり。
雨霏霏。寒冷冬の如し。NHKラヂオ第一ラヂオ深夜便話藝百選に中津川弦の漫談スポーツ謎解きとキラーコンテンツの漫才德川家康を聞く。七月二十九日聽衆なきスタヂオにて收錄。文化放送志の輔ラヂオ落語DEデートに三代目三遊亭右女助の出札口とだくだくを聞く。音源不明。我家のロボット掃除機ルンバを宇良と命名す。贔屓の關取の醜名なり。大谷翔平三壘打二本二四球一三振。エンジェルス十四對一にてマリナーズに大勝す。慶賀すべけれど明日は本據地アナハイム球塲最終戰にて大谷先發するなればけふの疲勞を案ず。打者再び活躍して大谷を援護することを冀ふのみ。FM AICHI山下達郎サンデー・ソングブックを聞く。
Eテレ日本の話藝に林家正藏の心眼を聞く。感心せず。BS-TBS落語硏究會に柳家小里んの夏どろと古今亭文菊の笠碁を聞く。大相撲秋塲所千秋樂。面白き相撲に乏し。霧馬山千代丸を吊出し九勝六敗。新橫綱照ノ富士優勝。殊勳賞大栄翔、技能賞妙義龍。ラヂオNIKKEI第一寄席あぷり笑ひすぎなみ寄席に三遊亭遊史郎の心眼を聞く。この日氣溫終日攝氏十九度。
晏起。薄く曇りて朝風肌寒し。TBCラヂオ魅知國寄席に三遊亭笑遊の鰻の幇間後篇を聞く。NHKラヂオ第一NEXT名人寄席に立川がじらの世界の終り、東京ホテイソンの漫才、春雨や風子の子ほめを聞く。聽衆なきNHK五〇五スタヂオにて收錄。ラヂオ關西内海英華のラヂ關寄席に笑福亭鶴二の代脈を聞く。音源は八月一日神戶喜樂館晝席なり。ルンバ君書齋と寢室の塵を掃ひてくれたり。思ふところありて此日より烟草を絕つ。東京かはら版(正式名称東京かわら版)十月號に小池晃の隨談、菊生改メ三代目古今亭圓菊の取材記事、木ノ下裕一の質屋庫論を讀む。大谷翔平けふまでの三試合にて四球十一囘。申告敬遠は一試合につき一囘の制限を設けるべし。岩波新書の柄谷行人著憲法の無意識を讀む。大相撲秋塲所十四日目。照強鮮やかなる掛投げにて千代ノ皇を倒す。宇良も手本の如き足取りにて魁聖を土俵の外へ運べり。霧馬山また外掛にて栃ノ心を轉がしぬ。豊昇龍は千代大龍に押され防戰一方なりしが土俵際とつたりにて勝星を拾ふ。三敗の遠藤阿武咲ともに敗れたり。正代妙義龍に爲す術もなく寄切られ大關とは思はれず。NHKラヂオ第一上方演藝會にスマイルの漫才引越は大變(城田和哉作)と大木こだまひびきの笑ひの引落し(山本誠作)を聞く。奈良縣大淀町文化會館あらかしホールにて收錄。三重テレビ淺草お茶の間寄席に三遊亭小笑の粗忽の釘(眞打昇進披露興行)、三遊亭笑遊の町内の若い衆、三遊亭圓樂のずつこけを聞く。
輕陰。寒冷初冬の如し。この秋始て長袖のシャツを着る。窗外に鵯二羽來りて窓越しに余の顏を凝視す。八事學舍始業日。七十日ぶりに遠隔授業を行ふ。BS-TBS落語硏究會に橘家圓太郎の操競女學校お里の傳を聞く。本年二月聽衆なき國立演藝塲にて收錄。大相撲秋塲所十三日目。貴景勝妙義龍の掬ひ投げを食らひ、正代も阿武咲に寄切られ兩大關腑甲斐無し。結びの一番御嶽海は照ノ富士に寄切られたり。
晏起。快晴。秋分。薄暑を催す。T氏來訪。釣果の眞鯛と血鯛を惠まる。NHK-FM浪曲十八番に港家小柳丸の梶川屛風廻しを聽く。曲師佐藤貴美江。大相撲秋塲所十二日目結びの一番明生照ノ富士の右をさしてまはしの深き所をとり下手投げにて橫綱を堂々と倒しぬ。この秋初て柿を食す。和歌山產筆柿なり。
微雨ふりてはまた歇む。彼岸に入りてより天候定らず。倦怠甚し。讀書興なし。大谷翔平第四十五號本壘打を放てり。投手として十勝達成するを冀ふのみ。大相撲秋塲所十一日目宝富士逸ノ城の力相撲、また若隆景霧馬山も面白し。結びの一番橫綱照ノ富士土俵を割りし髙安を突飛ばしたるは感心せず。時事通信漫才師ホームランの勘太郎の訃を傳ふ。享年六十五。
秋晴の好き日なり。朝風肌寒し。每日新聞に宗助改め桂八十八の取材記事を讀む。日テレNEWS24に桂福團治と酒井くにおとおるの正司敏江追悼文を讀む。豐田學舍始業日なり。二箇月ぶりにて遠隔授業を行ふ。稍疲勞を覺ゆ。夕刻より雨となる。晩食をなしつゝ大相撲秋塲所十日目テレヴィ中繼を見る。結びの一番宇良照ノ富士を相手に大奮鬪、足をとり兩者睨み合ひ、橫綱の上手投げを海老反りになりて堪へしが力盡きぬ。一分三十一秒の大相撲なり。
敬老の日。彼岸の入。隂。授業敎材作成餘事なし。大相撲秋塲所九日目。豊昇龍土俵際に追ひつめられしが諦めず若隆景を一本背負ひにて倒したり。結びの一番前頭四枚目大栄翔照ノ富士にまはしをとらせず喉輪と突押しを繰出して寄切り橫綱に土をつけたり。日刊スポーツ正司敏江の訃を傳ふ。享年八十。
秋晴の空澄みて淸し。NHKラヂオ第一ラヂオ深夜便話藝百選に一龍齋貞水の義士銘々傳三村の薪割りを聞く。音源は平成二十八年十月十六日Eテレ第四十六囘NHK講談大會なり。慈君と朝餉をなしつゝBSプレミアムのワイルドライフに長野輕井澤新發見言葉でつながる小鳥たちを見る。鈴木俊貴氏の硏究によれば四十雀は名詞のみならず文を發話す。小雀は鷹來りと嘘をつきて五十雀や山雀を退散せしめ餌にありつくなり。文化放送志の輔ラヂオ落語DEデートに古今亭志ん生の稽古屋を聞く。音源は昭和三十一年五月二十八日ニッポン放送志ん生十八番なり。FM AICHI山下達郎サンデー・ソングブックを聞く。
午後より曇りて夕刻雨となる。夕餉に肉豆腐とほうれん草のおひたしをつくりて大相撲秋塲所八日目テレヴィ中繼を見る。小結髙安七連敗の千代翔馬の變化に體勢崩され上手投げを食らひ五敗。豊昇龍取直しの末逸ノ城を堂々と寄切りたり。大關正代琴ノ若のまはしを取れず上手投げを食らひぬ。結びの一番玉鷲照ノ富士を土俵際に追ひつめしがもう一押し足りず寄切られぬ。ラヂオNIKKEI第一寄席あぷり笑ひすぎなみ寄席に山遊亭くま八の人間動物園(桂三若作)を聞く。
雨もよひの空なり。寒冷北海道に在りし日を思はしむ。BS朝日お笑ひ演藝館VS.にコント山口君と竹田君のコント借金、堺すすむのなんでかフラメンコ、ナイツの英語漫才を聞く。岩波新書の柄谷行人著世界史の実験を讀む。午後より雨ふる。晩食をなしつゝ大相撲秋塲所六日目テレヴィ中繼を見る。手に汗握る相撲少し。宇良巨漢碧山を粘り强く押出したり。霧馬山立つや否や正代のまはしをとり吊出し氣味に寄切る。貴景勝呆氣なく玉鷲に押出されぬ。結びの一番若隆景健鬪せしかど照ノ富士の極出しに倒れぬ。橫綱の極出しは天下無敵なり。今塲所唯一の希望は御嶽海なり。
曇天。川の畔を步む。川向の土手に紅白の彼岸花咲揃ふ。北の川原の雜草悉く刈りとられぬ。輕鴨二十六羽。白鶺鴒、背黑鶺鴒、嘴太鴉、土鳩。午後讀書。夕餉をなしつゝ大相撲秋塲所五日目テレヴィ中繼を見る。宇良送り吊出しといふ珍しき技にて大栄翔を土俵の外に運ぶ。英乃海も後ろもたれといふ珍しき決り手なり。貴景勝漸く本領を發揮して琴ノ若を押出したり。正代また若隆景を一方的に押出しぬ。結びの一番霧馬山善戰せしかど照ノ富士に寄切られ初黑星を喫す。わが千代の国五連勝。婦人公論に高田文夫中野翠清水ミチコの鼎談を讀む。
陰後に晴。岩波文庫の江沢洋編朝永振一郎著量子力学と私を讀む。午後母上と家電量販店に徃き客間書齋寢室の天井用LED照明器具を購ふ。またiRobot社のルンバ671を買ふ。廉價驚くの外なし。家にかへりて各部屋の照明を取替へルンバに掃除せしむ。一時間ほどかけて家中念入りに掃除してくれたり。
隂雨空濛たり。寒冷晩秋の如し。市中柿の實のみのりたるを見る。講談社の大江健三郎柄谷行人全対話を讀む。夕餉に栗飯と自家製鰺の開きを食しつゝ大相撲秋塲所三日目テレヴィ中繼を見る。髙安は何故に攻めざるにや霧馬山に引落されぬ。豊昇龍よく堪へしが御嶽海に寄倒されたり。貴景勝無力。正代けふもよき相撲をとりたり。夜に入りて雨ふりまされり。朝日新聞に矢野顕子の取材記事を讀む。
陰。倦怠。寐つ起きつして日をくらし主治醫を訪ひ藥を乞ふ。慈君無花果を煮てジヤムをつくらる。夕餉をなしつゝ大相撲秋塲所二日目テレヴィ中繼を見る。正代けふは髙安を攻めつゞけよい相撲をとりたり。角番大關貴景勝首の怪我荏苒たるにや霧馬山に易易と押し出されぬ。結びの一番豊昇龍健鬪せしかど照ノ富士に寄倒されぬ。二日目にして早や新橫綱の全勝優勝決りしが如し。
隂。風濕氣を帶びて冷なり。NHKラヂオ第一ラヂオ深夜便話藝百選に五街道雲助の宿屋の富を聞く。文化放送志の輔ラヂオ落語DEデートに三代目三遊亭金馬の死神(譽れの幇間)を聞く。音源は昭和三十四年五月十三日ラヂオ東京(現TBSラヂオ)の日立演藝會なり。ABCラヂオ日曜落語なみはや亭に三代目桂小文枝の宿屋仇を聞く。音源は昭和五十七年十二月二十六日大淀ホテルプラザのサッポロビール土曜名人會なり。FM AICHI山下達郎サンデー・ソングブックに架空の動物で棚から一摑みを聞く。
Eテレ日本の話藝に桂米助の澤村榮治物語を聞く。夕餉に茸の炊込御飯をつくり、蛸の刺身〆鯖を食しつゝ大相撲秋塲所初日テレヴィ中繼を見る。役力士總じて腑甲斐無く新橫綱照ノ富士のみ磐石なり。余は正代への興味を失ひぬ。樂しみは霧馬山豊昇竜のみ。ラヂオNIKKEI第一寄席あぷり笑ひすぎなみ寄席に立川寸志の彌次郞を聞く。
朝の中雨ふりしが須臾にして歇む。陰晴不定。TBCラヂオ魅知國寄席に桂米福の湯屋番を聞く。ABEMAに米國職業野球エンジェルス對アストロズ戰を見る。大谷翔平二番先發。第一打席いきなり右翼席に第四十四號本壘打を放つ。ラヂオ關西内海英華のラヂ關寄席に桂梅團治のSLを聞く。音源は八月二十四日神戶喜樂館歸つて來た鐵道ウイークなり。NHKラヂオ第一眞打競演に春風亭柳昇の雜俳と五代目柳家小さんの道具屋を聞く。音源は前者が昭和五十四年一月十九日東京落語會、後者は同年一月三日上野本牧亭なり。司會東京かわら版編集長佐藤友美。客演の春風亭昇太が語るに柳昇より敎はりし噺は牛ほめと雜俳のみなりと云ふ。論創社の谷川道子谷口幸代編多和田葉子の〈演劇〉を読むをよむ。テレビ愛知中川家の笑ふ大須演藝塲に矢野兵動の漫才日常の話、すち子&吉田裕のコント花月うどん本日オープン、中川家の漫才を聞く。NHKラヂオ第一上方演藝會に桂福丸の金明竹を聞く。音源は今月二日NHK大阪ホール第四百六十八囘上方落語の會なり。三重テレビ淺草お茶の間寄席に笑福亭羽光のペラペラ王國、玉川太福の豆腐屋ジョニー(三遊亭白鳥作、曲師玉川鈴)、三遊亭白鳥の座席なき戰ひを聞く。白鳥珍しく仕込を忘れたり。
秋晴の空愛すべし。V・S・ラマチャンドランとサンドラ・ブレイクスリーの共著脳のなかの幽霊(角川文庫)を讀む。正午半年ぶりに山羊を見むとて慈君と俱にK町の民家に徃く。二頭恙なし。大きなるは牡、小さなるは牝なり。牝のろ/\と余の足許に來りて頭をぐい/\二三度押つく。これ威嚇にあらず遊戲なり。毛竝好く糞は黑き柿の種の如く艷ありて健康なるを知らしむ。初て飼主の女現れ言語を交へたり。多辯の人にて余等の何も尋ねざるに喋〻呶〻山羊の來歷を語りて人の倦むを知らず。牡の名はジャックなるを知りたり。午後讀書。
雨蕭蕭。風冷なり。河出文庫の細野晴臣著HOSONO百景を讀む。午後陰雲散じて空澄みわたれり。夕餉にオムライスを食す。終日家に在り。
雨もよひの空なり。寒冷彼岸の頃に似たり。朝餉の後SARS-CoV-2疫苗第二囘接種。講談社文藝文庫の柄谷行人浅田彰全対話を讀む。思考聊も古びず。髮を理す。雨降り出しぬ。咖啡を啜り六花亭のマルセイキャラメルと銀座あけぼのの米菓を食す。マクアケにて大須演藝塲に存續支援金を寄附す。夕餉に鷄麵を食す。昨夜のBS日テレ笑點なつかし版にレツゴー三匹の漫才を聞く。初囘放送平成十二年十一月二十六日。
輕陰。風濕氣を含みて冷なり。六花亭の花林糖極樂とモカホワイトチョコレートふくじゅそうを食す。ABEMAにエンジェルス對レンジャーズ戰を見る。大谷翔平二試合連續四打席無安打。零對四にて完封負けを喫す。講談社のつげ義春大全第二卷を讀む。夕刻より雨となる。
深更雨聲をきく。何故にや眠ること能はず、睡眠劑を服して纔に眠るを得る。半陰半晴。風冷なり。河畔を步む。輕鴨四羽。土鳩、背黑鶺鴒。階前夏椿の實悉く落つ。InterFM897細野晴臣Daisy Holiday!にビーチ・ボーイズ特輯を聞く。
未明錄畫し置きたるCBCの傳へる’21に藝術の價値舞踊家金森穣16年の鬪ひを見る。日刊スポーツの記事に本日の大谷翔平は四打數無安打一四球三三振なりしが八囘第四打席四球を選びて二壘を盜みたり。轉びてもたゞにては起きぬ男なり。雜誌記事を飜譯す。NHK-FM邦樂のひとゝき地唄篇に平野麗子の若菜と夕顏を聽く。咖啡を啜り六花亭のリッチランド、ミルクチョコレートはまなし、ストロベリーチョコホワイトを食す。二時今月分の仕事を終へたり。通販生活編暮しの道具ピカイチ事典を讀む。余が愛用するメディカル枕、ヒートコットンケット、また今年母上に贈りしツボエのおろし金もあり。
隂。NHKラヂオ第一ラヂオ深夜便話藝百選に金原亭馬玉のそば淸と入船亭扇好の寄合酒を聞く。文化放送志の輔ラヂオ落語DEデートに四代目春風亭柳好の道具屋を聞く。音源は昭和六十二年十月十七日TBSビアホール名人會なり。ABEMAにエンジェルス對レンジャーズ戰を見る。六囘裏大谷翔平第四十三號三點本壘打を放つ。ホセ・スアレス投手四對一の完投勝利を博す。咖啡を啜り六花亭の白樺羊羹漉餡とホワイトチョコレートふきのとうを食す。書齋と寢室の塵を掃ふ。FM AICHI山下達郎サンデー・ソングブックを聞く。
Eテレ日本の話藝に當代三遊亭圓歌のやかん工事中を聞く。六月十一日昭島市KOTORIホールにて收錄。夕餉に烏賊の煮付をつくる。ラヂオNIKKEI第一寄席あぷり笑ひすぎなみ寄席に入船亭扇好の浮世床を聞く。終日門を出でず。テレビ愛知サンド軍ナイツ軍藝人ネタバトルにロケット団の漫才オリンピック、タイムマシーン3号の太つたアニメ、ミルクボーイのあいつ、ナイツの自己紹介、サンドウィッチマンの犬の散步、納言の女友達、U字工事の栃木クイズ、カミナリの川柳を聞く。
秋雨蕭蕭漫步すべからず。四鄰寂寥。寒冷昨日に劣らず。TBCラヂオ魅知國寄席に六華亭遊花の堪忍袋を聞く。ラヂオ關西内海英華のラヂ關寄席に笑福亭達瓶の茶目八と笑福亭呂鶴の有馬小便を聞く。音源は前者が八月二十一日神戶喜樂館晝席、後者は同月十二日同寄席晝席なり。日刊スポーツの記事にエンジェルスのホセ・イグレシアス内野手退團と云ふ。本壘打を放つ大谷の出迎へ役なりき。無念。朝日新聞に小佐田定雄の笑福亭仁鶴追悼記事を讀む。NHK-FM邦樂百番新内篇に鶴賀若狭掾の鬼怒川物語累身賣の段を聽く。三味線新内仲三郎、上調子鶴賀伊勢一郎。母上と俱にABEMAにエンジェルス対レンジャーズ戰を見る。大谷翔平二番先發。二點本壘打を打たれしが味方打線三點とり三對二にて九勝目を擧ぐ。讀書。夕方より雷鳴り風雨瀟瀟たり。三重テレビ淺草お茶の間寄席に柳家小ゑんのミステリーな午後、ロケット団の漫才、柳家はん治の粗忽長屋を聞く。
秋霖歇まず。寒冷暮秋の如し。食卓より雙眼鏡にて窗外電線に竝ぶ河原鶸を眺む。數日來米國東部豪雨に襲はる。紐育市昨日非常事態を宣言したり。今年は獨逸、白耳義、支那、日本など各國に雨潦河をなす。講談社學術文庫の養老孟司著形を読むをよむ。六花亭の抹茶ホワイトチョコレートみずばしょうとマルセイバターサンドを食す。一昨日の高田文夫のラジオビバリー昼ズに柳家喬太郎と春風亭昇太の對談を聞く。
雨ふりてはまた歇む。肌寒し。ABEMAに米國職業野球エンジェルス對ヤンキース戰に大谷翔平の打擊を見つゝ雜誌記事を飜譯す。四打席凡退。敵軍投手コールとチャップマン時速百六十粁前後の速球を連投す。NHK-FM浪曲十八番に澤孝子改名六十周年紀念談話を聞く。咖啡を啜り六花亭の大平原とマルセイバターサンドを食す。河出書房新社のカルロ・ロヴェッリ著世の中ががらりと変わって見える物理の本を讀む。
舊七月二十五日。鱗雲天を蔽ひていかにも秋の空合なり。川の畔を步む。輕鴨十七羽。背黑鶺鴒、白鶺鴒、土鳩。雜誌記事飜譯。齒科醫A氏を訪ひ定期檢診を受く。ABEMAに米國職業野球エンジェルス對ヤンキース戰大谷翔平の打擊を見る。けふは安打を放たざりしかど五回裏本壘を盜みたり。六花亭のこの道はいつか來た道とひろびろを食す。午後飜譯の後讀書。黑雲天を閉ざして雨もよひの空となる。日脚際立ちて短くなりぬ。此日先考の一周忌なれば好物たりし鰺の開きを供へて食す。