夢百夜

こんな夢を見た。

そこかしこがワインレッドの大理石でできている、時代がかった巨大なホテルのロビー。昔のマドリードのアトーチャ駅のように天井が高い。壁に幅広の階段。その正面がエレベーター。頭の上はがらんとした空間。三階に用事があるのだが、エレベーターガールは、次のエレベーターなら止まる、といって乗せてくれない。

小さく区切られたボックスに、一人ずつ、白人男性が入っている。受付なのか。みんな透き通るように色白で、金髪をなでつけ、白いシャツを着ている。三階にはどうやっても行けない。