舞台通信  noticias de índole cultural, sobre todo de teatro, cine y literatura

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2013年10月30日(水)

バルセロナ最古の劇場、リニューアルしてカフェ・テアトロに
El Principal reabre como café-teatro

2006年に閉鎖されたバルセロナ最古の劇場、プリンシパル劇場がカフェ・テアトロとしてリニューアル・オープンしました。正面ファサードはまだ改築工事中のため布で覆われています。設立は16世紀初頭で、サン・パウ病院の運営費捻出のために建てられました。今月6日、7年ぶりに活動を再開。11月1日に正式にオープンします。

キャパ約600人の大劇場とキャパ約300人のラティーノ劇場(かつての成人向け映画館)から成り、大劇場ではミュージカルやコンサートを行い、ラティーノ劇場では午前中にドキュメンタリー映画や短編映画を上映し、夜は演劇やライブを行います。芸術監督は俳優のトニ・アルバ。劇場のオーナーはバラニャー・グループ。

2013年10月25日(金)

アストゥリアス皇太子賞
Oviedo vive intensamente la semana de los Premios Príncipe de Asturias

毎年秋の恒例行事、アストゥリアス皇太子賞の授与式が本日オビエドのカンポアモール劇場で行われます。芸術賞に映画監督で劇作家のミヒャエル・ハネケ、文学賞はアントニオ・ムニョス・モリーナ。

2013年10月7日(月)

東京でガリシア映画特集
El cine gallego se instala en Tokio

ガリシアを舞台にした映画の上映会がセルバンテス文化センター東京において開催中です。期間は10月5日から12月20日まで。作品は以下の六作品。

日にちタイトル監督
10月5日海を飛ぶ夢アレハンドロ・アメナーバル
10月12日蝶の舌ホセ・ルイス・クエルダ
10月19日ガリシアの獣/ロマサンタパコ・プラサ
10月25日海を飛ぶ夢アレハンドロ・アメナーバル
11月23日星の旅人たちエミリオ・エステベス
12月20日使徒フェルナンド・コルティソ

スケジュールの詳細はセルバンテス文化センター東京のサイトをご覧下さい。

2013年10月3日(木)

演劇界の十大迷信
Las diez principales supersticiones del mundo del teatro

演劇界や舞台関係者のあいだに広まっている迷信に関するABC紙の記事というかコラムです。

  1. 黄色は禁断の色
    黄色は忌まわしい色で、客席に黄色の衣服を見かけただけで緊張する人もいるとか。定説によると由来はモリエールで、1673年に『病は気から』を上演した際、モリエールは黄色い服を身につけており、芝居の真っ最中に体調が悪くなり数時間後に自宅で急死。国によっては暗紫色を不吉な色とするところもあるらしい。
  2. 幸運を祈るのは不吉
    舞台初日に幸運を祈るのは不運を招くのと同義。そこで敢えて〈脚を折れ〉 Rómpete una pierna とか〈クソ〉 Mierda などマイナスイメージの言葉を口にするのが吉。どちらもエリザベス調演劇の習慣に由来するらしい。〈脚を折れ〉の由来は不明だが、当時は俳優がうまい演技をすると客が祝儀の小銭を舞台に投げ込み、俳優がしゃがんで金を拾ったので、これが起源ではないかとの説あり。〈クソ〉はフランス演劇界で広く普及したフレーズ。その由来はおそらく観客が馬車で劇場にやって来るので、盛況であればあるほど劇場のまわりに馬車馬が多くひしめき、従って馬が残す糞も多くなるからではないかとのこと。
  3. マクベスは呪われた言葉
    シェイクスピアの名作『マクベス』ですが、〈マクベス〉と口にするのは不吉で、代わりに〈スコットランドの作品〉と言い換えるのが吉。作品自体に呪いや不吉な出来事が多く書き込まれているからという説があり、また1606年に『マクベス』を演じた俳優が突然発病して舞台裏で息絶えたのが由来という説もあります。
  4. 口笛は禁止
    舞台上で口笛を吹くのは不運を招く行為。かつて舞台裏でスタッフと演出家が指示を出し合うのに口笛を使うしか方法がなかった時代があり、この指示にはこの音という具合に口笛がコード化されていた。だから口笛はタイミングと意味が肝腎で、やたらに吹くのは御法度とみなされるようになったらしい。
  5. カーネーションのプレゼントは御法度
    初日のお祝いとして俳優の楽屋に花束を届けたいとき、カーネーションを贈るのは御法度。19世紀に劇場が女優との契約を延長する際バラを贈り、反対に解雇するときはカーネーションを贈る習慣があったことに由来。
  6. クジャクの羽は不吉
    クジャクの羽を使った公演では事故や災難が次々に起きるそうで、また悪魔の眼を思わせるあの模様は邪眼に通ずるというので、これも不吉。
  7. 照明は必ず一つ灯しておくべし
    ステージを完全な闇に沈めると幽霊が出るので、照明を落とすときは必ずどこか一ヶ所だけでも明かりを灯しておくのがルール。
  8. 毛糸の編物は禁止
    出番の少ない俳優は楽屋で長時間待たされるので、暇つぶしにいろんなことをして過ごしますが、毛糸で編物をすると全出演者にとって不運をもたらすそうです。
  9. 鏡に注意
    鏡が割れるのはどこの世界でも不吉な証拠。
  10. 枕の下に台本
    枕の下に台本を置いて眠ると台詞が覚えやすくなるという人がいる一方、それは不吉だとみなす人もいるそうです。

2013年10月2日(水)

75セントのオペラよさようなら NYシティ・オペラ破産申請
Adiós a la ópera de los 75 centavos

ニューヨーク市民が気軽に楽しめるオペラを提供してきたニューヨーク・シティ・オペラが財政難のため破産申請を行いました。ここはプラシド・ドミンゴがオペラ歌手としてデビューした歌劇場です。1966年2月、アルゼンチンの作曲家アルベルト・ジナステラによる歌劇『ドン・ロドリーゴ』で主人公の西ゴート族の王を演じました。歌劇団が結成されたのは1943年。翌年2月21日にオープニング作品としてプッチーニの『トスカ』を上演。当時の入場料は75セントでした。

2013年10月2日(水)

マドリード、クアトロ・カミーノスのルノワール座閉館
Los cines Renoir de Cuatro Caminos echan el cierre esta noche

マドリードで字幕スーパー版の良質な映画を上映してきたクアトロ・カミーノスのルノワール座が9月30日に閉館しました。開館は1986年。市内に残るルノワール座はプリンセサ通りとスペイン広場、レティーロの三ヶ所に。60年代に15軒の映画館があったテトゥアン地区は映画館が一軒もなくなってしまいました。作家主体の作品を主に扱い、ルノワール座の経営母体でもあった配給会社 Alta Films が5月に倒産したのが原因。午後10時45分の最終回に上映された作品はイタリアのガブリエレ・ムッチーノ監督作『最後のキス』でした。