意味なし掲示板

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[No.678]   fromゆうさんの四字熟語 15/12/25/ (金) 23:09
学内浅学

大学は象牙の塔と称されるが、実際に中を覗けば教員も学生も浅はかな者ばかりであること。


:::::::::::

これ、ホントですわよ!
なんて言うと、その職業の方もいらっしゃるここではマズイのですけれど、
知る人ぞ知る『浅はかな者ばかり』の象牙の塔。
国民の税金返せ! 赤い門の中で威張ってるそこのセンセ!
アイコン from ゆう 15/12/25/ (金) 23:25
ほんまですなあ。
尊敬できる教員があまりにも少なくてアカンわ。
[No.677]   fromゆう 15/11/20/ (金) 12:55
アイコン
さっきセブンイレブンで煙草を買ったらレジの女性に「籤を引いてください」と言われて引いたらアクエリアス1リットルが当たった! 嬉しい! こんなことで大喜びするわたくしはなんて小市民!
アイコン from S先生の奥様 15/11/21/ (土) 23:34
正しい大喜びだと思いま〜す!

セブイレでバイトしてる愚息によると、くじで当たった商品の引き換えもその店の売り上げになるそうなので、くじが当たったら速やかにその店で引き換えしてあげるべきなんだそうです。
その当たり券を別のセブイレ店舗へ持っていっても引き換えできるそうなんですけど。
だからゆうさん、小市民なんかじゃなく、お店に貢献したヒーローなのですよ!!
アイコン from ゆう 15/11/22/ (日) 10:59
ヒーローになってしまったとはびっくり仰天!
そういえば、籤を引いてレジ係の女性に渡したら「あ、当たりましたよ。引き換えますか?」と即座に訊ねられ、言われるがままに引き換えてもらったのでした。アクエリアスはちゃんとレジの足下の箱に置いてあって、すぐ渡してくれました。売上げに加算される仕組みだったのですね。
「おかげさまでヒーローになれました」と、息子さんによろしくお伝えください!
[No.676]   from平社員 15/11/13/ (金) 13:24
修正,ありがとうございました。
はい,お察しのとおりの粗忽者でございます。
アイコン from ゆう 15/11/13/ (金) 13:36
おや、新しいスレになりましたね。これも粗忽技かな?
from 平社員 15/11/13/ (金) 18:23
そのとおりです。Resボタンを押し忘れました。
[No.674]   fromゆう 15/10/28/ (水) 12:47
アイコン
意味もなく新スレを立てちゃうぞ。いひひ。
アイコン from たこ焼き村 15/10/29/ (木) 15:10
怪我人が意味もなくぶらさがります。ぶら〜ん。
ゆうさん、拙掲示板にお見舞いありがとうございました。
アイコン from ゆう 15/10/29/ (木) 16:02
たこ焼き村さん、よくぞぶらさがってくださいました。
今月三日、神戸市内の道路の側溝に転落して膝を痛めてしまったそうで、まことにお気の毒です。激痛を想像するだけで体がふるえます。どうか養生なさってください。

側溝つながりの話ですが、ちょうど二週間前の木曜日に車を運転中、細い三叉路を左折しようとしたところ左後ろのタイヤが側溝に落ち、タイヤの心棒が曲がってしまいました。修理に十日かかりました。さいわい通行人はおらず、わたくしも怪我はなく、自動車に傷がついただけですみましたが、運転技術にはいささかの自信があっただけに驚きました。油断大敵、過信は禁物と、肝に銘じました。
アイコン from たこ焼き村 15/10/31/ (土) 21:45
やはり残念ながら歳には勝てない・・・ということなのでしょうね。
昔は何の苦労もなくできたことが、いつの間にかできなくなっている。そんなことばかりです。
アイコン from ゆう 15/10/31/ (土) 21:56
おっしゃとおり、歳をとったのだと痛感しました。考えてみればつい一昔前までは「人生五十年」だったのですから道理ですね。
運動神経が鈍くなり、視力が衰え、頭の働きも弱まり、めきめきと老人力がついてくる昨今です。
アイコン from たこ焼き村 15/10/31/ (土) 22:00
おっしゃとおり・・・(涙)
アイコン from ゆう 15/10/31/ (土) 23:41
うぎゃ!
粗忽天皇の面目躍如と思し召しくださいませ。
from いこちゃん 15/11/04/ (水) 12:22
>おっしゃとおり・・・(涙)

他人事と笑えぬ心中知らん顔

わたしゃ、まだ3年半くらいの、2万3千キロ走行の車を、フルバージョンアップとて、今なら100万下取りが付くと言われ、安全装置に力を入れておりますと等々言われ、買い替えたかったのに、周囲誰一人賛成者おらず、億万ばあばでもなく、諦めたばかりなんじゃ!
この歳で新車を買うバカがいるか! なんて。

別物だけど、
追い打ちかけるように、ネズミ取りに引っかかったんじゃ!
一時停止線上で止まりませんでしたね!って理由で(怒)
その前に、無灯火の自転車おっさんを止まって待ってあげたり、どまん真ん中を歩く親子を待ってあげたりしてるのも知っててなのよ!
悪態ついてきましたが、公務執行妨害なんてことになったら...と、出来ぬ我慢を我慢してきた。

『お気をつけてお帰り下さい』だってさ!
わたしゃ、消していたライトのことを、次の信号まで気付かずに走りましたです。はい。

これから払いに行きますから! ったく!!
アイコン from ゆう 15/11/04/ (水) 22:45
新車買えるなら買ったっていいのにねえ。性能も燃費もいいだろうし。くやしいね!

いこちゃん、またネズミ取りに引っかかったの? たしか前にも一度引っかかったよね?
一時停止線くらいお大目に見てくれてもいいのに。わたくしも昔一度だけ踏切りでしっかり一時停止しなかったって言われて切符切られたことがありました。左右の安全はちゃんと確認したのに。プンプン!

警察もこそこそネズミなんかつかまえないで、集団登下校の小学生をなぎ倒したり、ブレーキとアクセル間違えてコンビニに突っこんだりする猛獣を狩ってくれ!
from 平社員 15/11/05/ (木) 04:05
先日より遊ばせていただいています。四字熟語の「2文字」と「2文字」の、それぞれ本来の意味とは別に、くっつけると生まれる化学反応のような面白さがいいですね。これからもよろしくお願いします。
*「大関類似」が、何かの都合で2回入力されてしまい、失礼しました。
アイコン from ゆう 15/11/05/ (木) 13:58
平社員さん、ようこそ。
「大関類似」の二つ目は削除しておきました。
from 平社員 15/11/13/ (金) 07:57
とりかえっ語 文房四宝=筆墨硯紙でした。筆が2回も出てきてしまった。
アイコン from ゆう 15/11/13/ (金) 08:15
なかなかの粗忽者ですね。「筆墨硯筆」→「筆墨硯紙」に訂正しておきました。
[No.675]   fromyakko 15/10/28/ (水) 20:23
アイコン
先生、こんばんは。
早速のメッセージをありがとうございました。
こちらを見つけたので、ご挨拶を...。
うんうんと授業の内容を考えていたところ、先生のメールやHPのコンテンツから色々とヒントをいただけて
ありがたく思っております。
スペインへ行く日を夢想しております。

ベオグラードのオッチョコチョイの初投稿でした。。
アイコン from ゆう 15/10/28/ (水) 20:40
これはこれは、ベオグラードのyakkoさん、ようこそいらっしゃいました。
昨日はメールをくださりありがとうございました。俄然セルビアに興味を覚えました。

オッチョコチョイと伺って、よッ、ご同輩! と一方的に親近感がわきました。
と申しますのも、わたくしは根っからの粗忽者で、当サイトでは「粗忽天皇」というハンドルネームも使っております。

いろんな言葉遊びを楽しめるコーナーもいくつかございますので、ぜひご参加ください。
[No.673]   fromいこちゃん 15/10/02/ (金) 00:09
>おや、新スレになりましたね。

どんどん横道に逸れていくので...

そう、「文体が作品のいのち」なんですね。

オペラもそうです。 『道化師』とか...
でも私は、『衣装を捨てろ』のアリアにいつも吸い込まれそうになる。

シューベルトの『美しき水車屋の娘』なんて、いじいじしていて、もぉ!  ですけれど、歌は限りなく美しい。
以前、『水車屋の娘』を、ドイツ語の先生が読み解く講座を聴いたことがあります。
ドイツ語の先生なので、詩の説明、時代背景とか、裏に隠された意味などなど、掘っていくのです。
始めは面白かったのですけれど、そのうちに、「もういいじゃないのシューベルトの音楽は美しいのだから!」という気持ちにになり、その方の次の新講座はパスしました。

にごりえの文体、言葉選びの妙味、とはならないわたし。
嫌いじゃないけれど、朗読を聴いていて心地よかったけれど、でもやはり、内容で心揺さぶられる作品になびきます。

美しい文章、言葉を感じるセンスに欠けているのね...きっと。
アイコン from いこちゃん 15/10/02/ (金) 00:10
あれ!!!

新レス!!!
アイコン from ゆう 15/10/02/ (金) 09:45
おやおや、また新スレですな。

>美しい文章、言葉を感じるセンスに欠けているのね...きっと。

そんなことありませんよ。たまたま『にごりえ』が肌に合わなかっただけのこと。
美しいアリアに心を奪われる感性があるのだから、きっといこちゃん好みの美しい文章がどこかにあるはず。
わたくしは泉鏡花の文体が苦手で、小説にしろ戯曲にしろ、どの作品を何度読んでも心がときめかないのよ。好みは十人十色だから、こればかりはしかたがありませんね。
アイコン from いこちゃん 15/10/02/ (金) 10:02
しかも! 「レス」じゃなくて「スレ」...

泉鏡花...昔々、文学少女を装って 読んだ「かも」しれない。
って程度です。
kinndleで探してみようかな。

朗読で新しいクラスに入ったおかげで、そして、ゆうさんのおかげで、今まで知らんぷりだった分野に目が行くことになりました。(ちょっと年増になりすぎたけど)

ボケ防止のためにも、これは悪くないと思います。

よろしくお願い致しまする。おじぎ。



アイコン from ゆう 15/10/02/ (金) 10:35
スレとレス、混同しやすいですね。
スレはスレッド(thread=記事)の略、レスはレスポンス(response=返事)の略。どちらも外来語だから、つい間違えちゃいます。

いこちゃんの朗読の話は面白くて、たいへんためになりました。
読書って、今では黙って字面を目で追う黙読が当たり前ですけど、この世に書物が出現した当初は音読が当たり前でした。声に出して文字を読み上げるのが常識だった。なにしろ文字を読める人が少なかったから、読める人に音読してもらって、ほかの人はまわりに集まって話を聞いたのでした。読書は語らいの場だったんですね。

ある研究者の説によると、黙読に関する最初の記録はアウグスティヌスの『告白』(西暦400年頃)だそうです。声に出さず、心の声に従って黙って字面を目で追うことによって神の言葉に耳を傾けたんですね。じつは古代ギリシャ時代にも黙読の習慣があったと説く人もいるのですが、どうやら一般的な習慣ではなかったらしい。中世ヨーロッパでも主流は音読でした。その証拠に、当時の図書館は利用者の声がほかの人の迷惑にならないように、閲覧室が個室だったんです。

時代が下って近代に入ると、個人の「内面」というものが発見されました。「内面」をもつ個人は自分の心の声に従って、すなわち声には出さずに黙って文字を目で追う習慣を身につけた。思いきり大雑把な言い方をすれば、黙読は「近代の産物」と言えます。

だから、いこちゃんが朗読会で音読するのは、書物というものがこの世に誕生した昔の人たちの体験を現在に呼びよせる振る舞いなのです。本来の「読書」とは「声に出して読み上げること」だという人類史的事実を再確認することなのでありました。
アイコン from いこちゃん 15/10/02/ (金) 21:40
ゆうさん、いろいろ貴重なお話、ありがとうございます。

ゆうさんは百科事典みたいです。
次々 興味深い事へと誘ってくださいます。

スレ と レス も よぉーく分かりました。
高校であまり勉強しなかった英語、今、横文字言語化している世の中で 困っています。

長女は高校から 英語を叩き込む学校へ行き、大学も英語学科で、イギリス留学もしました。
高校の時の娘の姿でよく覚えている姿は、机で辞書をひいている背中、です。
今の職場では、高校 or 大学 のどちらかで縁のある人が大勢いるそうです。

後年、彼女が、「みんな同じ人種」と言うので、何のことだか分からず尋ねたら、
「だって、英語って、辞書をこれでもか!というほどひかなきゃならない...その作業が苦にならない人種の集まりだもん」と。

私はなぜ?英語に面白味を感じなかったのでしょう?
コツコツ系は嫌いじゃないんです。
刺繍とか、編み物とか、ピアノもそう。
中学の時、職業適性検査、みたいなものを学校で受けさせられたことがあり、コツコツ、単調作業に向いていると出ました。

あ、分かった!
コツコツ単純単調だけれど、頭は使えないんだ!

その私、腱鞘炎で、ピアノも刺繍もいけません、と言われ、
朗読は、喘息持ちで、吸入ステロイドを使っているため、声枯れして 思うように練習できません。

老後、何をして生きろと言うのか? とお医者さんに問いたい。
アイコン from ゆう 15/10/03/ (土) 09:39
お嬢さんのおっしゃるとおり、外国語が得意な人はたいてい辞書を引くのが億劫ではないどころか、空気を吸ったり吐いたりするのと同じ感覚で辞書を引きます。

腱鞘炎でピアノも刺繍もダメとは残念! 喘息もつらいですねえ。
体の負担にならない趣味、何かないかなあ。
アイコン from いこちゃん 15/10/03/ (土) 14:24
スポーツも好きじゃないし...

読書は、最近は、睡眠導入剤となってしまい...

昨日は アガサ・クリスティの『ミス・マープル』の録画を見ていて、どうしても眠ってしまい、意地になって繰り返し見ても又寝てしまい、そのうち宅配便が来たりで、結局3回くらい戻して見ましたよ。どどど...

空気を吸ったり吐いたりの感覚で辞書をひく、んですか。

最近の電子辞書は、ゆうさんにとってはどんなものなのでしょう?
次女が中学・高校の頃の15年くらい前には、学校に電子辞書を持って行くのが当たり前と化していて、何となく解せなかったのですが...
アイコン from ゆう 15/10/03/ (土) 18:13
テレビの映画を観たり本を読んだりする途中で眠りに落ちること、しょっちゅうありますよ。

電子辞書、たいへん重宝します。毎日朝から晩まで使い通し。すっかり必需品になりました。病院の待合室で順番を待つあいだも、文庫本を片手に、わからない文句はせっせと電子辞書で調べます。これが楽しい。

『ブリタニカ国際大百科事典 小項目電子辞書版』とか『百科事典マイペディア』、『精選版 日本国語大辞典』『明鏡国語辞典 第二版』『広辞苑』『明鏡国語辞典』『新明解国語辞典』、さらに『スペイン語中辞典』『現代スペイン語辞典』などなど、わずか二万円くらいですべて入手できるので大助かり。
[No.672]   fromいこちゃん 15/09/30/ (水) 20:25
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混んでる混んでる呼吸器科の待合室で、にごりえ をkindle で読み終えました。
そのくらい待ちました。

長谷川勝彦先生は、このような読みにくい、 まだ 口語体で書く という手法が確立する前の文章の勉強として、武蔵野 をテキストに出してきたのですが、にごりえ は 武蔵野 よりも更に読みにくく、こんな、待たされる事でもない限り ゼッタイ読まないよ〜 と思いました。

武蔵野 で勉強した、
文章には 節 ふし、竹の節 のように があり、それが集まって繋がって、一文となる。口語体で書かれているものも もちろん同じだが、口語体への確立途中の文章では、更にしっかり見極めないと、読み手にももちろん、聞き手にも分からぬことになる、節を見つけて読むこと、
というのを聴いたからか? かろうじて にごりえ を読み終えましたが、

本音を言うと… にごりえ って要するに… そういう話じゃん!

つらつらつらつら と あの話を一つの作品に纏めた、一葉の力には大いに感服しますが、
なんだ、オペラの筋書きと同じじゃん…? て、馬鹿の暴言?
大恥さらしですか?

や、怖いな…
アイコン from ゆう 15/10/01/ (木) 13:59
おや、新スレになりましたね。
『にごりえ』は私娼窟が舞台ですから───当時は銘酒屋と呼びました───、まさに「そういう話じゃん!」で終わりなのですけれど、文体が作品の命です。流れるような文体と言葉選びの妙味を堪能できるかどうかで好みがはっきり分かれるでしょうね。わたくしは何度読み返しても感嘆のため息をつくばかり。
[No.670]   from古いひと 15/09/17/ (木) 08:48
アイコン
栓抜きの話…。
別に大人になって瓶ビールを飲む経験しなくても
小中学生のときに牛乳屋さんとか駄菓子屋さんで
プラッシーやサイダーを飲む子どもなら必ず経験していたことでしょうにね。
大学生の娘さんをもつ友人が、
娘が20年間、缶切りで缶詰を開けた経験がない!ことに気づき
「あたしの教育が間違っていたか…」と嘆いていたことを思い出しました。
 
ゴミ防止か、不測のケガでの訴訟防止か、
理由はわかりませんが、消費者の便利さの希求って
意図せぬ影響が生じることがありますよね。
かつて、ジュースの缶に物理的に二カ所穴を開けて
コップに注いでいたこともあったなんて
信じられないでしょう。

最近、片岡義男さんの小説を読み返しているのですが
作品中の電話のシーンが面白いのです。
1980年代の著作ですが、
投宿先や自宅でかかってくる電話を受けている。
携帯電話がない時代って、この不便さが良かったなあとしみじみ。
手紙も投函して、配達されて、返信が届くまで、三日とか四日かかるわけで。
SNS時代とは大違い。

ちなみにチッキ、あたしは経験者です。
1978年ごろだったかな?
九州から越後までの国鉄の切符を駅員さんに見せて
ミカン箱二つを預けました。
駅に荷物が着いたら連絡が来るので後日受け取りに行くのだったか?
宅配便全盛の時代に、のんきだったなあと思います。
アイコン from ゆう 15/09/17/ (木) 09:58
毎日新聞の記事によると、小学生の82%がマッチで火をつけられないそうです。
缶切りで缶詰を開けられる子はわずか20.7%。タオルを絞ったことがない子も二割近くいるとか。

●現代の小学生:82%がマッチ使えず - 毎日新聞
http://mainichi.jp/select/news/20150914k0000m040023000c.html

手紙の返事が届くのに三四日かかったのは昭和の話で、明治時代はじつはとても速かったんです。夏目漱石が友人宛に「今夜一緒に晩飯でもどうだね」と葉書にしたためて朝早く投函すると午前中に先方に配達され、相手がすぐさま返書を投函して夕方には漱石の手もとに届き、めでたく一緒に晩餐をともにしたのでした。

チッキ、経験者でしたか。
1978年というとわたくしは十三歳。現物を見た記憶はないのですが言葉だけは知っており、当時は英語に夢中でチッキの語源はきっとチケット(ticket)だろうと勘ぐったのですが、よく考えるとチケットは鉄道の「乗車券」を指すので、語源はたぶん別のところにあるのだろうと調べたらチェック(check)であることがわかってなるほどと感心したおぼえがあります。
from いこちゃん 15/09/19/ (土) 12:42
チッキ、私も知っています。

でも、子供だったので、自ら利用したことは無く、父親とか、田舎から出てきた伯母が『チッキがどうたら...』言っていたのを覚えているくらい。

荷が重いからチッキで送るのでしょう?
それをどうやって家まで運ぶのか? その前にどうやって駅まで出しに行くのか? ???です。
アイコン from ゆう 15/09/19/ (土) 14:58
いこちゃん、やっぱりご存じでしたね。
家から駅まで運んだり駅から持ち帰るのには人力車やリヤカーや自動車を使ったのでしょう。
青空文庫の織田作之助『夜の構図』にこんな一節があります。

「冴子はその夜遅く家に帰った。そして、その夜のうちに、どう口説いたか母親を説き伏せ、一晩中掛って荷物をまとめた。身の廻りのもの一切、冬の着物、夜具、買い溜めていた靴、帽子のたぐいまで、持って行くことにしてチッキにして、劇団への挨拶、友人との別れ、町会への異動申告、みんな一人で半日かけずり廻って済ませ、信吉と汽車の中で食べる弁当まで自分の手で作って、駅へかけつけた。」

何度かに分けてせっせと駅に持参したか、人力を雇ったか、いずれにしても運ぶ方法はいくらでもあったようです。
アイコン from ターコ 15/09/19/ (土) 19:06
明治時代の手紙はまるで貴族の先触れのように贅沢ですね。
私の想像力と知識が貧困なせいで、古い小説が読み難くなってます。キリスト教を知らないで宗教画を見るくらいチンプンカンプンかも。「膏薬」で脳内には伸びーるシップが浮かびます。世界観が台無しです。

片岡義男はダンナが持っていたので沢山読みました。「And I love her」が切り取った情景の書き方が鮮やかですきでした。ダンナ情報によると小説が流行する少し前からFM東京で「気まぐれ飛行船」という深夜番組でパーソナリティーをしていたそうです。

で、栓抜きに戻りますが、ユニバーサルデザインが浸透するのは誰にとっても良い事なのでしょうが、文化が無くなる、というかITに置いていかれそうで、コンチクショウな気分ちょっとなっちゃうのでした。
アイコン from ゆう 15/09/19/ (土) 20:55
「膏薬→伸びーる湿布」の脳内変換がナイス!
ほかにも───
箒と塵取り→ダイソンの掃除機
火鉢→使い捨てカイロ
七輪→ガスコンロ
など、いろいろありそう。

片岡義男は文章がものすごく上手!
小説もすばらしいけれど、1997年に出版した『日本語の外』以来、批評の分野でもめざましい仕事を次々と発表中。

スマホに頼りきり若者たちの中にはパソコンの使い方を知らない人も多いそうで、メールの書き方や送り方を知らない人が少なくないらしいっす。
from いこちゃん 15/09/27/ (日) 20:09
今日は 元NHKアナウンサー、長谷川勝彦氏の朗読会を聞いてきました。
『漱石いろいろ』と題して、3回続きの第一回目。

デビュー作である『吾輩は猫である』から、数か所。
当時、日露戦争が始まった頃で、猫が戦争を引き合いに出していろいろ言っている。
『つまり、漱石先生は戦争を暗に批判している...んでしょうねぇ』と。
猫が『運動』について語っているところは面白かった。明治になって『運動』という観念が輸入され、『吾輩式運動』についてのあれこれ。
鼠と勝負の場面など、聞いてみるとすごく面白い。
こんな事を考えている漱石先生の頭の中が見えるようで、今の我々とちっとも変らぬセンス...考えてみれば別に不思議ではないのだけれど、何だか感心してしまいました。

後半は、漱石の手紙をいくつか。

漱石は手紙を書くのが好きだったんでしょうか?『手紙集』が新書大で二冊あります、と。

正岡子規に宛てた手紙。『まだ面白い話があるんだが、今日はもう疲れたからここまで』と書いて子規に宛てた手紙は、病床で既に重体だった子規を非常に喜ばせたようです。
『猫』は初め、上中下の三巻で出版され、一巻ごとに漱石の自序があるのですが、その中で子規は、「漱石がイギリスから出した手紙が非常に愉快だったから、是非自分が存命中に、もう一度イギリス便りを送って欲しい」と言ってきていた、
のに、自分は諸事情で出さなかったことを悔いて、句を詠んでいます。
つまり、『猫』は子規に捧げられたものでしょう、と。

奥さんへの手紙を何通か読んでもらいましたが、漱石も普通のおじさんだったことが見えて、可笑しかった。
日本から送ってきた奥さんと子供の写真を、暖炉の上に飾っておいたら、掃除のおばさんが「きれいな人ですね」と言う。
すると漱石は、「なぁに、こんなのはおたふくだ、なんてことは無い」などと言っている。
日本人ですね。

いえいえ、皆さんご存知だったかもしれませんが、私は、漱石なんぞ読みにくいという観念に支配されていたので、これからはちゃんと読んでみようか、と思ったわけでございます。

漱石のイギリスからの手紙を見てみると、初めは『候文』だったのに、やがて「候」と「口語」が混じり、次にはもう完全に口語文になっていました。
英語の中で暮らして、変わったんでしょうかね? と。

「武蔵野」が読みにくくて大変でしたけれど、漱石は口語文に変えていった人なのでしょうか?



アイコン from ゆう 15/09/28/ (月) 11:13
漱石の話、楽しいなあ。

運動という概念───体操や競技などで継続的に手足を動かすこと───が輸入されて、この意味で初めて「運動」という語を用いたのは坪内逍遥の『当世書生気質』(1885年=明治18年)で、「鬼ごっこでもはじめやうか。〔略〕運動になっていいぜ」が初出です。『猫』には「運動」がよく出てきますね。第7章で「吾輩は近頃運動を始めた」と語り出して、「運動をしろの、牛乳を飲めの冷水を浴びろの、海の中へ飛び込めの、夏になったら山の中へ籠って当分霞を食えのとくだらぬ注文を連発するようになったのは、西洋から神国へ伝染しした輓近の病気で、やはりペスト、肺病、神経衰弱の一族と心得ていいくらいだ」と述べてますから、舶来の概念だったことがよくわかります。

漱石は手紙を書くのが好きでした。というより、明治の文学青年は誰もが、日ごろしょっちゅう顔を合わせる友だちにもせっせと手紙を書いたんです。気の利いた文を読ませて相手を感心させる遊戯にふけったのでした。
でも漱石と子規を較べると、子規のほうが手紙を書くのが好きだった。漱石曰く、「一體正岡は無暗に手紙をよこした男で、それに對する分量は、こちらからも遣つた」。
子規はもらった手紙を保存するのに熱心な人で、だから漱石から子規にあてた手紙はかなりよく残っているんです。逆に漱石は人からもらった手紙を保存しなかったので、子規から漱石にあてた手紙はほとんど残っていません。

『武蔵野』よりも漱石の文体のほうがずっと読みやすいと思いますよ。
from いこちゃん 15/09/29/ (火) 00:41
さすが!ゆうさん!
ポンと為になるレス。拍手、感嘆!

今のように電話も無いし、メールも無いし。

電話がいこちゃんの家に引かれたのはいつ頃だったかしら?
それ以前は、急ぎは電報、あとは、葉書か手紙でした。

明治の文豪たちが手紙を書かぬわけがありませんね。

今日は、朗読教室の受講生によるミニミニ発表会でした。

『にごりえ』を、ベテラン3人で読んだのを聞きました。
文章で読もうとすると、いこちゃんには、長々わけわからんちん、になりますが、聞くとなかなかよろしい(...何と表現したら良いか)

読んだ方は、「これは朗読した方が分かりやすいの、リズムが自然に出て、目で読むより声に出した方がずっと分かるし、楽しいの、あなたも是非どうぞ」と。
アイコン from ゆう 15/09/29/ (火) 08:37
『にごりえ』は傑作中の傑作ですが、朗読するのは難しいんじゃないかしら。朗読したことがないからわからないけれど。
なにしろ文の息が長いでしょう。冒頭の「おい木村さん信さん寄つてお出よ、お寄りといつたら寄つても宜いではないか」から「表を通る男を見かけて寄つてお出でと夕ぐれの店先にぎはひぬ」まで、長い段落がたったひとつの文で構成される。文字数を数えてみたらなんと1062字。
from いこちゃん 15/09/30/ (水) 00:55
「にごりえ」は文字でいきなり読むと、1,062文字(数えたんですか?!)に負けてしまいます。
句読点もかぎかっこも無いけれど、意味内容を見極めつつ読んでみれば、文章の『節』はあり...
でも、読んだ方が『声に出し読んでみれば自然とリズムが出て、目で読むより楽なのよ』と言うので、昨夜、ちょっとだけやってみました。
うーーん、やっぱり難しいけれど、確かに、目で読むより分かりやすいかな。
聞いていて、自分が目で読んだ時よりずっと、内容が分かりました。

そして、最初の部分は、台詞からそのまま地の文につながってしまうところがよくあるそうで、そう書いてあるのでリズムが出てしまうのだと、読み手は言っていました。

「それにしても、この時代の人はこんな喋り方をしてたのかなぁ? 違うんじゃない?」 と先生。

それにしても、樋口一葉はよくぞこんな文章を書いたものだ、と思います。
頭の中はどうなっていたんだろう?
すごいですね。
アイコン from ゆう 15/09/30/ (水) 08:50
あ、なるほど。人に聞かせるのではなく、あくまでも自分が理解するための朗読なのね。声に出して読むと内容がわかりやすい。一理あると思います。
台詞をそのまま地の文につなげる書き方は自由間接話法といって、近代小説の重要なテクニックのひとつ。『にごりえ』の冒頭はこのテクニックが滅法上手で、たしかにリズミカルな効果をあげてますね。樋口一葉は天才!

文字数を数えるのは簡単なのよ。エディターとかWordにコピーすればパソコンが勝手に文字の数を数えて表示してくれるんです。
[No.668]   fromターコ 15/08/28/ (金) 04:50
アイコン
23歳の甥っ子。「栓抜き」を知らなかったよ。
家ではプルリングのビールしか見たことなかったらしい。

アイコン from ゆう 15/08/28/ (金) 07:44
ひょえ〜。
栓抜きを知らない甥御さんにも驚いたけど、午前4時50分にカキコするターコさんにも驚いたわ。
アイコン from S先生の奥様 15/09/02/ (水) 22:41
すんません、お二人のやり取りを読んで単純に大笑いしました。

「栓抜き」や「ひねる蛇口」を知らない子供が増えているので、てこの原理を教える方法が昔と今では違うらしいですよターコさん。

理科の授業では、「ガスバーナーの使い方」で、「赤の炎より青の炎の方が温度が高い。君たちの家のガスコンロも青い炎だろう?」ときくと、「うちはオール電化です」と言われちゃうんだって。
アイコン from ゆう 15/09/03/ (木) 10:08
オール電化かあ。炎というものを見る機会がないのね。ローソクも使わないだろうし。
今どきの小学生はダイヤル式電話のかけ方を知らないのよね。当然といえば当然ですわ。
アイコン from ターコ 15/09/03/ (木) 16:51
不眠で悩んでます。気温的には楽になったけどね。
缶切りもこの前使ったのが何時なのか思い出せません。お盆のロウソク&線香もチャッカマンでした。
最近、女学校卒の上品なおばあさま方とお話しする機会がありましたが、女性言葉が私は使えませんですわますわ。
ねえ、ゆうさんはチッキって知ってる?
アイコン from ゆう 15/09/03/ (木) 17:42
チッキって、むかし鉄道の駅で手荷物を預けるときに受けとった引換証の、あのチッキかな? 完全に死語ですね。

それはそうと不眠。つらいですね。睡眠導入剤は飲んでますか? 薬で眠るとだいぶ楽になりますよ。
アイコン from ターコ 15/09/03/ (木) 18:04
年強って何ですか? 年々強くなるんですか?
チッキ、私は知りませんでした。何故ゆうさんが知っているんだ。

睡眠導入剤もあまり効果が無いですね。羊は数え尽くしたのでイワシでも数えます。
アイコン from ゆう 15/09/03/ (木) 18:19
「年強(としづよ)」と「年弱(としよわ)」は、人の年齢を数え年で言うのがふつうだった時代の言葉です。
満年齢とちがって数え年の場合、元日になるとみんないっせいに一歳年をとりますよね。でも実際は、ある年の元日に生まれた人と大晦日に生まれた人とでは一年の開きがある。そこで、一年の前半に生まれた人を「年強」、後半に生まれた人を「年弱」って呼んだんです。
河野多惠子さんの短篇を読んで思わず「懐かしい!」と思ったのですけど、わたくしは戦後二十年経って生まれたので数え年の風習にはなじみがありません。でも「年強」という言葉はどこかで聞きかじったことがあって、久しぶりに小説でお目にかかったのでした。

睡眠導入剤、効果がないんですか? つらすぎます。もしかして服用量が足りないのかも。
わたくしはエバミール1mg錠を常備して、眠れないときは一錠、それでも眠れないときは二錠飲むようにしています。
[No.666]   fromいこちゃん 15/08/15/ (土) 15:41
終戦記念日の今夜、

NHKBSプレミアム 夜9時半〜11時 
「ドキュメンタリードラマ 戦後ゼロ年」
昭和20年、国家が崩壊した日本人は「戦後ゼロ年」とも言うべき時代をどう生き抜いたか

という番組があります。

番組は勿論ですが、ここは 意味なし掲示板なので、意味無い?情報も入れて...

この番組のナレーションを担当する 長谷川勝彦氏(元NHKエグゼクティブアナウンサー)は、私がNHKカルチャーで教わっている『朗読』の講師です。

それまで習っていた講師が、年のせいもあってか?、金正日化はなはだしく、我慢出来ず脱北。まだこのクラスに入って2か月ほどですが、初めから長谷川氏だったらなー、と思う...

聴いてみて、いや、番組を見てくだしゃい(おじぎ)

アイコン from ゆう 15/08/15/ (土) 19:14
長谷川勝彦さんって「NHKスペシャル」のナレーションを長くつとめた人ですね。朗読のプロ中のプロに教えてもらえるのはありがたいですね。
ご紹介して下さったドキュメンタリードラマ、さっそく録画予約しました。
新しいカキコ
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