夢百夜

こんな夢を見た。

金魚を飼っている。どこにでもある小さな長方形の水槽。金魚はかなり大きく、ヒレが小さく、金魚というよりは鮒のようである。水槽には蓋がなく、その上に、蛙のようなものが入った同形の水槽を載せてある。金魚の水を交換してやり、しばらく眺めていると、上の水槽の底がやぶれて、蛙のようなものがぬるりと下の水槽に落ちてしまった。あんまりグロテスクで手で触れるのはいやだ。だいたい蛙なのかどうかが分からない。ただぬるぬるして柔らかいのが不気味だ。金魚が食べられはしないかと気が気でないところで目が覚めた。