こんな夢を見た。
チーマー風、チンピラ風、フリーターの女。いったいどういう経緯で集まってきたのかさっぱり分からない人間たちが三人いる。アパートの一室である。自分は風呂を湧かす当番で、何故か種火をつけてから水を張るという頓珍漢なことをしでかし、いざ沸かそうといくら試しても火は大きくならない。チンピラ風の伊達男が、おいどうしてくれるんだよ、と凄む。風呂が沸かないことに腹を立てているのだと思ったら、どうやらそうではない。胸のところに刺繍が施されたシルクのベストが濡れたというのだ。乾かせばいいではないか。チンピラは所詮チンピラである。