TVコント大全

1973(昭和48)年

なんでそうなるの
日本テレビ

4月6日~9月28日。金曜午後7時30分~8時。プロデューサーは笈田光則。

「裏番組をブッ飛ばせ!」で悪乗りの野球拳をやり低俗番組のレッテルを貼られたコント55号がコントの原点に立ち帰った番組。収録は彼らが育った浅草の松竹演芸場。30分の枠で、二人のコントと合間にゲストの歌謡ショーを挟んだ構成。ゲストは、第一回が堺正章。その後は南沙織、アグネス・チャン、山本リンダ、野口五郎、西城秀樹、森昌子、三善英史、朱理エイコ、ちあきなおみ、ぴんから兄弟など。内山田洋とクールファイブとも共演しており、後に萩本欽一は前川清と〈コント54号〉を結成したこともあります。 〔注。前川清は2001年9月現在、NHKの「ふるさと・みなさま劇場」で、梅沢富美男とコントをやっています〕

医者の格好をした欽ちゃんが、トタトタと例の〈欽ちゃん歩き〉で登場、会場をウロウロします。そこへ患者の二郎さんが登場。しきりに欽ちゃんに病状を訴えるも聞いてくれません。欽ちゃんはひたすら逃げ、二郎さんは必死に追いかける。そして最後に欽ちゃんが脚を前後に開いて飛び上がり「それがどうしたの!?」と叫ぶのが典型的なオチでした。