朝の中雨降りしが須臾にして霽る。心地すぐれず。午後困臥。
晴後に陰。字幕査讀。午後讀書。大谷翔平二打席連續本壘打を放てり。睡眠劑を服す。
晴。疲勞を休む。午後氣溫攝氏三十三度に昇る。
晴れて西北の風烈し。字幕査讀。心倦みつかれて作業捗らず。
陰。八事學舍にて二年生授業。
雨。NHK-FM浪曲十八番に東家恭太郎の神崎與五郞東下りを聽きつゝ授業の準備をなす。午後困臥。
薄く曇りて暑し。八事學舍にて三年生授業。點過去形を練習し映畫談議をなす。
疲勞をおぼゆること甚し。體溫は平熱なれど心地すぐれず。
晴。字幕査讀。晡時醫師M氏に藥を請ふ。睡眠劑を服す。
晴。字幕査讀。疲勞困憊。
小雨折〻ふる。空暗きこと晝も猶黃昏の如し。字幕査讀餘事なし。
曇りて風なし。八事學舍遠隔授業。午後西班牙語字幕査讀。疲勞甚し。
薄く晴れて風しづかなり。食慾稍生ず。西班牙語字幕査讀。BS-TBS落語硏究會に柳家權太樓の居殘り佐平次を聞く。
陰後に晴。ほぼ一週間食はず意識朦朧、體に力入らざれど三年生の授業を休む譯にゆかず、乘合自働車地下鐵道を乘繼ぎて八事學舍に赴く。A限B限は辛うじて立ち白板に書くことを得しが衰弱甚しく、C限は椅子に腰かけたまゝ筆記型電腦の畫面を敎塲内のモニターに映して板書の代用となしたり。二時前歸宅。晡時鷄麵と、白菜鮭罐のくたくた煮を食す。まともな食事は一週間ぶりなり。少しく體力恢復しつゝあり。
八時過起床。隂。粥一口すゝるのみ。金曜以来空腹を覚えず。終日臥蓐に在り。
この日も臥褥に在り。午後三時ごろ粥一匙すゝるのみ。
終日臥蓐に在り。晡下母上のつくられし粥一椀をすゝりてまた眠る。
深夜十二時過に覺醒。朝食を少し食す。午前字幕飜譯査讀一時間半。午後疲勞困憊して困臥。絕食。
早朝乘合自働車と地下鉄を乗継ぎて八事學舍に徃く。二年生授業。試驗の準備に十六號館とゼロ號館を走り囘り疲勞甚し。午後歸宅。三時臥牀に橫はり忽睡る。睡より寤むれば深夜十二時過なり。空腹をおぼえず喉渴くのみ。
睡眠劑五錠飮みて纔に睡るを得たり。小雨歇みてはまた降る。授業準備。河出書房新社刊カルロ・ロヴェッリの科学とは何かを讀む。倦怠甚し。
薄く曇りて風なし。八事學舍にて三年生の授業を行ふ。五人全員好く勉强するなり。映畫談議をなす。午後歸家。上島竜平急逝の報に接す。呆然として云ふところを知らず。享年六十一。悲しい哉。睡眠劑三錠飮む。
陰。午後甥D君突如來訪せらる。歡晤二時間。
雨ふりて寒し。蓮實重彥のショットとは何か（講談社）を讀む。
晴天。N子母の日の祝なりとて本髙砂屋のエコルセを餽らる。新潮六月號の蓮實重彥著青山真治をみだりに追悼せずにおくためにを讀む。
天氣牢晴。薰風習〻たり。路傍の植込に朝顏の花の咲けるを見る。
陰。二年生遠隔授業。午後サーモスの携帶水筒を購ふ。BSプレミアムのクラシック倶樂部にて荘村清志ギタア伴奏小林沙羅が歌ふ谷川俊太郎作詞武滿徹作曲の死んだ男の殘したものはを聽く。二〇一六年二月二十日東京文化會館小ホールに於ける演奏會なり。
こどもの日。立夏。薄晴。母子三人柏餠粽など食しつゝ諧語。初更S子の家路に就くを見送る。
晴天。風しづかなり。午後S子來訪。夕餉にパエーリャをつくる。シモーネ・オルテガの調理法を參照す。
憲法紀念日。天氣牢晴。風また冷なり。雜誌記事飜譯。けふも終日門を出でず。
晴後に陰。西北の風吹きすさみて寒し。昨夜BSプレミアムのプレミアムステージにて錄畫せしSPACの夜叉ヶ池を看る。終日家に在り。
舊四月一日。雨ふりて寒し。