夢百夜

こんな夢を見た。

名古屋の古ぼけたアパートで男三人で共同生活をしている。部屋は畳敷きである。

この日の朝は珍しく同居人たちより先に起きた。電車で東へ向かう。突然電車が徐行運転になる。窓から手を伸ばせば届く距離に、やはり朽ち果てたアパートがぎっしり並んでいる。ある部屋の窓を見ると、窓を開けたまま昼寝をしている女性がいる。素っ裸である。つい見つめてしまう。露出狂だろう。露出狂ごときの罠に引っかかった自分が情けない。