夢百夜

こんな夢を見た。

見知らぬ街でタクシーを探している。なかなか来ない。やっと捕まえて後部左側に座る。何故か目の前に運転手がいる。左ハンドルなのだ。どうやらポルシェらしい。運転手はシルクか何かのシャツを胸元まで肌蹴た、気障な若い男で、大してスピードが出ているとも思えないのにメーターは軽く百キロ前後で振れている。乗ったのが東京北区らしく、西が丘競技場の西側までと告げたのだが、どういうわけか、運転手の家に案内され、それを自分も不思議には思わない。

階段を昇る。妙齢のきれいな女性が出迎える。

男の妻か同棲相手か、あるいは妹か。内縁の妻に相違ない。なにしろ男はシルクのシャツを胸元まで肌蹴ているのだ。