こんな夢を見た。
知人の演劇プロデューサーと話をしている。今度の日曜日に海外に芝居を観に行かないかという誘いを受ける。だが、自分は土曜日に黒柳徹子とロンドンで観劇する先約がある。これは断るためにその場ででっち上げた辻褄合わせの嘘ではない。それが証拠に、月曜には帰国して東海大学で授業があるのだ。プロデューサーは、そうですかと言って、さっそく黒柳徹子に電話して、日程を調整しはじめた。話がどう転がろうが、自分は黒柳との約束を果たすつもりである。このプロデューサーは以前西班牙語の翻訳を依頼しておきながら約束の翻訳料を踏み倒した男である。そんな男とは関わり合いたくない。