夢百夜

こんな夢を見た。

小さな町の朽ち果てた教会。中に入ると今しもミサが始まろうとしている。父と母と三人で入ると中は薄暗い。神父らしき男に、前へ来なさいと顎で促される。

促されるまま歩いていくと工事中の高速道路に出る。何時の間にか車を運転している。本線へ向かって上り坂になっているトンネル状の道の途中で待機。素性の知れぬ女がわれわれと合流する。工事には何処か胡散臭いものがある。ぼやぼやしていると命にかかわる。

戦闘機に乗り換える。行き先はペルーだ。手許の朝刊の国際面には、あるペルー船籍の船がスパイ船だとスッパ抜かれている。後方から二機のミサイルが飛んでくる。機体を回転させたり、急降下して機首を思い切り上げたりしてかわす。

教会に入るときには覚悟しなければならない。