夢百夜

こんな夢を見た。

教師なのに、どういうわけか学生服を着て校舎の階段を降りている。蕎麦が食いたい。蕎麦でなければだめだ。階段を降りた右手におあつらえ向きに蕎麦屋の暖簾がある。靴をぬぎ、ゴザの上に座る。鴨南蛮を頼む。ハイお待ちどうさまと、どんと目の前に何かが置かれる。巨大な掻き揚げのようなものが丼のうえに乗っていて、向こうが見えない。これは断じて鴨南蛮ではない。赦してやるものか。