舞台通信  noticias de índole cultural, sobre todo de teatro, cine y literatura

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2014年12月31日(水)

2015年初頭注目の舞台
Lo que hay que ver en 2015

エル・パイス紙のアウロラ・インツァウスティ記者が2015年初頭のスペインの注目作品をピックアップ。

まず『マリアの遺言』で大評判をとったブランカ・ポルティーリョが演出を手がける『ドン・フアン・テノーリオ』 Don Juan Tenorio がパボン劇場に登場。台本はフアン・マヨルガ。主役はホセ・ルイス・ガルシア・ペレス。

マリオ・バルガス・リョサは未刊行の自作戯曲『ペストの物語』 Los cuentos de la peste に俳優として出演。演出はジュアン・オリェー。ボッカッチョ作『デカメロン』の挿話のうち八話にもとづく、欲望をめぐるドラマ。

マドリードの国立ドラマセンターでは2月18日までエルネスト・カバリェーロ演出によるイヨネスコの『犀』を上演。その後は〈秋から春への演劇祭〉の一環としてロベール・ルパージュ演出による『注射針と阿片』 Agujas y opio、イザベラ・ロッセリーニの『グリーン・ポルノ ライブ・オン・ステージ』 Porno verde, en vivo en escena が控えます。

カタルーニャでは1月15日からムンジュイックのテアトラ・リウラでリュイス・パスクアル演出、ヌリア・エスペル主演の『リア王』が始まります。共演はジョルデ・ボスク、ラウラ・コネヘーロ、ミリアム・イスクラ、ラモン・マダウラ、フリオ・マンリケ、ダビ・セルバスほか。1月20日にはセルジ・バルベル演出によるラシーヌの『フェードル』 Fedra がルメア劇場に登場。主演はエンマ・ビララサウ、共演はメルセ・サンピエトロ、リュイス・ソレルほか。3月12日にはオリオル・ブロッギ演出による『特別な一日』 Una giornata particolare が初日を迎えます。主演はクララ・セグーラとパブロ・デルキ。

カタルーニャ国立劇場(TNC)では1月22日からダンサーで振付師のセスク・ジュラベルトが『Foot-ball』を初演。舞踊によるサッカーへのアプローチで、イサキ・ラクエスタ監督の映像作品も上演。同劇場では2月12日からエドゥアルド・デ・フィリッポ作『劇作法』 L'art de la comèdia を上演。演出・主演リュイス・オマール、共演はアンドレウ・ベニート、ジョアン・カレーラス、リュイス・ビリャヌエバ。その後は5月20日にジョアン・サラスがスペイン内戦をテーマに書いた小説『不確かな栄光』 Incerta glòria をアレックス・リゴラが舞台化。そして7月2日にはリュイサ・クニリェー作『フランクリン通り』 El carrer Franklin をジュゼップ・マリーア・フルタッツが演出。4月16日はデュレンマット作『フランク五世』 Frank V がセルジ・バルベル台本、ジュゼップ・マリーア・フルタッツ演出によりお目見え。

2014年12月16日(火)

舞台芸術アカデミー、名誉会員を十人選出
La Academia de las Artes Escénicas elige a sus diez primeros miembros de honor

今年四月に設立されたスペイン舞台芸術アカデミーの初代名誉会員として十人が選出され、昨日マドリードの学生館(Residencia de Estudiantes)において任命式が行われました。選出されたのはコンチャ・ベラスコ、フランシスコ・ニエバ、ホセ・ルイス・ゴメス、ホセ・モンレオン、リュイス・パスクアル、ナチョ・ドゥアト、ヌリア・エスペル、プラシド・ドミンゴ、テレサ・ベルガンサ、ビクトル・ウリャテの十人。アカデミーの会員は演劇と舞踊に携わる二百四十名で、会長はホセ・ルイス・アロンソ・デ・サントス。

2014年12月1日(月)

チェベレにスペイン国家演劇賞
El Nacional de Teatro premia el compromiso de Chévere

2014年度スペイン国家演劇賞はガリシアを拠点に活動する創立二十七年の劇団チェベレに決まりました。写真の三人は劇団員で上からミゲル・デ・リラ、パトリシア・デ・ロレンソ、シェスス・ロン。もう一人メンバーとしてマヌエル・コルテスがいます。

四人が集団で創作するコントが持ち味で、作品をつくる際は必ず四人が合議します。エル・パイス紙のショセ・マヌエル・ペレイロ記者が電話で受賞コメントを求めたところ、電話に出たミゲル・デ・リラは「ありがとう、でも二三時間後にみんなで話し合う予定なんだ。今回の受賞をどう受け止めるか、会議を開くんだよ。あとでこちらから電話するよ」との返事。コメントも合議により発表するのです。旗揚げ作品は『リオ・ブラーボ』 Río Bravo で、昨年は映画『レザボア・ドッグス』をヒントにEU(ヨーロッパ連合)を描いた『ユーロゾーン』 Eurozone を国立ドラマセンターのバリェ=インクラン劇場で上演しました。そのほかの代表作として二十年に渡って上演を続けている『ウルトラノイテス』 Ultranoites があり、各地を巡業してその土地のアーティストをゲストに招きコントを繰り広げる作品。

選考委員はモンセラート・イグレシアス・サントス、クリスティーナ・サントラリア、グレゴリア・ナバーロ、イツィアル・パスクアル、ロベルト・パスクアル、ホセ・マヌエル・サンチェス・ヒメネス、エウセビオ・カロンヘ、サルバドール・スニェール、ホセ・ラモン・バレア。