夢百夜

こんな夢を見た。

見慣れぬ家。父以外の家族が揃っている。棚から上の妹が手帳を引っ張り出す。「〈永遠日記〉っていうんだよ。お母さんがN子のためにとっておいてるんだよ」という。背表紙を渦巻き状のバネで閉じられた何の変哲もないノートだが、それぞれのページは、半畳くらいありそうな巨大なページを幾重にも折りたたんだ格好になっており、料理や生活の知恵がびっしりと書き込まれている。いくら家族とはいえ、自分のではない日記を人に見せびらかすのはいかがなものか。