東京都足立区出身。先祖はハマグリ。極太眉にりんごの頬が特徴の正義のヒーロー。「ひょうきん族」が特番だった頃、スーパーマンのパロディーをやろうというアイデアから生まれました。初登場は81年10月10日の「綾小路家の謎の巻」。マントには足立区後援会の刺繍が施され、腰に巻いたチャンピオンベルトにはwhbc(世界ひょうきんボクシング協会)認定。84年10月27日まで登場。
84年2月4日初登場の合体ヒーロー。マジックハンドを使った〈タケちゃんマンロボパンチ〉〈タケちゃんマンロボストンピング〉などの技があったものの、重く、不安定なため、「押すと危ない!足の下に入れ!」と注文の多いキャラ。テーマソングは町田義人が熱唱。対抗してナンデスカロボも登場。
一連のキャラでたけしがもっとも愛着をもったおやじキャラ。名付け親は高田文夫。〈アルプス興業〉の刺繍入り作業ジャンパーにヒゲ面で片手を差し出し、「冗~談じゃないヨ」が口癖。
昭和30年代の人気番組「少年ジェット」に登場する謎の怪人が元ネタの、タケちゃんマンの宿敵。最初は高田純次が演じていたが、おたふく風邪で休んでしまい、4回目の放送(81年11月21日)から明石家さんまにバトンタッチ。「みごとな攻撃だな、タケちゃんマン!」「クワッ、クワッ!」が口癖で、死闘を繰り広げる。タケちゃんマンとの対戦成績は0勝40敗。
明石家さんまの当たり役。初登場は83年4月9日の「強烈あみだ婆さん登場」。衣装はなんとコシノジュンコがデザイン。テーマ曲「アミダばばあの歌」作曲はあの桑田佳佑。84年3月10日まで活躍。
黄色と黒の衣装、頭に「?」マークのさんまキャラ。84年3月17日から11月24日まで戦った。人気が今ひとつ伸びず、「もう誰も振り向いてくれない」と言い残して服毒自殺を遂げる。
「世の中で一番強いんのはサラリーマンちゃいまっか?」というさんまの発案で84年12月1日に登場。地味な背広姿に髪は七三分け、黒縁眼鏡がトレードマーク。名刺を差し出す名刺攻撃、揉み手で近寄るヨイショ攻撃が主な武器。出演者のウケはよかったものの、視聴者の支持は得られず、3回で引退。
さんまが山姥のような格好で「こんなの知っとるケ?」と妙な身軽さでタケちゃんマンを挑発した怪人キャラ。85年1月5日から11月9日まで対決。
頭が掌の形のパーハットをかぶり白塗り顔のさんまの当たりキャラ。「アホちゃいまんねん、ぱーでんねん」が決め言葉。
88年春から89年にかけて、たけしとさんまの対決シーンで作られたユニット。二人が赤と青の巨大カスタネットの被り物をかぶった。
- 二人
- ♪カスタネットのおじさんは体が弱いわけじゃない♪
- さんま
- でもね!
- 二人
- (カスタネットを叩きながら) ♪出て、出て、休んで、休んで♪
- さんま
- 来週は?
- たけし
- 分からない。
このフレーズは、当時収録を休みがちだったたけしへの皮肉でした。
82年11月20日放送分で暴力団員役として登場したのが元シャープホークスの安岡力也。ホラ貝をホタテといい間違えたのがきっかけでレギュラー化。以後、出演者がホタテと口走ると、『ジョーズ』のテーマ曲が流れて登場。「ホタテのロックンロール」で歌手デビューも果たし、北海道ホタテ普及会から表彰も受けました。
南方系住民、通称アダモちゃん。体をくねらせ「ハイヤマカ・フンジャラマカ・アダモちゃん!ペーイ!」と意味不明の言葉を吐き散らす怪人。島崎俊郎はこのネタだけで3年営業できたと言っています。