夢百夜

こんな夢を見た。

西田ひかると恋人関係にある。何処でどうして知り合ったのか、定かではない。

週末に遊びに来るという。自分が住んでいる家は川辺にある高床式の、隣家とは長屋のように繋がったバンガロー風の造りで、洒落た造りだが、階段を上がり玄関を入るとすぐ台所、その左手に通路があり、そこを通ると漸く部屋に出るいう、まるで夜行列車のような狭苦しい家である。川のそばという以外に場所は分からない。家中を掃除し、夕方遅く、辺りがすっかり闇に包まれた頃に、全身黒ずくめのひかるちゃんが玄関に現われる。それから二人きりでずっと家にいたのだが、なにをしたのかさっぱり憶えていない。ひかるちゃんは始終微笑んでいた。薄気味悪かった。