TVコント大全

1968(昭和43年)

お昼のゴールデンショー
フジテレビ

4月1日~1971年9月30日。月曜から金曜の午後12時~12時45分。作家は塚田茂、前川宏司、井上ひさし。プロデューサーは浅野哲人。

舞台狭しと跳んだりはねたりするコント55号がテレビタレントとして有名になった番組。萩本欽一は27歳、坂上二郎は34歳。当時はテレビ朝日の「桂小金治アフタヌーンショー」が全盛の頃で、そこへ前田武彦がコント55号を率いて殴りこむ形になりました。有楽町のビデオホールで行われる公開生放送で、この枠は後に「笑ってる場合ですよ!」「笑っていいとも」と受け継がれていきます。

毎日必ず当時の売れっ子の歌手(中尾ミエ、園まり、梓みちよ、水原弘、坂本九など)と芸人(青空チック・タック、はんじ・けんじ、はるお・あきお、三遊亭円楽など)をゲストに迎え、前田武彦が司会進行し、コント55号の二人は表へ飛び出して有楽町の街頭で昼休み中のサラリーマンやOLと遊んだりしました。ステージでも二人はコントを熱演。「忘れもしない13年前!」「尊敬の目ピッ!」「性格に合わない」などは流行語になりました

てなもんや一本槍
朝日放送

4月7日~70年2月22日。日曜午後6時~6時30分。出演は藤田まこと、白木みのる、原哲男、花紀京、岡八郎、横山やすし・西川きよし他。プロデューサーは澤田隆治。

一国一城の主を夢見て生きる雑兵コメディー。

コント55号の「世界は笑う!」
フジテレビ

7月13日~70年3月28日。土曜午後8時~8時56分。出演はコント55号、桂高丸・菊丸ほか。プロデューサーは常田久仁子。

「お昼のゴールデンショー」に続くコント55号のレギュラー番組。公開番組初のカラー・ワイド演芸番組。ゲストとのかけあいでハプニング的おもしろさを狙ったコント。

東京ぼん太ショー
フジテレビ

10月6日~69年3月30日。日曜午後7時~7時56分。出演は東京ぼん太ほか。

トリオの演芸ブームの中、ひとりピン芸で頑張ったぼん太のバラエティー。内容は不詳。