たこ焼き村さんの四字熟語。真理ですな。
『大衆の反逆』でオルテガが警鐘を鳴らしたのが79年前。
IFO【identified flying object】
とでもいうべきでしょうか。
日本語での発音は、「い~ふぉ~」でいいですか、ヒューストン?
まさに IFO ですね。
発音はイーフオーかアイフォーか、はやく確認しなさい!
UFO が「ユーフォー」なんだから IFO は「アイフォー」でしょうなあ。
でも、Cambridge Pronouncing Dictionary の UFO の項には「ユーフォー」という発音は載っておらず、ちゃんと「ユー・エフ・オウ」と言わなきゃいけないようです。
http://www.laesieworks.com/ifo/index-all.html
規範的な発音はユー・エフ・オーがなんですね。言われてみれば英語のネイティブ・スピーカーが「ユーフォー」と発音する場面というものを映画でもテレビでも見た記憶がないなあ。
リンク先で正しい発音がわかるのかと思ったらなんと!
……いるんですねえ、〈確認済み飛行物体〉の設計・製作してる人。
いやあ、確認できてよかった。これで安心してスペースシャトルを操縦できます。
ありがとうございます。
僕はむしろ、ゆうさんの「留守税関」や「十時沢山」のような作品を書きたいとつねづね思っているのですが、最近これという四字熟語に当たりません。
虎視眈々と狙っております。
古紙短々:再生紙で作ったトイレットペーパーは短い、という根拠のないうわさ。
>次は淡路島との車内アナウンスを聞く。
本当に?本当に東京駅の次は淡路島なの?
うぎゃー。
そうよ…淡路島なのよ…玉葱の産地…。(むなしい)
しかし、どうでもいい日記を二度も読んで下さって、ありがたや、ありがたや。
(「下の行にはちゃんと淡路町って書いてるからわかるじゃん!」という心の叫びはグッと堪えてゴクンと呑みこみました)
あ、午後帰宅しました。仕事終わったの夜中の一時半。疲れた。
昨日、林光作曲『原爆小景[完結版]』のスコアを買いました。
以下、作曲者によるまえがき(2001月8月完結版初演のプログラムの文章の転載)から抜粋します。
〔…〕は僕が割愛した部分を示します。
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『原爆小景』の作曲者は、この作品を27歳で書きはじめ、今年の夏、69歳半ばに完成した。〔…〕
1958年、27歳のときに書いた「水ヲ下サイ」は、〔…〕主要部分では変ロ短調の調性が確保されている。
1971年に完成した「日ノ暮レチカク」「夜」では、作風が一変して、〔…〕自由で不規則な無調音楽とが混在するが〔…〕。
そして今年2001年に作曲された「永遠(とわ)のみどり」では、ふたたび調性の世界があらわれる。
ゆるやかなグレゴリオ聖歌の模倣からはじまるこの章は、けれども「水ヲ下サイ」への単なる回帰ではなく、反転する色彩=補色を用いたひとつの乗り越え=止場である。〔後略〕
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止場・・・・・・?
止場・・・・・・?
止揚だよねぇ! あうふへーべんだよねぇ!これはゆうさんに報告しなきゃ、と思った次第です。
ご報告、嬉しく拝読しました。
ワープロの変換ミスの可能性は極めて低いし、林光氏はたぶん手書きでしょうから典型的な誤植ですね。しかし言葉が言葉だけに高級です。しかも文章の結論部分でハラヒレホロハレとずっこけさせる技は並大抵ではありません。
校正段階で林氏が気づかず、編集者も気づかなかった。印刷業者も含めて、関わった全員の叡智が結集して完成した見事な作品です。
高評価をいただき、誇らしい気分です。べつに僕の手柄じゃありませんけど。
まえがきの隣のページには英訳がついているのですが、上に引用した文章のうち「そして今年2001年に…」以降の部分の訳は次のようになっています。
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Then in "Green Everlasting" which was composed in 2001, a tonal world reappears. This piece, which begins with an approximation of a gentle gregorian chant, is not simply a return to "Give Me Water" but is rather a transcendence or sublation of that earlier piece using an inverted or complementary tonal palette.
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この sublation という単語を知らなかったので辞書を引いてみたら、これが「止揚」そのものなんですなあ。
英訳した人は、林氏の手書きの原稿のコピーか何かを見ながら訳したのでしょうか。
それとも「止場」を見て「これは“止揚”の誤植に違いない」と思って sublation と訳し、そのことをだまっていたのか。
ちゃんと誤植を指摘したのに、それがどこか途中の段階で無視されてしまったのか。
空想は広がります。
ところで、この組曲(申し遅れましたが混声合唱曲です。ゆうさんならご存知かもしれませんが)の2曲目と3曲目はかなり現代的な手法で作曲されており、楽譜にも特殊な記法が使われているので、その読み方の説明が書いてあるのですが、これにも英訳がついています。
たとえば2曲目「日ノ暮レチカク」の説明の1つめは、次のような簡潔なものです。
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パルスの速度はひとつの基準であり、内的に把握されたい。
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しかるに、この英訳は次のような念入りなものになっています。
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The "PULSE SPEED" is only one indication of tempo and should not be regarded as a "very strict" instruction. The performer has to make his own decision after a through understanding of the work.
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なるほど、日本語の原文を直訳しただけでは理解が困難だと判断して、このような噛み砕いた訳を作ったのだろう、と僕はある種の感慨を持ってこれを読みました。
しかし終わり近くの through understanding の through は thorough の誤りではないのかという気がしてならないのです。
空想がどんどん広がってゆくよ。
「2001月8月完結版初演のプログラムの文章」を採録するにあたり、当時のプログラム原稿をスキャンして文字解析した際に解析を誤った――という可能性もありますね。
止揚って、英語では sublation っていうんですか。『リーダーズ英和辞典』をひいてみると sublation では立項されず、sublate (止揚する)の派生語として綴りが載っているのみ。
英訳は実にゆきとどいた訳ですね。しかも thorough とすべきところをうっかり through と書いてみごとに画竜点睛を欠くあたり、あっぱれというほかありません。著者と印刷業者と編集者と英訳者がみんな粗忽ウイルスに感染。鮮やかなチームワーク。表彰状を進呈したい。
この組曲、お恥ずかしながら存じません。
高度なお話からそれてしまって大変申し訳ないのですが、たこ焼き村さん、どこかでこれ歌われるご予定がおありですか?ぜひ聴きたいで~す!林光は知り合いが「月 わたし 風」を近々歌うというので聴きに行きたいと思っています。
残念ながら僕はもう何年も合唱から遠ざかっておりますし(聴きに行くほう専門)、さらにこの『原爆小景』という曲はアマチュアがおいそれと歌いこなせるような曲ではありませんので・・・
CDは、
2001年に終曲が作曲される以前のもの と 終曲を含めた完全版の両方を持っています。残念ながら演奏は前者のほうが優れていると思います。
前者のamazonのページにはカスタマーレビューが1件だけ寄せられていますが、僕の意見はこの人と正反対です。
特に最後の
>この曲は、ドロドロと、人間の性への執着を全面に出し、ある程度音が外れようが何であろうが、そのときの感情のままに歌い継ぐべき曲だと考えています。
>このCDの曲集すべてに言えることですが、音に忠実になりすぎたことが、この録音の失敗の原因かと・・・
という部分を読んだときは、たいへん申し訳ないけれども「黙れ、このトーシローが!」と心の中で悪態をついてしまいました。
しかも「人間の性への執着」って、あなた・・・
性じゃなくて生だろ、生!!
> 性じゃなくて生だろ、生!!
(* ̄m ̄)ノ彡☆ばんばん!!
そりゃあ、ドロドロもヌメヌメもすることでしょう。
なーるほど、混声合唱ですからね、団員の半分はドロドロのヌメヌメ、あとの半分はカチカチのビンビン、この曲はそういう状態で歌うべきだということだったんですね。
浅はかでした。
なんというご乱交、じゃなくてご乱行。
恐れ入ります。ちょっと下ネタが過ぎましたでしょうか。
でも「尿意満潮」を見逃すのも、あまりにも惜しいと思いましたので・・・
OK牧場!(by シモネッタ・マンジオーネ)
すみませーん、下ネタばっかり思い浮かぶんですぅ。
水練って目にするのも耳にするのも久しぶりで感激しました。
感激のあまり、水質には思いが至りませんでした。
禿同。
わあ、ご賛同ありがとうございます。
(じつは書いた直後に、「批判が殺到するのではないか」と戦々兢々でした)
わが家でアンケートを取ったら、全員、一人残らずゆうさんに賛成でしたよ。
なんと!
テレビドラマ評論家でいらっしゃる副所長殿のご賛同を得たとは!
もう思い残すことはありません。先立つ不孝をお許しください…。(自分でも何を言っているのかわかりません)
S先生の奥様謹製、久しぶりの四字熟語。
語義によって天国と地獄にわかれる四字熟語というのは、きわめて珍しい。
お目に留めていただけただけでも光栄です。たこ焼き村さんが四字熟語で楽しそうに遊んでいらっしゃるのを見て、ついふらふらと寄ってしまいました~。
奥様いっしょに遊びましょ♪
道ならぬ愛の遊戯にふさわしい平日のけだるい午後…。