こんな夢を見た。
立体的な迷路の町。水路が張り巡らされていて、移動にはボートが欠かせない。自分を含めた「少年たち」は、何者かに追われているのか、町が水没しようとしているのか、とにかく一刻の猶予もならず、町から脱出しようとしている。が、途中で仲間とはぐれ、探し出すのに一苦労する。ボートでコンクリートの艀のような所に着くと、どういう構造になっているのか、遥か下の方に垂直に交差するように別の川が流れており、妹の声が下方から聞こえてくる。荷物を纏めて、狭苦しいパイプのようなものを潜ったり梯子を降りたりして、妹がいる場所になんとか辿り着く。だが安心してはいられない。時間は刻々と過ぎてゆく。