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2011年6月6日(月)

東日本を襲った大地震発生から今週土曜で三ヶ月。福島原発の事故が予想以上にひどいことが判明し、在日外国人が次々と帰国したのは皆さんご存じのとおり。新宿エル フラメンコも地震発生直後にショーの中止を余儀なくされました。そして今週10日(金)、ダビ・マルティン・ドミンゲスのグループにより三ヶ月ぶりにショーが再開されます。身の安全を第一に考え、愛する日本をあとにしたスペイン人は、この三ヶ月間手をこまねいていたわけではありません。被災者支援のための慈善イベントを各地で開催してくれました。まず3月30日にセビーリャで、次いで4月7日にはバレンシアの芸術堂で、そして先週6月3日にはコルドバでチャリティー・コンサートを開催。その多くはフラメンコ関係者の発案によるものでした。

2011年6月7日(火)

先週3日、コルドバでフラメンコ関係者が大規模なチャリティーコンサートを行いました。タイトルは「日本支援のフラメンコたち」(Flamencos por Japón)。発起人は振付の鬼才ハビエル・ラトーレ氏。日本では小島章司フラメンコ舞踊団『戦下の詩人たち』『ラ・セレスティーナ』の振付でおなじみのラトーレ氏は Facebook でこう呼びかけました。「俺たちが何十年ものあいだ食いっぱぐれずにこられたのは日本人のおかげ。日本人は俺たちに飯の種をくれただけではない。何より大切なこと、〈敬意〉をもって遇してくれた。今こそ彼らの恩に報いる時だ」。たちまち大反響、大勢のアーティストが趣旨に賛同してくれました。会場はコルドバのアセルキーア劇場(キャパ3500人)。収益金は日本赤十字に寄付されます。

2011年6月8日(水)

3日にコルドバで開催された「日本支援のフラメンコたち」(Flamencos por Japón)。実は前日の2日にセビーリャのロシーオ・フラード劇場でも同じイベントが開催される予定だったのですが、諸般の事情で延期になりました。今月中に日をあらためて行うそうです。こちらの発起人はハビエル・プーガ氏。毎年夏に南フランスのモン=ド=マルサンで開催されるフラメンコの祭典のディレクターです。プーガ氏の奥様はピアニストの松村未英さん。ご親族が日本人なので、このたびの震災には大変心を痛めておいでです。

2011年6月9日(木)

スペインで真っ先に慈善コンサートを開いたのはセビーリャのアーティストでした。3月30日、アラメーダ劇場で行われたビエナル・デ・セビーリャ主催による慈善コンサート「日本支援セビーリャのフラメンコたち」(Flamencos de Sevilla por Japón)。会場は満席、入場料は無料。義捐金(任意)の受付はひとり5ユーロ(約585円)。総額2755.52ユーロ(約32万円)が集まりました。在スペイン日本大使館がサバデル・アトランティコ銀行に開設した銀行に振込まれ、日本赤十字に送金されました。参加したアーティストはエスペランサ・フェルナンデス、アデーラ・カンパーリョ、ハビエル・バロン、ペドロ・シエラ、ラファエル・カンパーリョ、パストーラ・ガルバンなど。セビーリャを拠点に活動する日本人ももちろん大勢参加しました。YouTube で検索すると動画が見られます。

2011年6月10日(金)

4月7日にはバレンシアのソフィア王妃芸術堂で慈善クラシック演奏会「がんばれ日本!コンサート」(Concert pel Japó)が開かれました。「むむ? スペイン語のつづりがヘンだぞ?」。はい、タイトルはバレンシア語なのです。ポスターには日本語もちゃんと載りましたよ。出演は指揮オメール・メイル・ウェルベルによるバレンシア自治州管弦楽団と同合唱団、そしてドニゼッティ『愛の妙薬』のソリストたち。入場料30ユーロ。プログラムは二部構成で、第一部はヴェルディの歌劇『運命の力』『ルイザ・ミラー』『リゴレット』やプッチーニ『ジャンニ・スキッキ』などのアリア、第二部は日本人作曲家三木稔の「マリンバ・スピリチュアル」をイスラエルのパーカション・デュオ PercaDu が演奏、またピアソラの「オブリヴィオン」「リベルタンゴ」、宮沢賢治「雨ニモマケズ」の朗読、最後はプッチーニの歌劇『蝶蝶夫人』の「ハミング・コーラス」。

2011年6月11日(土)

去る5日(日)はバルセロナとマドリードでも慈善イベントがありました。バルセロナはロックコンサート。会場は Sala Apolo 2。地元で活動するバンドが四組出演。一組目は日本語のロックを追求する Mizu。日本人バンド Esprit D'Air(エスプリ・デア)のボーカル Yosh(Yoshisuke Suga)と女性ボーカリスト、ファテマ・アヤッツ Fàtima Ayats が共演。二組目は nu-jazz とポスト・ロックとサイケのフュージョンバンド、ヒタバルダアス Hitabaldaäs。三組目はインディー・ロックのクラウディア Klaudia。四組目はカタルーニャのインディー・ポップ・グルーブ、ワントゥン Wantun。前売券8ユーロ、当日券10ユーロ。入場料と関連グッズ売上金は赤十字に寄付。マドリードでは〈連帯日本〉を意味する SOLIDARIDAD JAPON 主催による慈善行事。会場は Matadero de Madrid に隣接する時計の家文化センター(Centro Cultural Casa del Reloj)。折り紙教室や日本語講座、お絵描き教室、チャリティー蚤の市などが開かれました。