夢百夜

こんな夢を見た。

自転車レースの競技会に参加している。自転車の後に台車のようなものがついていて人を載せて走る規則になっている。自分の担当は白人の男である。われわれは優勝候補である。風景は北海道江別市大麻の駅前。ところが、どういうわけかわれわれはレース断念を余儀なくされる。男が項垂れる。「実力はオレたちが一番なんだ」と言って慰め、「ゴールの渋谷までこのまま走ろう」と言うと、男の目がぎらり光る。自分はペダルを思いっきり踏み込む。トップのチームが目と鼻の先に迫る。駅前を越え、下り坂に入る。

だが何故ゴールは渋谷なのか。考えてもしかたがない。渋谷が待っているのだ。