夢百夜

こんな夢を見た。

出張ジゴロのアルバイトをしている。事務所にいる。腰から上はなにも着ていない太った女が電話を受ける。出掛けたくないのだが、自分に指名だ。ふざけて駄々をこねて、椅子に座っている女の背後から抱きつき、垂れた乳房をもみしだく。女は笑う。なにがそんなにおかしいのか訊ねると、陰茎が、という。まったくふしだらな女である。勃起していない時は確かに小さいが、ふだん小便をするのには大きいと不便だし、堅さでは人後に落ちない、というと、たしかにそうね、と女がさして関心もなさそうに応じる。なに、話などちっとも聞いてやしないのだ。そんな女だから、ジゴロの事務所なんぞに勤める羽目になるのだ。ざまをみろ。自分は女の乳房をしきりに揉んでいる。