こんな夢を見た。
女がいる。このティーカップをあの人たちに見てもらいたいの、といって、古ぼけた屋敷の居間へ女は向かう。自分は映画のカメラのこちら側にいる要領で万事を第三者の視点で見ている。顔を真っ白に塗り、パンクではないがとんがった恰好をしたカップルが、客人と、テーブルに座って静かに談笑している。男が立ち上がり、別のテーブルでティーカップの品定めをする。値打ち物なのだろうか。女は自信たっぷりである。