夢百夜

こんな夢を見た。

大学らしき建物。ベッドが数台あるだけの狭苦しい仮眠室でベッドを一台あてがわれる。体の調子が悪くて立っているのもままならない。

教室でラテン語の講義を受ける。講師を務めるのは見覚えがないブロンドの若い青年と日本人女性。初回だというのにずいぶん話を飛ばす。自分は予習をしていないから歯が立たない。長母音の記号がない例文の発音を誤るとすかさず指摘される。ほかの学生をみるとみな聴講届を用意している。自分は用意していない。講師の目を盗んでこっそり教室を這い出し、聴講届を調達して、そっと教室に舞い戻ったつもりだが、目敏い女講師に見つかり、間接的に冷やかされる。

早くベッドに戻りたい。