夢百夜

こんな夢を見た。

列車に乗っている。踏み切りを越え、駅に着く。終着駅らしい。「まずい」と思う。白い肌でブロンドの客がぞろぞろ降りる。彼らに混じって人目につかぬよう降りる。改札はない。「大丈夫だね」と連れの女に呟く。無賃乗車だったのだ。なぜかロシアである。