こんな夢を見た。
スピルバーグの映画の絵コンテを担当している黒人女性の仕事ぶりを取材している。事務所の廊下には、大勢の子供が床に座り、わいわいがやがやとさんざめきながら、拙い絵コンテを描いている。聞けばカンボジアの難民だという。まるで幼稚園のお絵描きの時間である。子供たちは、赤や青や茶や緑のクレヨンで、白い紙に得体の知れない模様を描く。どうやらクレヨンを使うのは初めてらしい。騒ぐのも無理もない。騒げ、騒げ。